会津駒ヶ岳
- GPS
- 08:18
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,076m
- 下り
- 1,067m
コースタイム
-1120会津駒ヶ岳山頂-中門岳方向を覗く-1136山頂から少し下でお昼1205
-1222駒の小屋1230-1342水場降り口-1510登山口
天候 | 2010/11/13(土) 曇時々晴 山行中の気温5〜8度C ◆当日の福島県の天気 http://tenki.jp/past/detail/pref-10.html?year=2010&month=11&day=13 ◆当日の桧枝岐村アメダス 時間 気温(度C) 日照時間(分) 降水量(mm) 風向(16方位) 風速(m/s) 00時----07.3-------00----------0.0----------南---------3-- 01時----07.7-------00----------0.0----------南---------2-- 02時----07.0-------00----------0.0----------西南西-----1-- 03時----06.8-------00----------0.0----------西---------1-- 04時----06.2-------00----------0.0----------静穏-------0-- 05時----05.5-------00----------0.0----------南南西-----1-- 06時----05.8-------00----------0.0----------南---------1-- 07時----06.5-------00----------0.0----------南南西-----1-- 08時----07.0-------00----------0.0----------静穏-------0-- 09時----08.6-------00----------0.0----------南---------2-- 10時----09.9-------38----------0.0----------南南東-----2-- 11時----12.0-------52----------0.0----------南東-------1-- 12時----11.4-------28----------0.0----------北北東-----3-- 13時----11.5-------06----------0.0----------北北東-----2-- 14時----11.7-------02----------0.0----------北北東-----3-- 15時----11.2-------00----------0.0----------北北西-----2-- 16時----09.9-------00----------0.0----------静穏-------0-- 17時----07.6-------00----------0.0----------静穏-------0-- 18時----06.8-------00----------0.0----------静穏-------0-- 19時----06.9-------00----------0.0----------静穏-------0-- 20時----07.0-------00----------0.0----------静穏-------0-- 21時----06.4-------00----------0.0----------南南西-----1-- 22時----05.9-------00----------0.0----------静穏-------0-- 23時----06.0-------00----------0.0----------南南西-----1-- ◆会津(若松)の過去一週間分の天気 11/ 7(日) 8(月) 9(火) 10(水) 11(木) 12(金) -晴---曇----雨----雨----晴----晴- 14/4--14/1--10/5--7/5--11/6--13/1 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※凍結や積雪もある季節なので、疑わしいときは無理せず国道沿いの駐車場へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆積雪状況 登山口から約30分で積雪開始。ここ数日の降雪が新雪のまま残っておりトレース皆無。トップはラッセル&ルートファインディング。 計20名弱の登山者の装備はほぼ全員、登山靴+スパッツでアイゼン・ワカン等装着無し。ストック使用は半々くらい。ピッケル1名。 コンディションは、登山時は湿雪〜モナカ、下山時はザラメ〜ジャブジャブ。 ・ヘリポート〜5cm ・水場降り口〜15cm ・水場から駒の小屋手前の樹林帯の木道は完全に埋まっている。〜30cm。 溝部や木道脇を踏み抜くと腰まで埋まるので、コース取りに工夫が必要。 ・駒の小屋付近で〜20cm ・駒の小屋〜会津駒ヶ岳山頂は木道上で〜15cm ◇国道沿い登山口脇のトイレ&水道(下山時、国道直前右手)、水道は水が出たので備え付けのブラシで靴の汚れを水洗いさせてもらった。維持管理、ありがとうございます。 ◇本日11/13は桧枝岐村の新そば祭り。 ◇桧枝岐村内の紅葉はほぼ終わり。 |
