残雪の仙丈ヶ岳でサーロインステーキ
- GPS
- 17:13
- 距離
- 36.3km
- 登り
- 3,003m
- 下り
- 2,980m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 8:52
- 山行
- 9:43
- 休憩
- 3:50
- 合計
- 13:33
天候 | 1日目 曇り後みぞれ 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口に登山ポスト。 戸台川右岸のダート道は第1堰堤まであります。 ピンクテープに従って左岸に渡ると樹林と河川敷を進むと角兵衛沢徒渉地点に着く。 道は不明瞭な所もあり、どこを歩いても上流まで行けばたどり着くが、整備されてる樹林を歩くのと岩ゴロゴロの河川敷を歩くのでは体力消耗が違う。 徒渉は2か所に木の橋がかかっているが上流側の橋のが安全に渡れます。 八丁坂への入口は標識、ピンクテープを見落とさないように。 八丁坂〜北沢峠まで明瞭な道です。 雪、凍結は大平山荘の手前からありました。 北沢峠〜二合目まで夏道も出てるが雪、凍結有り。 二合目〜アイゼン必要な雪道です。 五合目までの樹林は沢山の雪が有ります。 六合目より稜線は夏道は出てなくピッケル必要な雪山です。 |
その他周辺情報 | この時期は小屋は閉まっています。 長衛小屋(旧北沢駒仙小屋)の水場は出ていました。 長衛小屋の隣に冬期小屋が開放されてました。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
ソフトシェル
フリース
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
非常食
調理用食材
調味料
飲料
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ポール
テント
テントマット
シェラフ
スノーシュー
ストック
|
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感想
二日間の休みを山行計画。
いくつか候補の中から天候と状況調査した結果、仙丈ヶ岳に決定。
当日まで迷って決めたので出発も遅くなって戸台登山口には9時30分過ぎに到着した。
登山届をポストに出して支度した。
駐車場には他に車はなく静かな山行のスタートとなった。
久しぶりの戸台からの仙丈である。
長い河原歩きも前回より元気良く歩けた。
1時間30分程で角兵衛沢徒渉点に到着。
既存の頼りない木の橋を渡る時に滑り易く危なかった。
すぐ上流にもう1つの橋に気付いて見てみると新設なのか?こちらのが安全に渡れそうでした。
八丁坂の上りはキツイ思い出しかないけど、やっぱりキツかった。
上り終わった標識の前で休憩した。
昼過ぎだったので、うどんを作って食べた。
3年前の同じ季節にこの場所でラーメンを食べたのを思い出す。
ボーッと休憩してたら空からカチカチ何か落ちてきた。
雹が降ってきたので支度して先を急ぐ。
小雨からみぞれ雨で止む気配はなく日陰は白く積り始めた。
大平山荘の手前から凍結があり、軽アイゼンを使った。
14時45分 北沢峠に到着した。
久しぶりのテントなのに天気はみぞれ雪で気分は落ち気味で少し先の長衛小屋へ向かった。
小屋前の軒下で荷物下ろして雨宿りしてテント場を見ると降りしきる雨で幕営の気力を削がれた。
隣に冬期小屋が開放されていたのでお借りすることにした。
6畳くらいの小屋は新しくてキレイ、窓はあるけど雪対策の板で被われて中は薄暗い。
コンクリートの上にマット敷いて寝るのも落ち着かないので中にテントを張った。
降ってなければ仙水峠〜甲斐駒方面にお散歩に行く予定だったけど、する事ないので持参した酒を飲んだり、食べたりしてると今日の天候は仕方ないって諦めてもついた。
気持ち切り替えて明日の天気に期待する。
夕方に外に出ると雨は上がり空が明るかったので簡単に出かける支度して仙水小屋まで50分くらい散歩して戻った頃はすっかり暗くなり冷え込んできた。
このあと再び飲み食いを楽しんで就寝した。
翌朝4時00分起床。
朝ご飯にパンとコーヒーを食べて出発準備を整えた。
4時50分出発。
小屋から道路まで凍結があるので軽アイゼンを使い、林道に出るとすぐ向かいの仙丈 二合目登山口に入った先から夏道と凍結、雪で踏み抜き気味なところもあった。
