大峰奥駈道南部縦走 熊野本宮〜玉置山〜蜘蛛ノ口〜古屋辻〜上葛川
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 19:00
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 2,542m
- 下り
- 2,048m
コースタイム
- 山行
- 0:18
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 0:44
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 8:59
林道タイム:18分(1.2km)
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ゴール後は滝まで自転車で下ってバスに乗る予定でしたが、バスの待ち時間が1時間40分と長く、さらに5kmほど平谷の庵の湯まで走る羽目になりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
熊野本宮バス停〜玉置辻 備崎までは国道を歩いて行きます。以降の山道は整備もよくされていて、案内標識もありますので、迷うことは少ないです。七越峯へはぐるりと左後方へ曲がるルートになりますので、まっすぐ進むと高山方面へコースアウトしてしまいます。 荒れたところも少なく歩きやすいですが、各山頂の前後は急斜面になっているところが多いです。 大水ノ森から玉置辻までは最初下り坂を進んだ後、なだらかなところが多く、とても歩きやすい区間になっています。 玉置辻〜玉置神社〜玉置山 玉置辻からは急坂の登りになります。神社までは整備された段差のない土の坂道になっています。神社から山頂までは段差のあるかなりの急斜面になっています。 玉置神社〜古屋辻 全体的にはなだらかな土の道になっていて、歩きやすい区間です。 古屋辻〜上葛川口 落ち葉の多いふかふかの段差のない土の坂道です。ばっちり整備されているというわけではなく、枝が出ている箇所もありますが、全体的には道がはっきりしています。1箇所だけ案内看板の向きが分かりにくい箇所がありますが、矢印の差す直進方向ではなく道なりにぐるっと回る方向に進みます。 ☆自転車コース状況 上葛川口〜滝 合計9キロ少しの道のりです。最初の3キロはかなり急な下り坂です。その後も数カ所は登り坂がありますが、全体的には楽に下っていけます。 滝〜平谷 5キロほどの道のりになります。国道のトンネルへは押しながら上がる必要があります。その後は乗ったまま進むことが出来ました。歩道はなく路肩を進みますが狭いので、怖さを感じます。 |
その他周辺情報 | 初日は熊野本宮にある、うらら館の蘇生の湯で入浴し車中泊に入りました。200円でした。 葛川隧道に置いておいた自転車で十津川温泉まで走り、庵の湯に入浴しました。JAF割引で200円でした。 |
写真
感想
大峰奧駈道の中で未踏である、熊野本宮から太古辻の区間をどうやって歩くかを思案していましたが、この区間は行仙小屋まではまったく小屋はなく、玉置神社の駐車場か塔ノ谷峠、21世紀の森でビバークかテント泊をするのが縦走を続ける唯一の選択肢で、なかなかハードルが高い区間になっています。
(実際に歩いてみると、玉置山展望台でも可能だと思いました。)
しかし、元々は土日2日間を利用することを考えていましたが、週末が近づくにつれ天気予報が悪い方向に変わっていったので、土曜日一日で出来るだけ長距離を歩いておいて、次回に一泊で残り区間を踏破する作戦に切り替えました。
朝は滝〜熊野本宮間のバスが期待できないため、自転車を前日に葛川にデポして、バスの多い午後に本宮に置いてある車を取りに戻るようにしました。
金曜日の日暮れ直前の内に、本宮大社と大斉殿を訪問しておきましたが、広さはそれほどではなくとも、凛とした空気感はさすが日本の古社であることを実感できました。
翌朝奥駈道を歩き始めましたが、どちらかというと大峰の趣というよりは、熊野へ向けて普通の山道を進んでいる感じを強く受けました。太古辻から釈迦ヶ岳辺りの方がそういう趣が強かった気がします。
各山頂の手前はかなり急斜面になっている感じで、何度も何度もアップダウンを繰り返すので疲れも段々溜まってきます。特に玉置神社から玉置山への斜面は相当なきつさです。
玉置山以降の稜線を進み、次回への繋がりを考えて古屋辻まで歩きましたが、そこから葛川への下り道は標高100mほどですぐに車道に着きますので、区切りにはなかなか便利です。
下山後は滝まで自転車で下り、そこからバスに乗るつもりでしたが、土曜日で14時51分のバスが運休で、時間の無駄を避けるために庵の湯まで車がビュンビュン走る国道を走る羽目になりました。
熊野本宮からの帰りは、崩落で168号線の交通量が少ないこともあり、自宅まで3時間で帰ることができました。
大峰奥駆は一度に走破するのも難しいですが、こうして分割して繋ぐのも大変ですね。
特にアクセスの面では南部を歩くことの難しさを感じました。
私も168号線等は自転車で走ったことがありますのでその長さはわかります。
