ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 859805
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳・槍沢は快晴なり 荒天のスキを突いて一気に滑降〜!!

2016年05月01日(日) ~ 2016年05月02日(月)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
33:26
距離
48.7km
登り
2,531m
下り
2,521m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:07
休憩
1:33
合計
7:40
5:58
5:59
34
6:33
6:40
4
6:44
6:44
32
7:16
7:16
11
8:01
8:13
33
8:46
8:46
8
8:54
8:57
6
9:03
9:03
27
9:30
9:53
22
10:15
10:16
52
11:08
11:09
56
12:05
12:49
7
12:56
12:57
25
13:22
13:22
12
2日目
山行
8:14
休憩
2:17
合計
10:31
4:50
22
5:52
5:52
38
6:30
6:40
81
8:01
8:07
84
9:31
10:25
6
10:31
10:32
6
10:38
10:39
6
10:45
10:45
21
11:06
11:06
15
11:21
11:58
20
12:18
12:18
5
12:23
12:23
8
12:31
12:32
27
12:59
13:06
32
13:48
14:03
32
14:35
14:35
6
14:41
14:41
34
15:15
15:16
5
天候 5月1日 曇り 大曲より上部は強風  5月2日 快晴 微風
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
・アカンダナ駐車場は午前4時ゲートにならないと開きません。
コース状況/
危険箇所等
<上高地〜横尾> 雪無し。横尾手前で一部迂回ルートあり。
<横尾〜槍沢ロッジ> 二ノ俣谷を越えたあたりから残雪あり。
<槍沢ロッジ〜ババ平> 残雪が増えます。
<ババ平〜大曲> ババ平からシール登高可。一部にデブリあり。
<大曲〜グリーンバンド> 残雪に黄砂あり、ストップスノー状態。
<グリーンバンド〜槍ヶ岳山荘> 4月末の降雪で黄砂が乗っておらず、滑り易い。
雨の降る中、上高地出発。
2016年05月01日 06:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/1 6:09
雨の降る中、上高地出発。
小雨だが、気分は上々だ。この後はきっと晴れることを信じて。
2016年05月01日 06:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/1 6:11
小雨だが、気分は上々だ。この後はきっと晴れることを信じて。
徳沢にて。大好きなテント場だ。昔はここをベースにして穂高や槍に登りにいったもんだ。
2016年05月01日 07:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7
5/1 7:27
徳沢にて。大好きなテント場だ。昔はここをベースにして穂高や槍に登りにいったもんだ。
まだ人気の少ない徳沢園。帰りはここでソフトクリームを食べるのが私の定番。
2016年05月01日 07:28撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
5/1 7:28
まだ人気の少ない徳沢園。帰りはここでソフトクリームを食べるのが私の定番。
横尾にて。こいのぼりはまだ設置されていないようだ。
ここで多くの方は涸沢方面に向かう。私は槍ヶ岳方面へ。
まだ雨は上がらない。
2016年05月01日 08:24撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/1 8:24
横尾にて。こいのぼりはまだ設置されていないようだ。
ここで多くの方は涸沢方面に向かう。私は槍ヶ岳方面へ。
まだ雨は上がらない。
槍沢の流れ。青く冷たい流れ。
2016年05月01日 09:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/1 9:11
槍沢の流れ。青く冷たい流れ。
槍沢ロッジを過ぎ、雪が多くなってきた。
2016年05月01日 09:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/1 9:38
槍沢ロッジを過ぎ、雪が多くなってきた。
ババ平にてようやく背中のスキー板を下した。ここからシール登高開始だ。
2016年05月01日 10:49撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/1 10:49
ババ平にてようやく背中のスキー板を下した。ここからシール登高開始だ。
前方には大曲が見える。まだこの辺りでは東鎌尾根が見えていた。
2016年05月01日 10:56撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/1 10:56
前方には大曲が見える。まだこの辺りでは東鎌尾根が見えていた。
ババ平を過ぎてデブリが現れる。
2016年05月01日 11:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
5/1 11:01
ババ平を過ぎてデブリが現れる。
大曲を過ぎると前方が真っ白にガスっていた。
2016年05月01日 11:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
5/1 11:27
大曲を過ぎると前方が真っ白にガスっていた。
グリーンバンドより先は全く見えない。
2016年05月01日 11:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/1 11:51
グリーンバンドより先は全く見えない。
すれ違う人に話を聞くとグリーンバンドより上は爆風が吹き荒れているという。
2016年05月01日 11:52撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
5/1 11:52
すれ違う人に話を聞くとグリーンバンドより上は爆風が吹き荒れているという。
天狗原方面。
2016年05月01日 12:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/1 12:11
天狗原方面。
ほとんどの方が途中で引き返してきたそうだ。
2016年05月01日 12:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/1 12:11
ほとんどの方が途中で引き返してきたそうだ。
しかし常念方面はまだ稜線が見えている。
2016年05月01日 12:56撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/1 12:56
しかし常念方面はまだ稜線が見えている。
雪の量はほぼ例年並みという。
しかし気温が高いため、2500mより下の雪質はグサグサだ。
2016年05月01日 13:00撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
5/1 13:00
雪の量はほぼ例年並みという。
しかし気温が高いため、2500mより下の雪質はグサグサだ。
稜線から吹き下ろした爆風は雪の塊を飛ばし、玉に打たれるように体中に突き当たる。この風では稜線までの最後の登りを板を背負って登れない、恐らく飛ばされるだろうと判断し、標高2400mにて早々と撤退決定とした。
2016年05月01日 13:00撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
5/1 13:00
稜線から吹き下ろした爆風は雪の塊を飛ばし、玉に打たれるように体中に突き当たる。この風では稜線までの最後の登りを板を背負って登れない、恐らく飛ばされるだろうと判断し、標高2400mにて早々と撤退決定とした。
翌朝5:00、槍沢ロッジを出発。
2016年05月02日 05:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/2 5:01
翌朝5:00、槍沢ロッジを出発。
ロッジから少し歩くと穂先が見えた。よ〜しいい感じだ。
2016年05月02日 05:07撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
5/2 5:07
ロッジから少し歩くと穂先が見えた。よ〜しいい感じだ。
ババ平あたりから青空も見えてきたようだ。
2016年05月02日 05:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5/2 5:42
ババ平あたりから青空も見えてきたようだ。
大曲を通過。さらに青空が広がる。テンション急上昇〜!!
2016年05月02日 06:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
5/2 6:08
