霞沢岳 クラシックルート(徳本峠越え)【200名山 27座目】


- GPS
- 17:03
- 距離
- 48.4km
- 登り
- 5,043m
- 下り
- 4,299m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 7:33
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 10:42
天候 | 1日目 曇り、夕方晴れ 2日目 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
霞沢岳ルートには一部に傾斜のある雪渓をトラバースしますが、アイゼン・ピッケルは持参しただけで使用しませんでした。 ただ、例年なら必要となる時期ですし、諦めて引き返した方もいるようなのでご自身で判断されて下さい。 |
その他周辺情報 | 安曇支所から近い、竜島温泉せせらぎの湯 を利用。 http://www.ryushimaonsen.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
10本爪アイゼン(未使用)
ピッケル(未使用)
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
ハンディGPS(1)
ライター(2)
ナイフ(1)
飲料(2)
バンドエイド(5)
タオル(2)
携帯電話(1)
雨具(1)
防寒着(1)
手袋(1)
ストック(1)
ビニール袋
替え衣類
シュラフ(1)
ザックカバー(1)
水筒(2)
腕時計(1)
日焼け止め(1)
非常食
笛(1)
虫除け(1)
テント(1)
テントマット(1)
コンロ(1)
ガスカートリッジ(1)
コンロ台(足)(1)
コッヘル(鍋)(1)
カメラ(2)
車
|
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感想
今年は雪解けが早いので、例年ならまだちょっと・・・という山域にも行けそうだ。仕事が3連休となった今週は最大2泊も考えたが、月曜日には雨の可能性が高いので、1泊2日(予備1日)で仕込み済みの計画から、徳本峠越えクラシックルートを選択した。
5月に入ってからのレコも幾つかあり、アイゼン・ピッケルを持って行くか迷ったが、それで撤退するのも悔しいので(実際に当日撤退された方も居たようだ)テント泊装備に加えて少々重くなった。
登山前日、実家の父の体調が良くないというので、夜勤明けで実家へ向かい、病院への送迎をしてから夕方そのまま山へ向かう。下道で塩尻辺りまで行くつもりだったが、それだと寝る時間が足りなくなりそうなので、大月から高速に乗り、双葉SAで夕食、諏訪湖SAで仮眠とした。SAだとお湯が使えるので朝食にドリップコーヒーが飲めることと、みどり湖PAまで行って最終のウォシュレットが使えるのが理由。
起床は3時半、4時出発。塩尻北ICで降りて新島々近くのコンビニに寄ると登山者が多く立ち寄っている。駅の前にはステビバのシュラフも並んでいた。安曇支所の駐車場に入ると既に数台の車が入っていた。
パッキングに手間取り出発は5時半近く。
まずは獣除けのゲートを通り、林道を島々谷川に沿って緩やかに上っていく。二俣にはトイレもあるので一度休憩。ここから道は登山道となって南沢を左右に渡りながら西へ進む。所々に崩落があり、大きく崩れたところは高巻きルートになっていることもある。岩魚留小屋には予想よりも早く、3時間20分ほどで着いた。
小屋中の様子は見えなかったが、かなり傷んでいている感じだ。濡れ縁でL休憩。
ここで夜行バスで来た3人パーティーと言葉を交わす。他にもう一人バスで入っているらしい。
南沢本谷から分かれ、峠沢を左岸に渡ると間もなく力水に到着。登りに必要な分だけ補給していよいよ急登が始まる。道はジグザグになっていて斜度自体は抑えられているので、焦らずゆっくり登って行く。目標の13時よりも1時間半ほど早く峠に到着。殆ど陽射しが出なかったことが暑さの面で幸いした。
テン場のベストポジションには既に2張り設営済みで、少し角度を変えた平らなところを選び設営。明神側へ水汲みに降りる。(この日は正確な位置が判らず少し上のところで汲んでしまった。まあ、生でも飲んだが問題は無かった・・・本来の水場とも大差はなさそう。)
水汲みが終わればあとはノンビリ。上高地側から登ってきた同世代くらいの舞鶴から来たソロテンの人とビールを飲みながら山の話。明日は霞沢岳に行って上高地に戻るというので同じコースだ。テントで休んだ後、食事を挟んで夕景を眺めつつもう少し飲んだ。
近隣の他のテントも明日は4時前後に出発するようなので、3時半に目覚ましをセットし、早めに就寝した。
よく寝たような気がして何度か時計を確かめるが、意外と時間が経過していない。3時を過ぎるとまだ暗いのにホトトギスの囀りが聞こえ、月明かりもあって何だか夜が明けてきたような錯覚を覚える。起床,朝食といつも通りの準備をして、展望台まで行って夜明けを待つ。晴れているのだが、地平線に雲があるのか水蒸気が多いためか、穂高は赤くなってくれなかった。それでも良い天気なので気を取り直してピストンに出発。昨日の方と前後しながら進んでいく。
