記録ID: 880448
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ハイキング
京都・北摂
京都北山 三国岳、天狗岳 巨樹の稜線を下見
2016年05月21日(土) [日帰り]
滋賀県
京都府
クマ
その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:08
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,120m
- 下り
- 1,122m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●朽木桑原〜三国岳(さんごくだけ) 桑原橋は高島トレイル終点で、りっぱなトイレ舎があり利用できる。ここからは一般に経ヶ岳への登山路になっていてそのように表示されているが、三国岳(さんごくだけ)へも2つのルートで登ることが出来る。ひとつはすこし針畑川ぞいに遡ってから枝尾根に乗る方法で今回の登りに使った。急登が連続するが雰囲気のいい登山路だ。登山路脇のイワウチワの量がすごかったが、すべてすでに終わっていた。もうひとつは経ヶ岳登山口と書かれてあるところから登って主稜線で右折する方法で、今回は下りで使った。残念ながら両方とも国土地理院の地図には記載されておらず、昭文社のエアリアMAP京都北山(2)(廃版?)または、NPO法人・高島トレイルクラブの詳細マップ(1:25000)を取得したほうがいい。 三国岳(さんごくだけ)は主稜線から少しだけ離れているので、ピストンする必要があるが、往復でも10分以内で行ける。 ●三国岳〜天狗岳(天狗峠) 三国岳山頂から南に伸びる尾根に降りていく。すぐに南東方向に変わるが、しばらくのあいだ登山路はしっかりしている。アップダウンしながら進むが、P936周辺および、その南側にある開けた台地のルーファイは特に難しい。GPSがなければ困難を極めるだろう(GPSを持っていても使いこなせてなければ、話は同じ)。標高900m前後をキープしながら稜線をアップダウンしていくと、天狗岳(昭文社エアリアMAPでは天狗峠と表記)への分岐に着くが、このあたりのルーファイも難しい。つまり、天狗岳も主稜線から少しだけ離れた独立峰のようになっている。天狗岳山頂には、私設の看板はあるが、三角点も公式の表示板もない。北側の斜面にはブナ林が広がり、広大な京大演習林(芦生研究林)となる。 なお、今回進んだ主稜線をそのまま進むと、小野村割岳を越えて佐々里峠に達する。台杉、芦生杉、ブナの巨木を観賞できる山深いマイナールートだ。 - |
ファイル |
(更新時刻:2016/05/24 10:13)
(更新時刻:2016/05/24 10:14)
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写真
感想
本来の予定では、桑原から三国岳に登り、天狗岳、小野村割岳を越えて佐々里峠まで縦走するはずだった。そのため、朝暗いうちに佐々里峠に自転車をデポした。佐々里峠から登山口までクルマで走るが、これは、夕方の自転車ルートとなる。しかし、登りが厳しくて、かつ距離が相当にあるため、桑原にクルマで到着した時点で、心が折れ自転車周回をあきらめた。つまり作戦失敗となった。ここはクルマ2台作戦しかない。
このまま自転車を回収して帰るのも、お天気が良過ぎるので、下見がてら天狗岳までピストンすることにした。このあたりは京都北山でも屈指の山深い場所で、帰りに三国岳からの下りで一人のハイカーに会った以外は誰とも会わなかった。三国岳から天狗岳のあいだは、思ったよりも登山路がしっかりしていて、想定外だったが、それでも難しい部分はたくさんあった。ちょうど京大演習林の南側の境界にあたり、巨木が群れをなす稜線だ。自然の畏怖を感じるぐらいの山深さを味わって、帰路に着いた。
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コメント
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ワタシも自転車を使うルートをよく考えますが、その場合高低差がけっこうネックになることがありますよね〜。
