お祭→雲取山→鴨沢_4歳の2人を連れて
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- GPS
- 23:23
- 距離
- 37.1km
- 登り
- 4,847m
- 下り
- 4,672m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:51
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 10:37
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道幅が狭く脇に転んだら転落というような箇所がややあったが、4歳で歩けず持ち上げて(or抱き下ろして)あげる箇所はなし。 GWの雲取避難小屋はぎっっしり。土間で寝るはめになった方もいた。 |
写真
感想
ここ1ヶ月毎日仕事が忙しく、前日の買出しや準備は全て妻にやってもらった。大感謝。
[4/29]起床や準備の遅さから家を出るのは8時過ぎになってしまった。GWの連休の渋滞にも巻き込まれたこともあり更に予定より大幅に遅くなる。
当初は、広い駐車場がある水根に駐車してバスでお祭へ行こうとしたのだが、バスのダイヤにうまく合わず、車でお祭へ行くことに変更。幸いお祭のバス停そばの路肩に駐車可能なスペースがあったためそこに駐車。
11:50登山開始(遅!)。駐車した所から200mほど西へ進むと、山へ上っていく林道の入口を見つけた。その入口までのほんのわずかな時間なのだがうちの女児がわずかに3人から遅れてのろのろと歩いていたら、軽トラからおじさんが女児のほうへ下りてきて励ましの言葉とおにぎりとカステラを頂いた。知らない人から飴など食べ物をもらっちゃいけないよ、と普段は教えていたが、悪い人とは思えなかったのでありがたく感謝し家族皆でいただいた。
林道は車も通行可能な広さで緩やかなのぼりが続くのみ。靴紐がほどけだだの、トイレだの、のど乾いただの、おなかすいただのと、途中ちょこちょこと休憩をしながら歩く。間食しながら簡単な道のり。14:20塩沢橋。
夕方になると強い北風で寒くなる。
17:00林道終点。お祭から林道終点まで標準コースタイム2.50だったが、4歳の2人のペースでは休憩込みで倍近い5時間くらいかかった。
そこから三条の湯まで標準コースタイムはたかだか30分なのだが、この時間からウチの子が歩くにはチト厳しいと判断し、幕営地ではないがやむなくその辺りでテントを張ることにした。幸い林道終点から1、2分進んだところで橋を渡り川の方へ一段降りた箇所へ幕営に適した平らな場所があった。
夕食は豚&牛の焼肉と白米(3合炊いた)。炊飯具合は妻が過去10年以上の中で一番いい出来だったとべたほめ。 そ、そうか?これまでも美味しかったと思うのだが・・・
空は満天の星空だと思うが谷間で木が生い茂りちらほらしか見えず。残念。
テントは4〜5人用なため十分広いのだが、子供用の寝袋を持っておらず両親それぞれの寝袋に子供達を1人ずつ詰め込んで就寝。21:00。時折、自由に動けずもがき寝袋からはみ出した子供をそれぞれの寝袋に何回か回収。やや寝不足。
[4/30]3時半に起きて昨夜の残りご飯を雑炊にして食べる。昨夜の残りおよそ1合くらいしかないが、朝は私以外の皆は食欲がないし、雑炊でかさ増しされているためこんな量でよく、登り始めて体がちゃんと起きてから第二朝食をとることにした。
5:50にテン場を出発。男児がもう4歳にもなるのに、「寒いから温かいおじいちゃんの家へ行きたい」とメソメソ泣いた。
7:00三条の湯に到着。標準コースタイム30分のところやはり倍以上かかった。朝の一番元気な体でこれだから、やはり前日ここまで無理をしなくてよかった。
前にここに来たときとはなんだか様子が違っている。最後にここに来たのは15年以上前だからそれも当然か。山小屋から数十メートル下にテン場があるのは一緒だが、そこにトイレ(らしい建物)は昔はなかったかも。以前は、夜トイレのために小屋のほうまでのぼった気がする。
三条の湯の小屋の方々がウチの子達を可愛がってくれた。ありがとうございます。
7:10出発。途中、子供人生初めてのあんぱんを食べるが、意外と感動なし。その他もちょこちょこ休憩しておにぎりやお菓子を食べる。
12時頃、女児が眠くぐずりだすが、いまだ三条ダルミに到着しておらず、なだめながら歩かせる。30分ほど経ったら覚醒してもりもり歩く。崖にかかっている木のはしごのような橋を渡る度に子供達喜ぶ。