大曲を通過。さらに青空が広がる。テンション急上昇〜!!
青空が来た。堪んない。
2016年05月02日 06:31撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
5/2 6:31
青空が来た。堪んない。
お〜真っ青だ。
急登に息も上がるが、顔はにやけぱなっしだ。
2016年05月02日 07:14撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
5/2 7:14
お〜真っ青だ。
急登に息も上がるが、顔はにやけぱなっしだ。
グリーンバンドを越えて・・・・見えた! 穂先だ。
2016年05月02日 08:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
5/2 8:01
グリーンバンドを越えて・・・・見えた! 穂先だ。
少しづつ近づいてくる穂先。
待ってろよ〜 もうすぐそこに行くからな〜
2016年05月02日 08:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
5/2 8:01
少しづつ近づいてくる穂先。
待ってろよ〜 もうすぐそこに行くからな〜
常念方面はまだ雲が多いよう。
2016年05月02日 08:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/2 8:01
常念方面はまだ雲が多いよう。
右手には殺生ヒュッテが見えてきた。
もう一息だ。
2016年05月02日 08:31撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
5/2 8:31
右手には殺生ヒュッテが見えてきた。
もう一息だ。
しかし、ここからがなんとも長い登り。
穂先だけが動かず待っている。
2016年05月02日 08:31撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
5/2 8:31
しかし、ここからがなんとも長い登り。
穂先だけが動かず待っている。
果てしなく感じられるシール登高。
穂先が遠い・・・・
2016年05月02日 08:45撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9
5/2 8:45
果てしなく感じられるシール登高。
穂先が遠い・・・・
最後はスキー板を担いで、登り上げた。
2016年05月02日 09:58撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
10
5/2 9:58
最後はスキー板を担いで、登り上げた。
さすがに板を担いでの最後の登りはきつかった〜
2016年05月02日 09:58撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
5/2 9:58
さすがに板を担いでの最後の登りはきつかった〜
5月の風にこいのぼりがはためいています。でも風は穏やか。
2016年05月02日 09:56撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4
5/2 9:56
5月の風にこいのぼりがはためいています。でも風は穏やか。
続々と登ってくる登山者。
この後、これだけのギャラリーの中を滑り降りることに・・・
下手な滑りは出来ないなぁ〜
2016年05月02日 09:56撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
8
5/2 9:56
続々と登ってくる登山者。
この後、これだけのギャラリーの中を滑り降りることに・・・
下手な滑りは出来ないなぁ〜
穂高の頂もちらっと。
2016年05月02日 09:56撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
1
5/2 9:56
穂高の頂もちらっと。
穂先はこの時間はまだ氷結してそう。
私はアルミアイゼンなので今回は穂先登頂は予定なし。
2016年05月02日 09:57撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
2
5/2 9:57
穂先はこの時間はまだ氷結してそう。
私はアルミアイゼンなので今回は穂先登頂は予定なし。
でも穂先はかっこいい〜
2016年05月02日 09:57撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/2 9:57
でも穂先はかっこいい〜
西鎌尾根から双六岳、その後ろに黒部五郎岳。右には鷲羽岳。
遠くには薬師岳も。
2016年05月02日 09:57撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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5/2 9:57
西鎌尾根から双六岳、その後ろに黒部五郎岳。右には鷲羽岳。
遠くには薬師岳も。
中央左に鷲羽岳、その後ろに薬師岳。右奥には立山だろうか。
2016年05月02日 09:58撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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5/2 9:58
中央左に鷲羽岳、その後ろに薬師岳。右奥には立山だろうか。
山荘前では穏やかな光景が広がってます。
2016年05月02日 10:00撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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5/2 10:00
山荘前では穏やかな光景が広がってます。
穂先の真横から滑降開始〜!! 
2016年05月02日 09:59撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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5/2 9:59
穂先の真横から滑降開始〜!! 
肩からのひと滑り。気持ちいい滑りと最高の雪質。
急斜面を一気に滑り降りました。
2016年05月02日 10:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/2 10:38
肩からのひと滑り。気持ちいい滑りと最高の雪質。
急斜面を一気に滑り降りました。
穂先をバックに刻まれるシュプール
2016年05月02日 10:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/2 10:39
穂先をバックに刻まれるシュプール
もうあんなにも穂先が遠くなった。
下りは一瞬だ。
2016年05月02日 10:44撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/2 10:44
もうあんなにも穂先が遠くなった。
下りは一瞬だ。
グリーンバンドより。
ここからは腐れ雪だ。
2016年05月02日 10:45撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/2 10:45
グリーンバンドより。
ここからは腐れ雪だ。
槍見河原にて。ここで穂先も見納めだ。
2016年05月02日 12:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/2 12:42
槍見河原にて。ここで穂先も見納めだ。
徳沢園にてマイ定番のソフトクリームで休憩。
2016年05月02日 13:59撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/2 13:59
徳沢園にてマイ定番のソフトクリームで休憩。
梓川のある風景。
2016年05月02日 14:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/2 14:20
梓川のある風景。
新緑もそろそろかな。
2016年05月02日 14:21撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/2 14:21
新緑もそろそろかな。
河童橋にて。スキー板とブーツを背負うとさすがに疲れた〜
2016年05月02日 15:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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5/2 15:27
河童橋にて。スキー板とブーツを背負うとさすがに疲れた〜
雪少ない岳沢の風景。
梓川の流れは清らかであった。
2016年05月02日 15:28撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
5/2 15:28
雪少ない岳沢の風景。
梓川の流れは清らかであった。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 バラクラバ 日よけ帽子 毛帽子 ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール

