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Yamareco

記録ID: 862446
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

景鶴山・・恐るべし!雪無し尾瀬の藪漕ぎ三百

2016年05月02日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:59
距離
27.5km
登り
1,074m
下り
1,084m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:31
休憩
1:26
合計
11:57
距離 27.5km 登り 1,085m 下り 1,084m
5:12
51
6:03
6:10
24
6:34
6:35
7
6:42
13
6:55
24
7:19
5
7:24
9
7:33
7:37
6
7:43
7:44
29
8:13
8:14
122
10:16
10:19
64
11:23
12:31
53
13:24
105
15:09
11
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5
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16
15:41
15:42
15
15:57
5
16:02
19
16:21
46
17:07
2
17:09
ゴール地点
天候 薄曇り&微風の登山日和
景鶴山頂13℃
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
GWは鳩待峠までマイカーで入れます(駐車料金は1日目2500円、2日目以降1日千円)

前日の到着時は空き数台程度で、下山時は平日のせいかかなり空いていました
コース状況/
危険箇所等
尾瀬は雪解けが進んでいて、全て木道歩きでした

そのため、湿原に入らずに景鶴山に登れる入山口は、東電小屋の裏手付近のみと思われました(尾瀬橋方向に少し進んだ辺りにマークのピンクリボンあり)

木道から景鶴山への尾根に入ると、標高1700m付近までは雪が無くて藪漕ぎ状態・・密藪という程ではないものの、笹の下刈りなど一切無い、かなり本格的な藪コースでした(数箇所申し訳程度にピンクテープありますが、ほぼ全て自力ナビ必要)

標高1700m〜山頂直下までは快適なスノトレフィールド(与作岳〜下りの藪境界までアイゼンを使用)

