上高地〜涸沢敗退の横尾山荘泊

2016年05月19日(木) ~ 2016年05月20日(金)

• GPS: 30:16
• 距離: 31.2km
• 登り: 668m
• 下り: 662m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:47
• 休憩: 2:43
• 合計: 9:30

距離 18.8km 登り 608m 下り 483m

6:22 上高地バスターミナル
6:30 河童橋
6:38 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
7:20 7:37 明神館
7:43 徳本口(徳本峠分岐)
8:31 9:07 徳澤園
9:20 9:22 新村橋(パノラマ分岐)
10:07 11:11 横尾 (横尾山荘)
11:31 横尾岩小屋跡
12:22 12:41 本谷橋
13:45 13:50 引き返した地点
14:24 14:44 本谷橋
15:33 横尾岩小屋跡
15:52 横尾 (横尾山荘)

2日目

• 山行: 3:45
• 休憩: 1:10
• 合計: 4:55

距離 12.4km 登り 51m 下り 163m

7:43 宿泊地
8:28 新村橋(パノラマ分岐)
8:42 9:13 徳澤園
10:07 徳本口(徳本峠分岐)
10:13 10:41 明神館
10:47 10:48 明神橋
10:52 10:54 嘉門次小屋
10:57 11:04 明神池
11:11 嘉門次小屋
12:09 12:10 岳沢湿原・岳沢登山口
12:31 河童橋
12:38 上高地バスターミナル

