笠山・堂平山・大霧山(白石車庫BS〜三夜前BS)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,227m
- 下り
- 1,357m
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
3か月ぶりの山行。丹沢方面に向かうつもりで意図していた時間に起きられず、急きょ予定変更して東上線に乗り込んで小川町へ。白石車庫行きのバスはちょうど座席が埋まる程度。何度か来ている外秩父エリアだが、皆谷より奥に入るのは初めて。槻川を遡った谷筋の奥に白石車庫のバス停がある。
しばらく舗装路を歩くと前方に柴犬。かつて皆谷バス停から笠山に登ること2度、いずれも途中、番犬としての任務を忠実に果たす柴犬がものすごい勢いで飛び出してきて吠え掛かられた嫌な思い出が蘇るが、ここの柴犬はとても人懐こい。
白石車庫から笠山への分岐点には道標がなく、漫然と歩くと笠山峠への七峰縦走の道標に従いそうになるところだが、柴犬の手前で左に入る舗装路が笠山への道である。舗装路をしばらく行ったところにある民家の前まで来ると、笠山を示す大きな道標が複数掲げられている。
杉林の中を、林道と2回交差しながら高度を稼いでいくと、笠山の山頂が間近に見える七峰縦走路にぶつかる。笠山山頂付近はツツジが多いが、まだつぼみが多い。神社が立つ東峰からも、木々の間から眺望が得られる。
次なる堂平山を目指して先ほどの分岐まで戻るが、白石車庫への分岐には道標はない。この付近、七峰縦走路や関東ふれあいの道以外の道標は決して充実しているとは言えない。林道まで下り、堂平山を目指す登りには新道が開かれている。新道の方が明るい雰囲気。開けたパラグライダーの滑走場が右手に現れると、旧天文台も前方に大きくなってくる。
車や自転車も多く来訪する天文台の建物では、今は売店が開かれていて、山頂でのんびりしながら軽食をとることができる。多少の風はあるとはいえ、春霞で遠望はそれほど望めない。いったん車道に下りてから、電波塔が立つ剣ヶ峰山頂への階段道を登る。七峰の一つに数えられるとはいえ、無粋な山頂で、登降の労を考えると巻いてもよいようなところだが、山頂には山吹の花が一片の妙味を添える。
下った白石峠には多くの自転車が休み、ワゴンの売店も出ていた。再び急階段の縦走路をたどる。このコースはいくつもの峠を越えていくので、アップダウンが多いのが特徴である。定峰峠にも自転車が多い。牧草地ごしに笠山方面を眺めながら進むと、山道が交差する旧定峰峠。ここから大霧山まではもうひと登りである。
大霧山頂は、季節のせいか、樹木が育ってきているのか、これまでここで経験したような、抜けるような解放感あふれる展望への感動はそれほど得られなかった。昼時で人も多く、あまり長居せずに山頂を後にした。
粥新田峠への下山路にもバイパスができていて、「オススメ」の文字に従い新道を行く。合流点から上を見返すと、旧道は階段が荒れており、新道を通ってきて正解。峠直前で高原牧場入口バス停への道に入る。関東ふれあいの道ではあるが、あまり歩かれない静かな道。この道を辿れば、蓑山までつないで登ることも可能だが、この日は、常楽寺、二十三夜寺に詣でて、三夜前バス停を終点とする。
西武秩父行きのバスは秩父市内の混雑で大遅延。不機嫌なあの花バスを坂氷で降り、賑わう羊山公園の芝桜の丘へ。芝桜は見ごろを過ぎたのか、鮮やかなコントラストはやや期待外れ。横瀬まで歩き、武甲温泉で汗を流してから、レッドアローで東京へと戻った。
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