完全貸切、山頂は天国。残雪の羅臼岳。
- GPS
- 08:02
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,455m
- 下り
- 1,441m
コースタイム
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 7:59
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
狭いのでシーズンは駐車難しいそう。 その場合は地の涯の空スペースに止めるしかないかと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道 弥三吉峠付近から残雪が現れ、仙人坂からは完全に雪面となる。 気温にもよるが斜度がありアイゼン・ピッケルがないと厳しいだろう。 羅臼平から上部は夏道を通らないと藪漕ぎになりそうなので夏道が正解だと思う。 ただし山頂直下も急な雪面を登る必要がある(アイゼンなしはちょっと怖かった)。 下りは雪が緩んだのでノーアイゼン、グリ&尻セードで下った。 ■水場 岩清水・弥三吉水は出ていた。あとは雪の下。 思ったより暑く、水の残量を確認せずカップラーメン作ったおかげで水不足に陥った。 ■小屋・トイレ 木下小屋は扉があいていたが、地の涯の駐車場トイレは鍵がかかっていた。 登山日午後に登山口の看板工事をしていた。小屋は6/15オープン??忘れてしまった‥。 仙人坂上部のキャンプ場はトイレブース常設。 |
その他周辺情報 | ■温泉 岩尾別温泉 800円 北海道じゃ当たり前のかけ流し。素晴らしいです。 駐車場下部の野天は無料、こちらも素晴らしい。 |
写真
装備
個人装備 |
ミレー40Lザック
付属ザックカバー
エマージェンシー ソロシェルター
ミズノ ベルグテックEXストームセイバー(雨具防寒兼用)
モンベル ウルトラライトダウン(防寒具)
Snow Peak GigaPower
ギガパワーマイクロマックス
プリムス クッカー コッヘル
BlackDiamond ReVolt(ヘッデン)
予備電池
行動食2食
非常食2食分
水2L
カップラーメン
フォトポール(モンベル)
PENTAX K-5(一眼)
モンベル ライト フォトショルダーバッグ
カジタックス12本(アイゼン)
black diamondアルピナ65cm(ピッケル)
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感想
3回目の北海道登山遠征。
今回は何としても羅臼を落とし、残りは幌尻のみにしたい。
初日(5/28)は後日アップしますが二百名山のお手軽な樽前山へ。
二日目(5/29)、知床自然センターで車中泊。
が、まさかの曇り‥。知床峠で上部の様子を伺うが、超爆風。
曇ってたの道東だけじゃないの??羅臼の登山口へ向かうと入山した人はいる模様。
が、もう8時過ぎ、この悪天では無理だ。温泉に入って撤退。
仕方なく、道東の湖めぐりをした。
明日は曇でも雨でも登る!という意気込みで知床自然センターで二日連続の車中泊。
朝、寝坊しつつ登山口へ向かう。と、温泉への道中で羆に会う。しかも子供である。
親がいないかビクビク。曇ってるし、天気予報もパッとしないしネガティブになる。
が登山口につくとテンションが上がる。今日は入山者いないようだ。
登山スタート。熊鈴&iphoneマックス音量で音楽を流し、時には歌った。
おかげで羆遭遇率高いゾーンは無事通過。硫黄岳が姿を見せ始め、晴れる??
しかし残雪が出始めてから早速道迷い。藪漕ぎになる。
慎重にリボンを探すがさすが北海道、そんなに優しくない。地図を頼りに進む。
なんとか登山道らしき道をみつけ進むと仙人坂についた。
このあたりで上部の雲が晴れ、山頂が姿を見せる。予報に反し晴れだ!
夏道はトラバースを繰り返すようなので急斜面だが雪面を直登するしかない。
アイゼンを装着し、ピッケル装備で急斜面を上がる。
夏道を時にたどり、トイレブースにたどり着いた。
ここから上部は藪漕ぎになりそうな気がしたので、慎重に‥行くはずだったのですが。
案の定すぐに大沢をそれており、わかっていたものの標高を下げるのがいやで、
貧乏根性を出したせいで結局最後猛烈な藪漕ぎに(泣)
なんとか雪面に出てからは嘘のように楽勝。最初から標高下げれば楽だった。
羅臼平でも羆に会わないかビクビクしたが、北方領土が見え、テンションがあがる。
山頂へ向かうと少し雲がでてきたので急ぐ。が、ハンガーノックになりかける。
ここまで道迷いしたりして、腰を下ろして休憩していなかった。
岩清水付近でアイゼンを外し、休憩しカロリー補給。思えばこのとき水を飲みすぎた。
前日曇りだったが、山頂は強風のためかエビの尻尾だらけになっていた。
下から山頂は石灰岩でできているのかと思ったが、実は尻尾のせいだったようだ。
山頂へ向かうと再び雪面を歩かなければならないことが判明したが、キックステップ。
誰もいない。気温があがり、岩についた尻尾が崩れる音しかしない。
ラストの急斜面は少々スリリングだったが、越えたら山頂だ!
山頂はほぼ無風、なにより百名山を完全独占でとても贅沢な気持ちになる。
硫黄岳や昨日まで姿が見えなかった斜里岳、奥には阿寒岳らしき山も見えた。
素晴らしい‥久しぶりの百名山カップラーメンを楽しむ。
快適な気温なので1時間半も山頂を楽しんでしまった。
また藪漕ぎになったり羆リスクも考え、もっと滞在したかったが自粛。下山。
ふと水のパックを見たら200MLしかなかった。
こんなことなら尻尾を溶かしてカップラーメン作ったのに‥。
岩清水で水を補給することにした。要煮沸だが‥。
山頂直下はお楽しみ、尻セード×2本。一瞬で岩清水についた。水補給でまた休憩‥。
時間かかるかなと思ったが気温のおかげか、思ったより早くたまった。
いよいよこの絶景ともお別れ。名残惜しい。下り雪面はすべてグリセード。
こけたら流れで尻セード。下る沢を慎重に選び仙人坂をクリア。
ここからは行きの藪漕ぎの苦労を考慮し、慎重に夏道をたどった。
踏み抜き多発だったが水場に無事到着。アイゼンを洗ったり、濡れた装備を乾かした。
あとはほぼ夏道。歌いながら下った。もう初夏の模様でセミの大合唱の中、登山口へ。
登山口では看板の工事が行われていた。さぁ温泉だ。体を洗いたかったので地の涯へ。
これまた貸切で贅沢な温泉タイム。1時間もつかってしまった。
が、露店風呂は虫が多く刺されまくっていて、今とてもかゆいです(泣)
そういえば前日に入った人がいたはずだがトレースはほぼなかった。
強風で登頂断念したのか、はたまた、山頂は直登したのかな?
この後、夕陽を楽しんだり、知床峠はガスが通り過ぎていて真っ白だったのですが、
知床峠を越えたらキタキツネの写真が撮れたり良い日になりました。
翌日は雨模様だったので、ドライブして千歳空港へ。
北海道、やっぱり魅力的すぎる大地です。
幌尻もありますが、二百名山も魅力的。今年もう一回行こうと思います!
今回は断念しましたが、知床縦走もいずれしてみたいな〜
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