庚申山から皇海山

2016年04月30日(土) ~ 2016年05月02日(月)

• GPS: 18:06
• 距離: 36.0km
• 登り: 3,378m
• 下り: 3,359m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:19
• 休憩: 0:30
• 合計: 2:49

13:03 スタート地点
14:07 14:36 一の鳥居
14:39 14:40 庚申七滝
15:52 庚申山荘

2日目

• 山行: 11:06
• 休憩: 0:58
• 合計: 12:04

5:40 庚申山荘
6:49 6:55 庚申山
7:29 7:30 駒掛山
8:05 8:13 薬師岳
9:29 9:29 鋸山
10:16 10:20 不動沢のコル
11:24 11:28 皇海山
12:09 12:10 不動沢のコル
13:07 13:15 鋸山
14:11 14:35 六林班峠
17:27 17:28 天下の見晴分岐
17:34 17:35 天下の見晴
17:39 17:39 天下の見晴分岐
17:44 庚申山荘

3日目

• 山行: 2:49
• 休憩: 0:02
• 合計: 2:51

6:50 庚申山荘
8:03 8:05 庚申七滝
8:07 8:07 一の鳥居
9:41 ゴール地点

天候

4月30日：晴
5月1日：曇り後晴
5月2日：曇り後晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

かじか荘の少し先に駐車場があります。
その先の林道のゲート前にも数台停める余地があります。
駐車場でもゲート前でも距離的に大差はありません。

コース状況／危険箇所等

庚申山荘から庚申山の登りは鎖場や梯子が沢山ありますが、取り立てて危険な場所はありません。（ルートを外すと危険なのは勿論です。）

今回のコースで、要注意なのは次の3個所です。

�〔�師岳から鋸山の間の岩場

薬師岳から尾根が痩せてきて、北側の松木沢へ切れ落ちている所もあります。道は安定していても踏み外せば致命的な所もありますので注意した方が良いです。
白山という古い山名板のあるピークから岩場が始まります。最初は20m程の岩場の下りで、出だしが土なので少し滑り易いです。
次の岩場は40m程の登りで、岩壁基部をトラバースして、岩壁の際に梯子、ロープと針金が付けられています。
この岩壁が終わって樹林の中を登り、小さなピークを超えてコルに降りる所が少し嫌な感じです。3〜4m程の急な岩場で鎖もロープもなく、灌木はあるものの切れ落ちている所を降りるので緊張します。
この後も岩場は続き、長めの梯子を降りて登り返せば鋸山の山頂です。

鋸山から不動沢のコルへのも、ロープが付けられた岩場があります。


��鋸山から六林班峠

鋸山から下って来て暫く小さなアップダウンのある所を歩き、山と高原地図で女山と書かれたなだらかなピークへの下りから笹藪が始まります。踏み跡はハッキリしているので迷い易い訳ではありませんが、踏み跡が分散気味の所もあるので赤テープ等の目印に注意した方が良いです。


�Ｏ士喩鋲修�ら庚申山荘へのトラバース道

昭文社の山と高原地図では赤実線のコースですが、道が細くて傾いていたり、笹で滑りやすい等、足場の良くない所もあります。特に谷を横切る前後は急斜面のトラバースだったりするので要注意です。
他の山域の地図では赤破線になっているようなルートだと思います。