昨日、小屋のスタッフから聞いたとおり、ジャンクションピークの辺りを過ぎても、穂高方面には樹林があってかなり先に行かないと開けて見えない。逆に南側は時々開けて、乗鞍や御岳が見通せる。
K1ピークへは雪渓の斜めトラバースや浮き石の多い急登があって、帰りのことも考えると少し気が重くなる。それでも振り返ると穂高や常念山脈、梓川沿いに徳沢方面もよく見え、このコースが良い展望台であることが実感出来る。
K1から見るとK2が思っていたより大きい。一度大きく下って登り返し、直下の雪田を通過するとK2。霞沢岳の山頂直下も雪のテラス状のところを通過していく。山頂はそれほど広くはない。その奥にスペースがあるが、心ない登山者の不始末があるので、山頂標識周辺でLにする。昨日、近くにテントを張っていた二人(一人はy0926ikedaさん)も到着し、4人で記念撮影。
気持ち良く何時までも居たいところだが、帰りも、下山後の運転も長いので小1時間で先に下りにかかる。改めて足下はそれほど良くない。疲れも大分来ているし、雪渓の通過もあるのでゆっくり、ゆっくり、行きよりも若干時間が掛かって峠に戻った。
テント撤収して、パッキング、上高地には3時を過ぎそうだ。
下りでは水場を改めて確認し、明神館前で休憩。バス停に着くとバスは数分前に行ったばかりで次の16時発まで40分程の待ち時間となった。安曇支所前まではバスで約60分。すぐに竜島温泉(前に行き方が判らなかったところ)に移動して入浴と食事。それで18時。
高速を使えばもちろん当日中に帰れるが、往路で高速を使ったし、あまり飛ばして帰る気にもなれなかったので、明日が休みなのを良いことにどこか途中で寝るつもりで一般道を行く。日曜日の夕方から夜に掛けて、高速の上り線とは裏腹にどこも流れは気持ち良く順調。あまり眠くもならなかった。道の駅白州まで約2時間。給水その他と30分の仮眠をして21時発、帰宅は0:45頃だった。
徳本峠のクラシックルートに加え、国道20号のクラシックルート(塩尻峠越え、笹子峠越え、大垂水峠越え)を果たした充実の山行だった。
コメント
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fireboltさん、こんばんは。
このルートで行きましたか!いやいや恐れ入りました、やるなぁ(汗)
私なら、大正池からの直登ルートを模索しつつ、結局ヘタレて明神池〜徳本峠経由をブツクサ自問自答しつつ登頂ってパターンがオチかな?ええ、もちろん登頂したら喜びますよフツーに(笑)でも途中は後悔反省の呪詛を唱えてますけど(汗)
で、八海山は、やっぱりロープウェイはナシ…ですよね(T0T)
写真への拍手は後で(笑)
ダン之助でした。
dan_no_sukeさん、コメント有り難うございます。
> 大正池からの直登ルートを模索しつつ
クライミングをやらない私には到底出来ませんが、dan_no_sukeさんは、ぜひそちらでチャレンジして下さい
八海山はDSAリーダーにお任せです。
最後の天気と最高の眺望、行って良かった〜
機会がありましたら、是非山ご一緒させて下さい
y0926ikedaさん、お早うございます。
コメント有り難うございます。
それと山頂での一緒の記念写真、有難うございました。最高のコンディションでしたね。
現在は(今年度まで?)シフト勤務のため休みがずれていくので、2ヶ月ぶりの土日休みでした。未踏の百名山もまだそこそこ残っているのですが、遠隔地はなかなか行けないので、このところ中部山岳の未踏ルートや200/300名山に行く事が増えました。
今年も目標はジャンダルム(さすがに小屋泊まり)なので、そこに向けて準備を進めていきます。ヤマレコの計画は直前公開になるかと思いますが、テン場や小屋でご一緒出来たら飲みましょう
是非是非、ご一緒させてください
お久しぶりです。
このルート私も行きたいと思ってたルートです。
夏だと暑いかなあ・・・。
あ、それと来月の銀座飲み会って何日になるのでしょうかね?
bさん、お早うございます。コメント有り難うございます。
去年も計画して、蝶への赤線と悩んで結局どちらも行けなかったのですが、やっと霞沢岳に行けました。
徳本峠から先、夏は暑いでしょうね・・・でも風が少しあれば良いかな。
あと、次回の街歩きは何時ですか? 来週は3連休にしたけど、真ん中が娘の誕生日なので日曜日の日帰り、山に行くなら未だに未踏の乾徳山か茅ヶ岳辺りかなと思っています。
6月5日に渋谷から井の頭線を歩きます。6時過ぎに井の頭線渋谷駅からスタートします。そのあと西武多摩川線を歩いて、銭湯に入ってアキバでDVD を買って、酒飲んで終了です。
いかがですか?
あ、酒はスタート時から飲むかw
今回は参加できそうですね。宜しくお願いします。
こんにちは!
来年あたりに
逆コースを模索しています。
とても・・島々から徳本は無理なので・・
umetyanさん、コメント有り難うございます。
車利用なら、このパターンが良いと思いますよ。確かに登りの標高差は大きいですが、霞沢岳のあとで下りが長いのもちょっと大変です。早朝のバスのこともありますし。
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