下山して疲れてるのにヒルクライムなんて冗談じゃありません。
なので基本ダウンヒルコースでしか使いません
杉の巨木群、見事ですね〜。屋久島みたい。
自転車を佐々里峠にデポしたのですが、
作戦失敗でリベンジとなりました。
いつもの電動アシスト自転車でしたがね〜
モチベーションも低かったのかな〜
翌日は、クライミングコンペの審判員もあったしね・・・
でも、巨樹の稜線は、畏怖まで感じる程でしたよ。
この地域、屋久島以上の山深さです。
クマ
行ってるやん!(⇐羨望)
でも、次回はこの辺り行くよん
(ただし、連れてってもらうダメダメパターンでですが…)
そうそう、#26はピークハンターさんのと違う
ピークハンターさんのは、右上に猫の足跡があり、文字も違う。
何より針金の巻き方とつける場所が違うんよね〜。
こんな大胆に目立つようにはついてないよ。
ち、ち、まだまだ修行が足りんねぇ〜
へへどん、
新バージョンかなって思ってました。
事前に、とあるサイト(サラの山歩きさん)にて、天狗岳の南側にあるP921にピークハンターさんの札(追加写真参照)があることを確認してました。ボクが歩いたP936になくて、P921にあるってことは、ピークハンターさんは佐々里峠からピストンしたことが、ひとつの可能性として想像されます。
このあたりは、ボクでも恐いくらいに山深いので、大変よろしいですよ。ソロでも歩けるように、地図読み、コンパス操作、GPS操作を修行してちょうだいね。ちなみにボクは、国土地理院からダウンロードした1万分の1地形図で地形を読んでいます。ご参考までにPDFで添付しときます。(行けなかったルートを含めて)
クマ
ご指摘のようにニアミスですが・・・。
あくまでも緯度でのお話、確かに大接近ですね
しかし、経度では10分以上も
三国岳、小野村割岳は登ってますがその間がつながらない
これは是非繋げたい
奥深い北の山は足に伝わる感触がすっごくいいです
ふーちゃん、
ニアミスとは、クルマでのアプローチも含めて言ってます。かやぶきの里の前は2回通り、帰りはここで休憩してましたからね
この巨樹の稜線は、すばらしいですね。ぜひ繋げてください。もしよければ、ボクが今回使用した1万分の1地形図も参考にしてください。アップしておきました。
クマ
ありがとうございます。
そうなんですね、兵庫からと京都ではアクセスが違うんだ(^_^;)
未だに地上での地図読みが不十分です。
山での地図読みは
やってみないと
野宿が心配
私のテリトリーにようこそと云いたいところです。
芦生杉、ブナの原生林が面白いところです。
鳥海山北麓にある「あがりこ大王」みたいなのがあったような。
ところで、4/32は、スミレではないのですが・・・・・(汗)。
カキドウシ、シソ科カキドオシ属です。
アカモノ、ツツジ科シラタマノキ属ですね、日本には2種類のみです。
同じ種では、シラタマノキがあります。
植生範囲は、亜高山帯から高山まで。
そう云えば、何かにアカモノ酒は、アカモノ果実約200グラムに、25〜35
度のホワイトリカーを2〜3倍量漬け込み、冷暗所に3〜4ヶ月して中身を引
き上げると美味しい果実酒になるようです。
5、6/32は、タニウツギですね。
ストラッセさん、
カキドウシ・・・ご訂正、ありがとうございます。
この手の花をみると、ついタチツボスミレになってしまいます。
よく見たら、全然違いますね。
また、勉強になりました。
アカモノは、正しいのですよね。そうすると、
このあたりは亜高山帯になるのでしょうか?
白山一帯でもよく見かけるのですが、
高山帯以外では、初めて見ました。
「あがりこ大王」は、林野庁が選定した「森の巨人たち百選」のひとつですね。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kokuyu_rinya/kokumin_mori/katuyo/mori_kyojin/morinokyojin.html
このあたりには、よく似たのがいっぱいありましたよ。
写真23なんか、近いですね。
ストラッセさんのテリトリーなのですか?
その割には、ご訪問が少ないような・・・
クマ
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