感想

今年のGWはなんと10連休をゲット出来た。
しかし休み前の10日間予報ではどうも好天が続かないようで、
日程選択に苦慮したのであった。

当初は新穂高〜双六岳〜黒部五郎岳〜新穂高2泊3日を予定していたが、
雪の少なさと二日と好天が続かない天気予報に敢え無く断念。
確実に雪があり小屋も営業している槍沢を最終選択とした。

5月1日、小雨降る上高地を出発。
例年このルートは槍沢まではほとんど雪が無く、
山スキーヤー達はスキー板にブーツをセットして
その状態でザックにくくりつけるというスタイルで歩くのである。
私もその慣習にならい、板とブーツを担ぐ。
その重量23kg。
ザックの中にはデジタル一眼も入っていたのであった・・・・

槍沢ロッジでローカットシューズからスキーブーツに履き替え、
ババ平でようやくシール登高開始だ。
腐れ雪だが意外とシールは効き、標高を稼ぐ。

大曲を過ぎて、しばらくすると稜線から吹き降りてくる強風。
その風は巻き上げられた雪の塊を含み、全身を痛いほどに打たれる。
さらに悪いことに気温が高いためウェアに当たった塊はその瞬間に融け、
撥水性の悪い私のウェアを見る見るうちに濡らしていく。

このまま高度を上げていくとさらに風は増し、
それと共に下がっていく気温に濡れたウェアは凍結するだろう。
下山する方に話を聞くと現在私がいる標高2400mよりも2〜3倍の
強風が稜線では吹き荒れているそうだ。
稜線に上がるには最後の急斜面は板を担いで登らなければならない。
確実に私の体は板ごと吹き飛ばされるだろう。

下山決定!!