とにかく山奥で長距離なので持久力も必要です。
私ではとても走破出来そうにないので十津川温泉に入りながら玉置山でも狙ってみます(^^;。
ikajyuさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
大峰は出発点に戻るピストン山行以外だと、どこもアクセスが大変でどのようにまとめようか本当に悩みます。
ikajyuさんのお言葉を導き水に、ちょっと思うことを書いてみました。
大峰は北部は洞川や天川を起点に手軽なコースを設定したり、和佐又の周回の設定も可能ですが、その北部でも縦走となると車の回収がやはり難しいですね。
でも南部の厳しさは圧倒的で、登山口が国道からも離れるところが多く、その道もぐねぐねの山道だったりかなり荒れた林道であったりで、車で行ってもその回収に策を巡らさないとなかなか達成できないですね。。。
一番楽なのは車を2台使って先に下山口にデポする方法ですね。これだと自分の立てた計画通りに進めることが出来ます。
ただし、運転者が山道の運転にかなり慣れている必要があるので、2台あるからといって自由が効くわけではないと思います。この辺りは昔峠やサーキットを走っていた経験はかなり生きていると思います。慣れているとはいえ、睡眠が不足する中での長距離山道運転は本当に気が滅入ります。168号線にしても先日の秩父の山道にしても。。。
2台を利用できない場合、国道168号線のなら交通バスとの兼ね合いになりますが、自転車は下り限定なのでデポ地点の制約があり、順峯・逆峯のこだわりもあり、当然登山開始時の車の置き場所の制約に、そこまで戻るバスの時間の制約、車回収後の帰りの道中の距離や道路の整備状況による速達性、渋滞の時間傾向などなど、様々な制約や障害があります。
さらに当然のことですが登山なので、体力と相談の歩行距離の制約もあり、都合のよい地点まで歩ききれるかという問題もあります。
登山自体は普段の世間生活から離れる行為という面が強いですが、その前後は、普段生活よりむしろ社会制約に縛られる部分が多く、その辺りには強い自制と努力が求められるものだと思っています。
私は車中心の登山スタイルでこのような制約に立ち向かって歩いていますが、ikajyuさんは時折自転車を利用しながら公共交通中心で数々の素晴らしい花登山達成されていて、制約との調整は大変だろうなぁといつも感心しながら見させて頂いています。
梅雨に入り一休みに入られる方も多い時期ですが、それが開けると夏山シーズンです。ikajyuさんの夏の山行も楽しみにさせてもらっています。
こんにちは。はじめまして。
山でお会いすることはなかったですが、葛川隧道のデポ自転車をお見受けしました。
私は、前日の金曜の夜に玉置神社の駐車場に車をとめ、スーパーマーズと満天の星空を堪能して翌朝21世紀の森に移動しました。
その途中でトンネルの手前の自転車が目に入り、この自転車の持ち主はどこを歩いていらっしゃるのだろうと思っておりました。
葛川方面に降りると、この隧道にたどり着くのですね。
私も日帰りピストンで奥駆道をつないでいます。
あと、大森山〜本宮大社でやっとつなげます。
espritさんの今回のレコを参考にさせていただきますね。
こんにちは!コメントを頂きましてありがとうございます。
残念ながら直接お会いすることはなかったとはいえ、同じ日に同じ地域を歩いてかつ置いていた自転車に気づかれた方からコメントを頂き、うれしく思っています
私は今回は、大阪から本宮に向かう途中、4時半頃に一度葛川隧道に自転車を積んで上がり、自転車とバッグをデポして本宮大社に向かいました。
葛川は、玉置神社の車道の、蜘蛛の口からの下山道、古屋辻からの下山道、塔ノ峠からの下山道といくつものルートからエスケープして似たようなところへ下山できるので、疲れ具合とバス待ち時間の兼ね合いで選んで、自転車を押さずに登りの車道を歩けるように、あそこに置いておりました。
本宮で入浴
私は全然気づかずに爆睡しておりました。ちょっと残念です。
こんばんは。
本宮から大峰奥駈道へと入っていくコースは自分とは逆方向なので、とっても新鮮な感じがします。
と、言うかあんまり覚えてないんですけど…
区切り打ちをするにも難儀するのが大峰奥駈なんですね。
これからは梅雨に入り雨の熊野を楽しめるかと思うと、大峰奥駈はよう行きませんが中辺路を歩いてみたくなりました。
次回もどうぞお気をつけ下さい。
レコ楽しみにしてます。
こんばんはー 先日はダイトレ一気縦走達成おめでとうございました。
入れ違うように大峯へ出てしまって、またまたお会いできずに残念でした
shichi7さんは吉野からの逆峯での踏破でしたね 実はこの1週間ほど度々訪問しては、そのレポを参考にさせて頂くために見まくってました。
他にも奥駈縦走された方のレポはたくさんありますが、見知った方のレポがなんとなく落ち着いた気持ちで見ることができまして
高野山から伯母子を越える古道ルートにも興味がムクムクと湧いてたりします
次回いつになるかはまだ決めていませんが、その節も頑張ってきます!! 応援ありがとうございます
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する