天候

2日間とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

往復とも高速バス
行き 22:25バスタ新宿〜上高地5:20
帰り 15:30上高地〜東京駅20:30

コース状況／危険箇所等

本谷橋から先、雪渓あり。

写真

5/19 5:36

荷物預かり所は6時からになっていますが、実際は5：30に開きました。

5/19 5:54

朝ごはん

5/19 6:18

登山届けを出して

5/19 6:23

バスターミナルから梓川に出るといきなり見える岳沢

5/19 6:28

ふむふむ

5/19 6:28

河童橋。
友人にLINEしたら道具街？って返事が来た。
そりゃ合羽橋だ！

5/19 7:06

明神岳

5/19 7:12

上高地から横尾までずっとニリンソウが咲いている感じ。

5/19 7:12

5/19 7:20

明神館、まだ3キロくらいしか歩いてないのに左脛の前側が攣った。
明神館の前で話した女性に足の攣りを抑える漢方薬をいただいた。
ありがとうございました。

5/19 8:20

5/19 8:20

5/19 8:32

徳沢に到着。

5/19 8:41

いろんな方のレコで何度も見た徳沢のソフトクリーム。
（たぶん）西穂をバックに。

5/19 9:20

新村橋。

5/19 9:21

橋の上から

5/19 9:21

橋の上

5/19 10:07

横尾に到着

5/19 10:07

屏風の頭

5/19 10:35

横尾山荘でちょっと早い昼食。
スタミナ丼だったか？ニンニク風味で美味しかったです。

5/19 11:36

お！屏風岩が見えて来た。

5/19 11:50

大きすぎてiPhoneのカメラではギリギリ入りきるほど雄大な屏風岩。

5/19 12:01

やっと雪がちょっとある場所に来た。

5/19 12:06

屏風岩
ちょっと木が邪魔

5/19 12:12

雄大な屏風岩

5/19 12:12

ニリンソウばっかりだったので、紫色の花が妙に新鮮。

5/19 12:13

まあどってことない雪渓

5/19 12:22

本谷橋

5/19 12:23

渡る
かなり揺れる

5/19 12:24

渡りきると桜が咲いていた

5/19 13:19

ロープが張ってある雪渓

5/19 13:38

ちょっとヤバイ感じの雪渓

5/19 13:39

渡りきって振り返る
滑ったら怪我するよな、これ…

5/19 14:08

それほどでもないが、もし転んだら↓

5/19 14:08

↑谷底にまっしぐら
写真で見るイメージより急斜面です。

5/19 14:19

引き返した後。
これは本谷橋から最初の雪渓。
実はここが一番ビビりました。

5/19 14:43

引き返してから1キロくらいの本谷橋。
涸沢の方が距離は全然近かったorz

5/19 16:05

横尾に戻って山鳩のお出迎え。
本当は餌をもらいに来ただけだが…

5/19 17:08

誰も居なかったので横尾山荘の風呂をパチリ

5/19 17:08

洗い場は3人分

5/19 18:03

横尾山荘の夕食

5/20 6:04

朝食
あれ？横尾山荘で3食食べたのか…

5/20 6:35

横尾大橋の上から

5/20 8:43

徳沢の店はMICHIKUSA SHOKUDOUという名前だったのか

5/20 8:46

超贅沢なロケーションでカフェラテをいただく

5/20 8:47

槍ヶ岳チョコレートクッキー付き

5/20 9:44

花を見ながら進むと…

5/20 9:50

なんと！！
緑色のニリンソウ発見！

5/20 9:52

別の場所にも
通り掛かった花に詳しそうな人に尋ねてみると、ニリンソウはもともと緑色だったのに、進化する段階で白に変わったとか。
という事は、緑色のニリンソウは進化からの名残りと言うことですね。

5/20 10:10

目の前を横切ったサル

5/20 10:16

サル

5/20 10:42

帰りは明神池方面に

5/20 10:46

明神橋

5/20 10:50

鳥居

5/20 10:55

一の池

5/20 10:56

その2

5/20 10:56

その3

5/20 10:58

二の池

5/20 10:59

その2

5/20 11:01

その3

5/20 11:22

明神池から上高地に向かうと木道が多い

5/20 11:55

5/20 12:10

5/20 12:24

上高地から岳沢は本当に美しい

5/20 12:37

バスターミナルに戻り今回のハイキング終了！

5/20 12:54

バスターミナル二階の食堂にて
山賊焼きとメンチカツの定食

5/20 14:02

小梨平のお風呂
8人分の洗い場があります。

5/20 14:48

河童橋とさよならして

5/20 15:11

バスで帰ります

撮影機器：

iPhone 6 Apple

装備

個人装備

長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ

感想

br_kurisan

さんざん下調べして臨んだ涸沢だが、本谷橋を過ぎてから現れる雪渓のトラバースがあまりに恐ろしくて、思い切って引き返す判断をした。

3回くらいか？雪渓を越えたが、実際はそれほど長くもない雪渓トラバースだが、何か説明の出来ない感じのヤバさを感じた。
その場では説明さえ出来ないだろうし、よくわからないがとにかく嫌な感じがしたので、そこから時間的に16時くらいに横尾に降りれそうなので下山の判断をした。
涸沢ヒュッテには予約もして、登山届けも出しているので、なんとか早く携帯の繋がる横尾まで下りて涸沢ヒュッテに引き返した連絡をしないといけませんし。

横尾山荘は実に快適でした、旅館と同じくらい綺麗だし風呂もあるし（石鹸シャンプーなど使えませんが）相部屋の二段ベッドもカーテンの仕切りもあるので個室とほとんど変わりません。

夕食後に明日涸沢に向かうというご夫婦と話をしているうちに、どうしてあんなにヤバい感じがしたのか気付いた。
そう、私は自分でも忘れてしまっているが、プロフィールにも書いてあるように左足が悪いんです。
左足一本ではバランスを取れないので立てません、右足は普通に動くんですが。
そんな事も忘れてしまうくらい毎週のように山に行ってても、いざという場面ではダメです、それを再認識できたのは大きな収穫です。
たとえアイゼンを履いていて滑らないとしてもバランスが悪い足なので、ひとたび雪渓の上でバランスを崩せば谷底まで一気に滑落して大怪我か死んでるか…

実はそれほど危険な場面ってほどじゃないのに、ヤバさを感じられたのはそれはそれで私の経験値になったと思いますが、普通に歩けるであろう山小屋で会ったあのご夫婦には、ぜひとも私の分まで涸沢の絶景を楽しんできて欲しいです。