槍沢ロッジで風呂に入り、お腹いっぱいの夕食と布団での睡眠・・・
幸せ〜 &爆睡 


翌5月2日。
この日は快晴が約束されていた連休前半で唯一好天の一日だ。
午前5:00 出発。
ババ平を過ぎ、再びシール登高開始。
まだ日の当たらない斜面はシールもよく効き、
順調に高度が稼ぐ。

グリ−ンバンド手前の急斜面は緩い氷結状態であり、
クトーが効きにくい。
スキー板を担ぎ、なんとかバンドの上部へと出た。

そしてそこからはいきなりの穂先登場。
真っ青な青空の下、見事な円錐形の穂先が待ってくれていた。
昨日の爆風に西側には霧氷がついて白くなっているようだ。

グリーンバンドからは再びシール登高となり、
穂先を目指してテンションはぐんぐん上がっていくのである。

そして最後の急斜面をスキー板を担いで、
午前9:30 ようやく槍ヶ岳山荘に着いた。

見渡す限りの快晴と天を突く穂先。
昨日の荒天を考えると最高の瞬間にここまで来れたのが嬉しい。

今回は軽量化のため、アルミアイゼンを装備としたので、
穂先へのアタックは最初から想定外であり、
少しでも早い時間の雪が腐る前の斜面を滑り降りることとした。

山荘前や登高中のギャラリーの視線を一気に浴びて、
初の槍沢ドロップイン!!

この時期としては最高の雪質。
二日前の降雪が黄砂を覆い隠してくれたのであった。
エッジが気持ちよく切り替わり、ターンを重ねる瞬間、
最高の時間が一瞬で過ぎていく。

グリーンバンドからは腐れ雪のストップスノーだが、
気合&掛け声でターンを繰り返す。

槍沢まで1時間弱で降りてきた。

ロッジでデポした荷物を受け取り、
板とブーツをザックに背負い、
ここから4時間の歩き。
肩に食い込む重さだけ楽しさの深さを感じさせるのであった。

今回の山行は自身の初滑り&滑り納めとなる予定だが、
最高の二日間であったのはいうまでもない。

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コメント

すごーい!!
素晴らしい判断でしたね(^○^)
読みながらドキドキワクワクしちゃいました
お天気が不安定なGWにアルプスに入るにはやはり的確な判断、体力は本当に大事だなと改めて思いました。お疲れさまでした。
2016/5/3 15:43
nyantarowさんへ
ヤマテンで強風は想定していましたが、稜線付近だけが強いかと思ってました。
槍沢を吹き降ろしてきた風が氷雪を含んでとんでもない状態に敢えなく撤退でした。
槍沢ロッジのパソコンで奥穂高などでの事故を知り、納得した次第でした。
今年のGWの北アルプスは好天が続かず、それだけに二日目の快晴は幸運を感じましたね。
2016/5/3 20:10
Schi Heil
初日の撤退は賢明ですね、天候の目利きがすばらしい。それにしても登高スピードが速い、23kg背負って槍沢ロッジまで3時間半は驚き!前日吹雪いた分、翌日の槍沢上半部の滑降は快適だったでしょうね。豪快な滑降姿が瞼に浮かぶようです。
2016/5/3 15:52
zarathustraさんへ
コメントありがとうございます。
今年は10連休を確保出来たおかげで、ある程度の日程の自由がありましたが、それでも初日の雨は誤算でした。そして槍沢での強風でウェアに当たった氷雪が一瞬で融けていく様は春のアルプスの怖さを思い知った感がありました。
走るのは苦手ですが、重い荷物を背負って歩くのは苦ではないので、
このような状況は有利かなと自負しております。
二日目の快晴、上部の雪質も日射に少し緩み始めた最高のタイミングでの滑りとなり、
今シーズンの初滑り&滑り納め?となりました。
2016/5/3 20:17
最高じゃないですか!
tekapoさん、こんにちは。