その他周辺情報

庚申山荘宿泊料：２０５０円（１泊）
国民宿舎かじか荘で申し込みます。

かじか荘の庚申の湯は１０時半からで、料金は６１０円

写真

4/30 13:06

かじか荘の少し先にある駐車場に車を止めます。

4/30 13:53

林道歩きの途中にも、こういう見所があります。

4/30 14:07

一の鳥居をくぐって庚申山荘へ向かいます。

4/30 15:01

古くからの信仰の道です。

4/30 15:17

言われなければ、カエルと見るのは少し苦しいかも・・・

4/30 15:32

仁王門

4/30 15:45

猿田彦神社跡
ご神体は庚申山荘の中にあるようです。

4/30 15:54

庚申山荘、思っていたより大きな小屋でした。

5/1 5:49

庚申山へは山荘の背後の岩山へ向かいます。

5/1 5:55

裏見の滝付近

5/1 6:04

梯子や鎖で道は整備されています。

5/1 6:05

初の門
くぐらなくても良いのだけど、物好きは通ってみたくなるのです。

5/1 6:17

一の門

5/1 6:18

一の門を上から見ると、こんな感じ。

5/1 6:21

楽しい道でした。

5/1 6:48

袈裟丸山

5/1 6:50

庚申山山頂

5/1 6:57

皇海山が見えました。
思ったより近くに感じましたが、それなりに時間がかかりました。

5/1 6:57

雲がかかっていて白根山は見えません。

5/1 7:18

笹薮があります。ルートは左端と2本の木の間を通っています。この藪はそれ程長くはありません。

5/1 7:41

ここは展望はなし。

5/1 8:07

薬師岳、ここも展望なし。

5/1 8:19

尾根が痩せてきます。

5/1 8:25

この先から核心部の岩場が始まります。

5/1 8:24

皇海山が大きくなってきました。

5/1 8:25

鋸山はすぐ近くに見えているのですが・・・

5/1 8:35

正面に見える岩場は左端を登ります。
ロープと梯子があるのが分ります。

5/1 8:35

最初の鎖場、出だしが土で少し滑ります。

5/1 8:38

右のリッジの方は傾斜が少しゆるいけど鎖が振られるので、思い切って下に降りた方が良いです。

5/1 8:45

降りて来た鎖場の全景。

5/1 8:47

岩場の基部のトラバース、ここにも鎖があります。

5/1 8:56

先程の岩場を降りている人がいます。

5/1 8:56

庚申山方面、左側の三角形のピークはオロ山と言うらしい。

5/1 9:10

正面のピークの下りは鎖が無く、切れ落ちているので少しイヤらしい所でした。

5/1 9:10

ここも両側が切れ落ちているので油断は出来ません。

5/1 9:16

この梯子を降りてきました。

5/1 9:21

鎖の無い岩場を登れば、ほぼ終了です。

5/1 9:30

鋸山山頂

5/1 9:31

距離は短かったけど、なかなか険しい道でした。

5/1 9:40

鋸山から不動沢のコルへの下りも急で、ロープが付けられた岩場もあります。

5/1 10:03

鋸山

5/1 10:18

越えて来た一つ一つのピークが分ります。

5/1 10:19

不動沢のコル
ここから人が多くなりました。

5/1 11:35

今シーズン最後の雪でしょうね。
アイゼンをつける程ではありません。

5/1 11:20

青銅の剣が出てくると山頂はすぐです。

5/1 11:23

皇海山山頂

5/1 11:22

多くの人は不動沢から登って来たようです。

5/1 11:50

ここから見る鋸山も良い感じです。

5/1 11:51

袈裟丸山方面

5/1 13:13

庚申山と六林班峠の分岐まで戻ってきました。

5/1 13:16

鋸山を下れば、大きなピークは在りませんが、細かいアップダウンはあります。

5/1 13:24

こちらから見る鋸山に険しさはありません。

5/1 13:46

笹薮が始まりました。
踏み跡は明瞭ですが、分散している所もあるので赤テープの目印にも注意します。

5/1 13:52

庚申山

5/1 14:14

六林班峠

5/1 14:38

六林班峠からトラバース道に入って暫くも、藪っぽい道です。

5/1 14:57

特に問題にはならないだろうけど、沢を渡る前後は足場の悪い所もあります。

5/1 15:33

こういう所でロープが付けられている所もあります。

5/1 16:15

今にも落ちてきそうな岩です。
でも、木が生えているから何十年もここに在るのでしょう。