山頂稜線は再び藪状態に・・山頂標識を探したり、藪に絡め取られて消えたストックの捜索で、恥ずかしながらウロウロ・モタモタしてかなり苦労しました
GWは鳩待峠までマイカーで入れます
2016年05月02日 05:10撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 5:10
GWは鳩待峠までマイカーで入れます
駐車場の利用案内
2016年05月02日 05:10撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 5:10
駐車場の利用案内
売店前は気持ち悪いくらい静か
2016年05月02日 05:12撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 5:12
売店前は気持ち悪いくらい静か
雪解け完了した木道脇には〜
2016年05月02日 05:50撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 5:50
雪解け完了した木道脇には〜
中々プリティーな水芭蕉♪
2016年05月02日 05:48撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 5:48
中々プリティーな水芭蕉♪
山の鼻のビジターセンター前
2016年05月02日 06:02撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 6:02
山の鼻のビジターセンター前
至仏山に〜
2016年05月02日 06:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 6:26
至仏山に〜
燧ヶ岳ですが、尾瀬ヶ原に雪は無し・・景鶴山が心配されます
2016年05月02日 06:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 6:27
燧ヶ岳ですが、尾瀬ヶ原に雪は無し・・景鶴山が心配されます
分岐は東電小屋方向へ
2016年05月02日 06:41撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 6:41
分岐は東電小屋方向へ
この辺りも中々いい感じで咲いています
2016年05月02日 06:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 6:48
この辺りも中々いい感じで咲いています
目指す景鶴山への尾根のよう
2016年05月02日 07:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 7:00
目指す景鶴山への尾根のよう
燧ヶ岳がハッキリしてきました
2016年05月02日 07:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 7:17
燧ヶ岳がハッキリしてきました
ヨッピ橋・・この時期は板が外されていてバランスを取りつつ渡ります
2016年05月02日 07:18撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 7:18
ヨッピ橋・・この時期は板が外されていてバランスを取りつつ渡ります
景鶴山をハッキリ確認・・この時点では後の苦労は想像できず
2016年05月02日 07:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 7:26
景鶴山をハッキリ確認・・この時点では後の苦労は想像できず
雪が無いので景鶴沢の直登コースは無理(もちろん湿原に足を踏み入れられないので)
2016年05月02日 07:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 7:22
雪が無いので景鶴沢の直登コースは無理(もちろん湿原に足を踏み入れられないので)
GWは休業の東電小屋に到着
2016年05月02日 07:33撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 7:33
GWは休業の東電小屋に到着
さらに進んでこのピンクリボンが景鶴山への登山口・・木道から湿原を踏まずに入山できます
2016年05月02日 07:41撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 7:41
さらに進んでこのピンクリボンが景鶴山への登山口・・木道から湿原を踏まずに入山できます
標高1700m付近まで殆ど藪でした・・密藪という程ではないものの笹の下刈りなど全くありません
2016年05月02日 07:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 7:49
標高1700m付近まで殆ど藪でした・・密藪という程ではないものの笹の下刈りなど全くありません
たまに雪の上を歩けるとホッとします
2016年05月02日 08:17撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 8:17
たまに雪の上を歩けるとホッとします
テープマークは3つほど見かけましたが、殆ど無いに等しいです
2016年05月02日 08:27撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 8:27
テープマークは3つほど見かけましたが、殆ど無いに等しいです
この辺りは雪と藪が交互
2016年05月02日 09:11撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 9:11
この辺りは雪と藪が交互
標高1700mを越えるとようやく雪が安定してきて繋がりました
2016年05月02日 09:44撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 9:44
標高1700mを越えるとようやく雪が安定してきて繋がりました
気持ちの良いスノトレフィールドに
2016年05月02日 10:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 10:11
気持ちの良いスノトレフィールドに
至仏に〜
2016年05月02日 10:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 10:12
至仏に〜
このアングルだと中々凛々しい景鶴山
2016年05月02日 10:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 10:12
このアングルだと中々凛々しい景鶴山
会津駒や〜
2016年05月02日 10:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 10:12
会津駒や〜
平ヶ岳は藪道クリアのご褒美展望
2016年05月02日 10:26撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 10:26
平ヶ岳は藪道クリアのご褒美展望
山頂直下は急登に見えたのでアイゼン・ピッケル装備に
2016年05月02日 10:44撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 10:44
山頂直下は急登に見えたのでアイゼン・ピッケル装備に
雪質はユル目だったので、特に危険はありませんでした
2016年05月02日 10:46撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 10:46
雪質はユル目だったので、特に危険はありませんでした
しかし山頂稜線は再びヤブに
2016年05月02日 10:54撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 10:54
しかし山頂稜線は再びヤブに
この岩はよじ登って越えましたが、左手の笹薮の中を巻いても行けます
2016年05月02日 10:57撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 10:57
この岩はよじ登って越えましたが、左手の笹薮の中を巻いても行けます
中々手強いです
2016年05月02日 11:09撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 11:09
中々手強いです
山頂標識を見落として行き過ぎてしまったようですが、あれがピークのよう
2016年05月02日 11:36撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 11:36
山頂標識を見落として行き過ぎてしまったようですが、あれがピークのよう
山頂稜線には、万一アイゼンを引っかけて落ちたら助からないヤセ尾根部もあり要注意
2016年05月02日 12:31撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 12:31
山頂稜線には、万一アイゼンを引っかけて落ちたら助からないヤセ尾根部もあり要注意
稜線の端から戻ってきてようやく山頂標識発見
2016年05月02日 12:34撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 12:34
稜線の端から戻ってきてようやく山頂標識発見
尾瀬ヶ原を見下ろす素晴らしい眺め
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尾瀬ヶ原を見下ろす素晴らしい眺め
ザックに付けたストックが消えたトラブルもあったりして、随分モタモタしてしまいました
2016年05月02日 12:33撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 12:33
ザックに付けたストックが消えたトラブルもあったりして、随分モタモタしてしまいました
帰路の与作岳
2016年05月02日 12:45撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 12:45
帰路の与作岳
奥は会津朝日岳かと思いましたが、確認すると丸山岳〜高幽山方面のよう
2016年05月02日 12:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 12:48
奥は会津朝日岳かと思いましたが、確認すると丸山岳〜高幽山方面のよう
何とか下山のヤブもクリアして、取付きのピンクリボンに帰着
2016年05月02日 15:02撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 15:02
何とか下山のヤブもクリアして、取付きのピンクリボンに帰着
帰路の木道から苦労して登頂した山頂を振り返ります
2016年05月02日 15:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 15:15
帰路の木道から苦労して登頂した山頂を振り返ります
行きとはまるで違う視線で山頂稜線を眺めました
2016年05月02日 15:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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5/2 15:15
行きとはまるで違う視線で山頂稜線を眺めました
癒してくれたのはこちらの花々
2016年05月02日 15:21撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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5/2 15:21
癒してくれたのはこちらの花々

感想

今年のGW山行のメインは尾瀬の景鶴山。登山道が無く、積雪期のみ登れる山です。

実際のところは、今年の尾瀬は雪解けが早く、既に尾瀬ヶ原などでは全く雪を見ない状態で、水芭蕉もあちこちで咲いていました。そのため東電小屋から取付いた景鶴山への尾根はかなり手強い藪状態で、容易には進めませんでした。

それでも2時間近く苦労して藪を突破するとそこは快適スノトレフィールドとなり、与作岳ではご褒美とばかりに尾瀬ヶ原を挟んだ燧ケ岳や至仏山に加え、会津駒〜平ヶ岳方面の展望も開けました。中々凛々しい景鶴山の姿も見えてモーチベーションアップです。

ところが景鶴山はこの程度では許してくれず、山頂直下の稜線に至ると再び藪となってスムースに動けなくなります。小さな狭いピークが連なっていてどれが山頂かよく判らず、山頂標識を探してウロウロ。さらに、ザックに付けていたストックがいつの間にか消えていて、その捜索にも随分と時間がかかってしまいました。

結局鳩待峠に戻ったのは17時を過ぎていて12時間近くかかった半日山行に。苦労したという点では、これまで登った三百名山のうち三本の指に入る山でした。

大変だっただけにその印象は強烈で、帰路の尾瀬ヶ原から見上げる景鶴山を、行きとはまるで違う畏敬のまなざしで眺めました。

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