鳥海山(吹浦口)
- GPS
- 06:16
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,484m
- 下り
- 1,471m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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その他周辺情報 | あぽん西浜 400円 |
写真
装備
個人装備 |
[スキー板/ビンディング/靴] MADSHUS:EPOCH/Burnt Mt. Designs :Lite Spike 3pin/Scarpa: T2 '13モデル
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感想
今日はGWに入って初めての快晴。今晩からまた天気が崩れるらしいので、滑れるのはこれが最後になるかもしれません。
もともと今日は鳥海山湯ノ台コースを滑る予定でしたが、この貴重な1日は本命に当てるべきだろうと、吹浦口からの千蛇谷コースに変更しました。鳥海山ではもっとも気に入っているコースで、特に千蛇谷は以前滑った時の素晴らしい印象が忘れられません。
大平登山口駐車場よりスタート。雪の壁を登って斜面に出ます。
壁は例年より低いのでしょうが、それでもまだ3mほどあります。 これだけあれば最後まで快適に滑れるでしょう。
出だしでちょっとだけヤブがありましたが、それも気にならない程度。あとはすっきりした無木立の雪渓が続き、しばらくは快適に登っていけます。
御田ヶ原分岐の先のトラバース道は、うっすらと雪が付いているだけでした。それでも岩場でちょっと板を外しただけで、強引にシールで歩き続けます。
ほどなく七五三掛のトラバース地点。一昨年はシールのままトラバースできましたが、今年はところどころ雪が途切れているので板を担ぐ必要があります。凍結しているとちょっと怖いところですが、雪が柔らかかったので特に危険は感じませんでした。
トラバースを終えたらいよいよ千蛇谷。素晴らしい光景が目の前に広がります。
しかしここからは吹き下ろしの風が非常に強く、だいぶ苦しめられました。
新山を南側から回りこむところは特に激しく、しっかりかぶっていたバンダナキャップもあっという間に吹き飛ばされました。耐風姿勢を取りながら風が弱まった隙に少しずつ登るしかありません。それでもなお、風にあおられて何度かずり落ちてしまいました。
新山の東で外輪山からのルートに合流。そちらからやってきた登山者もやはり暴風に苦労しており、スキーをデポしてアイゼン・ピッケルに換装する人もいました。
自分はそのままシールで登り続け、なんとか山頂に到着。えらい時間がかかってしまいました。
山頂からの滑降は、これはもう楽しいの一言です。風は相変わらず強いのですが、登りの苦労はなんだったのかというくらい快適に滑れました。
景観も素晴らしく、はるか下まで続く真っ白な雪渓を気分良く滑ることができます。
ほどなく七五三掛のトラバース地点に到着。あっという間でした。
ここで板を担いで七五三掛へトラバース。この時間はトレースも多いので楽に歩けます。
七五三掛から再び滑走。
この先のトラバース道は雪があまり付いていないので、今日は蛇石流を滑ることにしました。往路の扇子森経由より登り返しは多くなりますが、その分だけ滑降は楽しめます。
万助道(?)に合流したら、あとは登山道通りに登り返し。鳥海湖外輪まで登ればあとは緩斜面になるので、ウロコ板でペタペタと登っていけます。
長坂道分岐で往路のルートに合流したら、再び滑降。広大なバーンを海に向かって滑ります。トレースがたくさんあって雪は多少荒れ気味ですが、この斜面もやはり楽しく滑れました。
1395点からの最後の斜面は重い湿雪になることも多いのですが、今日はここもザラメ雪。ヤブもなく、最後まで快適でした。
途中、暴風に苦しめられたりもしましたが、なんだかんだで今日も大満足の1日となりました。やはり晴れた日のこのコースは鉄板です。
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