5/1 16:58

欅平の辺りはいい感じです。

5/1 17:34

天下一展望台からの庚申山

5/1 17:35

袈裟丸山？

5/1 17:36

岩の上が天下一展望台

5/2 6:49

二晩を過ごした庚申山荘を後に、あとはのんびり下るだけです。

5/2 7:20

鏡岩

5/2 8:05

庚申七滝
わざわざ見に寄るほどの滝ではないような・・・

5/2 10:00

かじか荘の前の八重桜は満開でした。

5/2 10:00

国民宿舎かじか荘
温泉は10時半から入れます。

5/3 14:22

帰りに農産物直販所と道の駅で買ってきた、タケノコ、山ウド、コシアブラ、コゴミ等
タケノコ2本と山ウドの束はそれぞれ300円、安い！

撮影機器：

Optio WG-2 GPS ペンタックス

感想

guchi999

皇海山は百名山だから、もっと混んでいるかと思っていたら、不動沢のコルから皇海山はそれなりの人がいたものの、庚申山からのルートは人も少なく、奇岩を見ながら登る歴史の道だったり、岩場の山稜を辿る鋸山と、楽しいコースでした。
皇海山へ登るのは、最近は不動沢からのルートがメジャーだけど、庚申山からのコースの方が山を楽しめると思います。ただ、少し長くて藪や岩場があるから、やっぱり敬遠する人が多いのも頷けます。

このコースは日帰りする人も多いけど、住んでいる所によっては銀山平までのアプローチもあるから、一般的には庚申山荘で1泊の計画が妥当で、我々のように2泊の計画であれば、更に余裕が出ると思います。もっとも、3日目は下山だけなので勿体ない気もしますが、山小屋でマッタリと朝の時間を過ごすのも悪くはありません。

庚申山荘は気に入りました。水は豊富だしトイレも綺麗、人も多くはなく（30日は10数名、1日は我々も含めて4人でした）1泊2,050円と安いのがよろしいです。
あと、膝の調子が良くない私は和式のトイレが苦手だけど、ここは洋式なのも気に入った理由ではあります。(^_^;

コメント

acchi1979

i〜〜！
お疲れ様です

中々やんちゃなコースなんですね！
結構面白そうですね
山荘も安いですよね〜
雰囲気も良いですし、人も少ないみたいですので、マッタリするには最高でしょうね
値段からすると、食事は自炊ですか？

guchi999

Re: i〜〜！
このコース、メジャーで混んでいるかと思ったら、人が少なくてマイナー感もあり良いコースでした。
この周囲には他にも、六林班峠から袈裟丸山とか、中倉山から庚申山、それに松木沢ジャンダルムなんて気になるコースがあるので、また行きたい感じです。
でも、藪が嫌ですね。
今回も５、６ヶ所、ダニか何かにヤラれて赤くなって痒いです。
それと、もう少し近いと良いのですけどね〜

庚申山荘は小屋番もいない避難小屋みたいなものだから素泊まりです。
布団も沢山あってシュラフ無しでも大丈夫だけど、物によってはカビ臭かったりするので、やっぱり持って行った方が良いかな。
畳の部屋もあるからマットは不要です。

hemu3

庚申山荘でお世話になりました
神戸の者です
ヘッ電の灯りで山の話楽しかったです
あれから皇海山に登頂して庚申山ルート往復で
無事に下山できました
色々とアドバイスありがとうございました
シュラフカバーくらい常備することにします

guchi999

Re: 庚申山荘でお世話になりました
hemu3さん、

庚申山荘では楽しかったですね。
ああいう、マッタリとした時間も山での楽しみの一つじゃないかと思っています。

アドバイスも何も、似非ベテランのくせに偉そうな事を吹いてました。
まっ、話半分で聞き流しておいてください。
シュラフカバーは嵩張るから、大きめのレスキューシートでも良いかしれませんね。

美鈴

おっ
guchi さん、こんばんは。

２泊３日、良いですね。たっぷり時間があるから、楽しめます。同じコースを日帰りしましたが、たまたま、足の速い若者がいて、そのまま一緒に一気に行ってしまったものだから、ほとんど印象のないまま終わってしまいました。
その時も、庚申山側からは人が少なくて、鋸山を下りたとたん人だらけ。ざわざわと鬱陶しいので、皇海山からは、さっさと逃げました。

もう一度、行ってみようかな。

guchi999

Re: おっ
今回は、それほど山慣れていない人と一緒だったので２泊３日としました。
日帰りも可能だけど、１泊２日が余裕を持って楽しめるのでベストだと思っています。

庚申山側からは人が少なくて、本当に良いですよね。
私も、また行ってもよいかと思っています。
それに、あの辺りにはmisuzuさんが大好きそうな、松木沢ジャンダルムなんてのも在りますからね。