写真
感想
土曜日好天の天気予報に誘われ、今年最初で最後の会津駒へ。
11/3の駒の小屋閉めの写真は完全に雪景色、ここ一週間の会津地方は雨模様。
きっと山頂付近は積雪深く、(山スキー以外の)冬山経験も装備も無いので、
無理せず行けるところまで行こう。との思いだったが、先行登山者のラッセルの
おかげで、無事、会津駒ヶ岳山頂を踏むことができた。独りならばきっと途中で
諦めていただろう。ご一緒させて頂いた方々に多謝。
朝6:30に今晩宿泊予定の民宿で弁当を受け取り、登山口へ向かう。夏タイヤなので、
少しでも積雪あれば国道へ引き返そうと考えていたが、ドライの路面で階段下駐車場へ。
すでに4台ほどの駐車があり、準備中に約10名、3名、2名の先行者が階段を
登っていった。7:03登山開始。登山道を埋め尽くす落ち葉を踏むと、湿った枯葉の
匂いに包まれる。30分ほどすると雪がチラホラ。あっという間に雪道に変わる。
根雪のようだ。このまま軽登山靴でどこまで登れるか・・・
水場降り口到着。この水場の水は本当に美味しい。だがもう雪に埋もれていて、
あの急坂を降りて登り返せる確信が持てず、結局水場へは降りなかった。
ここで2名をパス。もう雪を踏んでも地面が見えない雪道だがトレースは強い。
約10名パーティの楽しそうな声がする。雪を踏み抜いてキャー!と騒いでいるようだ。
どうぞお先にどうぞどうぞ!と言われ団体をパス。急にトレースが弱くなる。
前方の3名パーティが休憩中で、お先にどうぞ!一人分のトレースはあるから!と
言われる。1人分のツボ足跡を追うも、結構ラッセルが辛い。すぐに3名に追いつかれ、
お先にどうぞ!と抜いてもらう。
やがて先頭に追いつく。単独行の方がここまでずっとトップでラッセルしてきたようだ。
3名パーティがトップを交代、団体のトップ1名を加え、臨時6名パーティを組んで
ラッセルしながら頂上を目指す。
会津駒登山道は道がえぐれているところが多く、いちばん低い溝の部分は雪が吹き
溜まっていて腰まで埋まる場所もあり、適当に溝を外したコース取りが必要となる。
木道も完全に埋まっていて開始地点も位置もわからず難儀する。
山スキーにシールなら楽しそうだな…いつかここで山スキーできるといいなぁ。
ラッセルに夢中になりながら標高が上がってくると、葉の落ちた木々の間から右手に
会津駒山頂方向が見通せる。やがて樹林帯を抜け、なだらかで真っ白な斜面の向こうに
駒の小屋が現れる。一同、思わず見惚れる。
ここから先は風の通り道で積雪量も大したことはなく、ツボ足でホイホイと登る。
青空をバックに駒の小屋へ到着。うわー夏装備でここまで来てしまった!!
団体さんから手作りカステラの差し入れ。ラッセルで消耗した体力に優しい甘さで美味。
折角ここまで来たので、山頂を目指そう。単独行の方が相変わらずトップで
トレースを残してくれているので後を追う。階段急登を越え、会津駒ヶ岳山頂へ。
向こう側の中門岳方向を覗く。真っ白な稜線がくっきりと見える。きれいだ。
山頂方向へ引き返し、駒の小屋や燧を眼下に望む素晴らしい位置でお昼。
さすがに山頂近くは気温低く4度Cでじっとしていると寒い。震える手でおにぎりに
かじりついていると、ピッケルの単独行の方から「寒そうですね」と声がかかる。
岩魚味噌のおにぎりや岩魚の甘露煮の美味しい民宿弁当を完食し、駒の小屋へ戻る。
団体さん、3名、トップ単独行の方々が下山。後を追うように下山。多分自分が最後。
下山道は気温上昇でラッセル跡も弛み、ベシャベシャのコンディション。
滑らないよう気を遣いつつ、ようやく積雪を抜け落ち葉の登山道へ。しかしここで
最後に失敗した。落ち葉に覆われた登山道は落ち葉の下の状態がまったくわからず、
浮き石に乗ってしまい仰向け気味に尻餅。着地点に日本家屋の屋根みたいな形の
大石があって尖った部分に尻の割れ目上部を強打。尾骶骨あたりか。あまりの
痛さで呼吸困難気味。信じられない痛みの中、カモシカに出会い、何とか下山。
普段は黙々と独りで歩くのを好むが、今日ご一緒したラッセル仲間の方々との
一日限りの臨時パーティはとても楽しかった。たまにこんな思いができるのも
山の良さなんだなー。
◇残件 etc.
・服装:長袖アンダー+長袖シャツ+薄手ヤッケで、登山時は暑く、山頂滞在時は寒い。
アンダーは半袖でもよかったかも。フリース又はダウンを積極的に着込むべき。
・飲み物:冷たいもの+テルモスでちょうどよかった
・日焼け止めとサングラスはあったほうがよかったかもしれない
・軽アイゼン使用の判断基準がよくわからない。宿題。
・尾骶骨強打、当初は腹筋を使う動作のたびに尾骶骨深部あたりに強い痛み。
一週間後で、痛みは弱くはなったものの、仰向けで寝ることができない。
・
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