さてさて、涸沢敗退から気持ちを切り替えますと、それはそれで楽しい山行になりました。
翌日の予定が短くなった分だけ時間に余裕ができるのですから、ゆっくり歩いて奥上高地を堪能できました、花を探したり鳥を探したり。

明神あたりから急に足の裏が痛くなり超ペースダウンして、最後はやっとの思いで上高地まで戻った感じです、仮に二日目に涸沢から下りてきたら15：30のバスの時間に間に合ったのだろうかと思うほど最後は辛かったです…

今回の敗退は、登頂よりも価値があったと思います。

コメント

maru57

決断に拍手
山選びと山歩きの要素を先日、幾つか上げてみました。安全は全てに優先するを改めて思いました。
計画通りを優先し、一歩間違えると滑落の経験をした身として感慨を持って読ませていただきました。

br_kurisan

Re: 決断に拍手
maru57さん初めまして、コメントありがとうございます。
簡単に言えば、大した危険箇所でもないのに、尻尾を巻いて逃げてきた訳ですが、全く恥ずかしとは思いませんし、こうして無事に帰宅してヤマレコを書いているのが一番の結果だと確信しています。

ゲスト

敗退こそ心の糧
こんにちは。敗退記事、読ませていただきました。ヤマレコ初心者です。山も初心？初級ぐらいかな？
自分も散々調べて計画した縦走で、やはり膝の痛みが発生してしまい、あえなくルート変更、でも時間と自分とルートと天候と、要は己と自然と向き合って、出した結果に悔しさは残るものの気持ちを切り替えて、ゆとりを持って楽しく山行を終える。そしてその経験を生かして次はどういう計画にしようかと想いを巡らせて計画する。そしてまた…
本やメディアやヤマレコも素敵な記事が目白押しですが、敗退記事や失敗記事もいいですね。
思った事を格好つけて勝手にコメントしました。これからもだいじにしてください。

br_kurisan

Re: 敗退こそ心の糧
haccymasaさん初めまして、コメントありがとうございます。
そうですね、その時の自然と向き合った結果がこれでした。
そして次の計画を立てるのがすでに楽しみになってます。
とにかく事故の無いように山を楽しみたい気持ちです。

busan

ほほ〜
こんばんは！
ニリンソウ祭りレコにご訪問下さってありがとうございました
確かにこちらもお祭り開催中ですね 笑

緑色のニリンソウ、こちらの方がかなりご立派ですね
なるほど、いい勉強になりました
今よく見てる方が進化後の姿ということなんですね

それはともあれ、敗退は残念でしたが、その時の嫌な感じがして敗退されたのはよかったかもしれませんね。
天気もよくて敗退というのは非常に勇気のいることですが・・・。
しかしなにかケガされてからでは遅いし

そして足が悪いんですね。
なんともすごいめぐり合わせなのか、わたし、理学療法士（リハビリ）の仕事してます
色々、アドバイスやサポートできることがあればさせてもらいますし、また逆に山に行ってこれがダメだったなど教えてください
せっかくのご縁なのでフォローさせてもらいますね〜

br_kurisan

Re: ほほ〜
busanさん、コメントありがとうございます、フォローもありがとうございます。
私の足の状態ですが、左の足首より先が30年前にやった脊髄損傷の後遺症で、神経が正常でないので動きが悪いという状態ですが、人よりも歩くのが遅いという以外は、歩き方も普通に歩いてるように見えます。
なかなか言葉で説明するのは難しいことですが、今後何かいい改善方法を探すような場面で相談させてもらうと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

あきさん (JM1NCT)

無事に降りてこそ、次回もありますからね
初めまして。
私自身、怖いな〜とおもい出した場所がピークと決めてます。
※去年の鳥海山もあと数十メートルで撤収しちゃいました＾＾；
お互い楽しい山行を突き進んでいきましょう♪

br_kurisan

Re: 無事に降りてこそ、次回もありますからね
aki_JM1NCTさん、コメントありがとうございます。
先日、念願だった富士山を登頂してきました。
これも、その時に無事に帰還したから達成できたわけで、怪我なく下山することは本当に意味がある事だと実感しています。