てっきり双六に行かれたかと思ってました。
今回はご一緒できなくて残念でしたが、素晴らしいレコを拝見して嬉しく思います。

後半も荒れそうなので行き先を決めかねていますが、シーズン終了前に槍を滑りたくなりました。

これで終わりと言わず、是非立山へ!(^^)
2016/5/3 16:37
sanちゃんへ
双六で逢えるのを楽しみにしてましたが、今回は天候により残念でした。
私も直前まで迷いましたが、大ノマ乗越で強風にあおられることを想像し、
槍沢へと目標変更としました。
GW後半も天候判断が難しいですね。
sanちゃんのレコを楽しみにしてますよ〜
2016/5/3 20:20
あら入れ違い
一日早く入ってしまい、2日間ひどい目に遭いました。
肩まで行けて良かったですね。
疲れたんで帰ってきました。
2016/5/3 17:23
enoshimanさんへ
双六と槍沢とを直前まで迷いましたが、確実に雪がある槍沢としましたが、
安全を期して槍沢チョイスとなりました。
一日違いでしたか、30日は午前中まではいい天気だったようですが、
午後から大荒れとなったようですね。
半日の差でこれほどまでに天候が激変するのは北アルプスの怖さですね。

次こそは大喰岳から滑って天狗原〜横尾本谷右俣を滑ってみたいもんです。
2016/5/3 20:26
最高ですね!
tekapoさん こんばんは

ついに山滑走で槍ヶ岳ですか!羨まし過ぎます・・
初日は荒天でしたが2日目は青空で最高の滑走だったんじゃないでしょうか。
写真が物語っていますね!特に最後の写真・・さわやか過ぎてまぶしいですよ
2016/5/3 20:41
koueiさんへ
やっと今シーズンの初滑りです。
同時に滑り納めになりそう・・・
でも、その想いを凝縮した二日間でした。
槍の穂先の横からのドロップインは緊張よりも感動の方が優ってました。
最高の瞬間を堪能した槍沢でしたよ。
2016/5/3 21:59
tekapoさん おはようございます!
◎ ふぇ〜! 今度は槍沢を滑降ですか!? 凄いですね! 何時かは真似してみたいですが一生無理です。
◎ 板に靴をくっ付けて担ぐのは初めて聞きました。 そんなスタイルが有るんですね! 色々と勉強に成ります。 それにしても23kgですか、、最低でも25kgは担がないと山スキーでのテント泊は難しそうですね、う〜ん、、。
◎ 一日目の判断は正解だったみたいですね! 私は今シーズンは撤退のオンパレードでしたけど、来シーズンは超変革といきたい!気持ちだけですけど、、。
◎ 以前に飛騨沢を滑りましたが、今回の槍沢と違いは有りましたか? シール登高の自撮りは傾斜も有るのに大変だったでしょうね?
◎ ギャラリーの視線はプレッシャーだったでしょうね。 その中を滑れて最高の気持ちで終われ、疲れた身体に甘くて大好きなソフトクリームを食べながら充実感に浸った事でしょうね。 羨ましい〜!って私には出来ませんが、、、。^,^;;
◎ 終わり良ければ全て良し!って感じでしょうか!? お疲れ様でした! m(_ _)m
2016/5/4 6:42
mypaceさんへ
いつもコメントありがとうございます。
○ブーツを板にセットして歩くスタイル、上高地ならではの光景でしょうね。
なにせ横尾まででも3時間、これをブーツであるには本当に辛いですから、
その重さを背負ってでもローカットの軽いシューズで歩いた方が早いし楽でしたよ。
ただ私の板+ビンディング+ブーツで8kgですから、TLTビンディングならあと1kg以上は
軽くなるでしょうね。
○ほんと今年のGWの山天気は好天が続かないですね。今日あたりでも天気が良くても
風が強いようだし、山スキーにはそのあたりも重要な判断要素でしょうね。
やっぱり最高の天気の下で滑りたいもんです。
○飛騨沢は斜度が一定している感じですが、槍沢は殺生ヒュッテからグリーンバンド辺りが
勾配が少し緩く、緩急がありますね。そして東向き斜面のため、日射により時間経過と共に雪面の状態が変わっていくので、滑るタイミングが重要だと思います。今回私が滑った8〜10時あたりが最適でしょうね。飛騨沢は午前9時ごろまでは日が当たらないので、雪質の変化が緩やかなようです。
ちなみにシール登高の写真は登山の方に撮ってもらいました〜。
○ギャラリーの多い中での滑り、気合が入りましたよ〜 それだけに気持ちも良かったです。
2016/5/4 21:29
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