二合目で北沢峠からの道と合流。
三合目の手前で太陽が差してきた、ちょうど栗沢山山頂からの日の出だった。
尾根に上がると雪が少ない所があったけど四合目では完全な雪道となった。
雪道はそれなりに歩かれていて数日前と思われるトレースを探りながら締まった雪を狙って踏まないと膝まで埋まる。
大滝の頭に6時25分。
六合目手前で森林限界に出ると青空で迎えてくれた。
六合目でセルフ撮影したり北岳、甲斐駒ヶ岳の回りの山々を見てテンションは上がった。
小仙丈ヶ岳への急な上りに差し掛かる頃は雪で真っ白の景色に真っ青の空。
気持ち良い稜線歩きは西からの風も弱めで快適。
周りの景色ばかり見てしまい足が進まない。
小仙丈ヶ岳に着くと更に景色は素晴らしい。
北岳の向こうに富士山がはっきり見えた。
先に歩く稜線が見えて興奮と大変さで複雑な気持ち。
標識から幅広い尾根道の先の核心部とも言える区間を楽しみながら歩く。
晴れているが気温は低めなので雪の状態は良くアイゼン、ピッケルが効く感じ。
振り返っても小仙丈ヶ岳が見えなくなってからしばらく進むと、仙丈ヶ岳の山頂が見えてきた。
いくつかの小ピークを越えて山頂への最後の短い上りにたどり着く。
いろんな思いの中、数メートルを歩いて登った。
9時36分 仙丈ヶ岳 登頂。
迎えてくれた頂上は仙丈ヶ岳の標識の後ろに中央アルプス、南アルプス南部の塩見岳、赤石岳の3000段、遠くに笊ヶ岳、間ノ岳、北岳、富士山、鳳凰山、アサヨ峰、甲斐駒ヶ岳、鋸岳、入笠山、八ヶ岳。
素晴らしい景色を見せてくれた天気に感謝。
誰もいないので標識の横でのんびり休憩する。
風は弱めだが長時間だと冷えるので上下共に防寒着を着込んだ。
雪の上に椅子を出して手の届く範囲に荷物を広げた。
大事に保冷して持ってきたサーロインステーキを絶景の中で焼いて食べるその旨さは最高でした。
滞在の主な時間はSNSしたり、飲んだり食べたり、ボーッと、至福の時でした。
3時間の休憩を切り上げて12時40分に下山開始。
楽しんだ山頂にお別れして小仙丈尾根を引き返す。
休んだ身体は軽快で帰り道は慎重かつハイペース。
この時間は雪が腐り気味なので急斜面はバックステップで下った。
40分で小仙丈ヶ岳まで戻るとちょっと一息。
ここから電話の電波がなくなるので安否連絡した。
景色も名残惜しいが登山口まで長いので先を急いだ。
樹林まで下ると踏み抜きする所が出てきて注意して足を置く場所を読みながらハイペースで下りた。
二合目を過ぎて夏道も多くなり、軽アイゼンに交換した。
長衛小屋に14時46分。
山頂から2時間と思ったより時間がかかった。
小屋に残してあったテント、寝袋、マットなど回収して帰り支度を済ませた。
テントを入れたザックは重くて肩に食い込む。
15時15分に長衛小屋を出発。
北沢峠〜大平山荘〜八丁坂〜角兵衛沢徒渉〜戸台川歩き。
長い道を楽しみながら歩くことであっという間でした。
18時21分、日没前には戸台登山口に下山しました。
暖冬と言われる年にも残雪の仙丈ヶ岳は沢山の雪で楽しませてくれました。
雪の仙丈、最高ですね!
お疲れ様でした!
雪の稜線、甲斐駒・北岳の雄姿、山頂でのサーロインステーキ ...
憧れの雪の仙丈への想いが益々高まってきました。
いつかきっと、ここを歩く夢を実現したいと思います。
素晴らしい写真の数々、楽しませていただいました!ナイスレコ!
shinさん、はじめまして。
ありがとうございます!
いい時にいい天気で歩けた仙丈ヶ岳でした!
shinさんの仙丈ヶ岳が最高の景色になることを願っております。
最近お会いする度に候補の山でちょいちょい仙丈ケ岳の名前が出てたでしょ?
去年ぐらいから行こう行こうと思いながらも行けてなかったのでこんないい天気で独り占めはすっごく羨ましいです。
仙丈は何回も登ってるけど今のところ晴れとガスが半々ぐらい。
雪のある時期でこんな天気に当たりたいです。
今年は雪がある時期は仕事のこともあるしちょっと難しそうだけどまた来年も積雪期の候補に上がり続けるだろうなぁ
なんとなく遠く感じる仙丈ヶ岳。
今回も迷って決行したんだけど、お天気大当りだった。
一緒だった甲斐駒ヶ岳以来、農鳥、仙丈と青空見れてる良い感じ。
仕事落ち着いたら、休み会えば一緒に行きたいね!
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