13:25ようやく三条ダルミに到着。標準コースタイム2.05のところ4.15かかった。やはり2倍かかる。ここでやや大休憩で遅めの昼食。
美味しくパンなどを食べ、そろそろ出発しようと思ったところで子供達2人とも食べ終えると同時に前のめりになって昼寝しだす。この先は下りてきた人も結構きついという。どのくらいの時間を使うか分からないので不安になる。更にここで昼寝をすれば更に大幅に時間をロスすることになる為、ビバークも考えるがこの先の行程を考えまだ手前過ぎるので14:30、眠い目をこすってぐずりながらも歩かせて無理やり出発。
16:10、雲取山避難小屋&雲取山到着。標準コースタイム45分のところ100分でやはり2倍強。しかし、子供達に熊鈴を持たせたら案外眠気を忘れてしっかりと歩いてくれた。急ではあったが、子供の足で登れないような斜面はなく根気良く折り返す道を歩き続けた。この日全体では3.20のところを休憩込みで9時間。3倍弱か、本当に長かった。妻のザックの肩ベルトから痛みが出る。
山頂には東京都が立てた雲取山の看板と埼玉県が立てた雲取山の看板があったので、埼玉県民の我々としては埼玉県立の看板の前でハイチーズ。
避難小屋はぎっしりと銀マットと寝袋を広げたもので場所取りされて、雲取奥多摩小屋のテン場まで行く(標準コースタイム40分)ことも検討したが、疲れた子供達がどのくらいかかるのか不明だったし、その日の朝は-4℃で翌朝も寒いよと忠告を受け、避難小屋に泊まることに決定した。子供達が他の人に迷惑をかけないか不安になるが、なんとかすきまにマットと寝袋を敷く。
そのあと、土間でインスタントラーメンを茹でた。何人かのおじさんに注目されるとウチの子供達は人前ではいい子におとなしく食べた。男児は食べながら眠ってしまったため寝袋へポン。消灯時間が決まっているわけではないが18時半を過ぎると皆片づけを終えて寝袋に入り19時には寝袋を閉めるファスナーの音でさえ響くほど静かになった。就寝。
夜10時〜11時くらいにうちの女児が急に大声で夜泣きをしだした。ギャーー! 私(父)のほうで寝ていた女児をすぐそばで寝ていた妻に渡すと幸い30秒ほどで泣き止んだが、あちこちで聞こえていたいびきが一つもなくなり、みんなを起こしてしまった。みなさん、本当にすいませんでした。
さらには夜中1時くらい、女児と交換で妻から受け取った男児がむくっと起き上がった。「ママはどこ?」と小声で言い出し、「あっちのほうで寝てるけど暗くて見えないから明日ね」と言い聞かせて、また寝てくれた。ふー、どうなることかと思ったが、幸いにも空気を読んでくれて助かった。よしよし。
なお、うちの子の夜泣きほどじゃないが、トイレで小屋の戸を開ける音もけっこう大きかった。大きないびきもあり。神経質な方は耳栓があったほうがいいし、あっても眠りづらいかも。
[5/1]その後や前にも何度か子供に起こされたり寝つけなかったりして、あまり睡眠時間をとれないまま3時半になると、まるで小屋で起床時間が決められているかのように大勢ががざがざと朝の準備をし始めた。外に出るとまだ暗く夜空がとてもきれいだった。朝食はフジッリ(ショートパスタの一種)をレトルトのミートーソースで私達両親だけ食べた。子供達は小屋のみんなが起きてもグーグー寝ており、この時足の踏み場も無いほどの人はほとんど誰もいなくなり、うちの子供が入っている寝袋のみぽつんと取り残された。5:30頃になんとか起こして、5:45に出発。山小屋からの出発はほぼうちの家族が最後。
6:30宮田新道分岐で子供達にバナナといちご豆乳。
七ツ石小屋から30分ほど下り、ちょっとした分岐で(意図して)右の主ルートからはずれ直下のルートへ進み、しばらくしてさっき分かれたルートと合流したあたりで昼食休憩をとった。
堂所を過ぎ20分ほど進んだあたりで右折したら、幾人かが写真撮影をしており、見るとすぐ近くに1頭の鹿がいた。食事をしているのか? 写真を撮っても横を通過してもこちらを見はするけど逃げる様子まったくなし。人に慣れてるなあ。
途中何箇所か、緊急避難でテントを張れそうな場所あり。
16時前、女児が眠い疲れた歩きたくないと大声で泣き出した。そこへ後ろから通りかかったご家族が下山した車道に車を停めてあり、私達4人をお祭まで送ってくださるとの申し出があり、ありがたくお言葉に甘えることにした。やや歩くと車道に到着。ここから鴨沢バス停まで歩きバスを待ちお祭まで行くか、直接お祭まで行く車道が途中どんな道路か不明だが進むか悩んでいたのだが、いい人に会えて心底助かった。
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