釈迦ヶ岳〜霧?晴?怒涛の5山縦走〜
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- GPS
- 05:50
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 998m
- 下り
- 985m
コースタイム
天候 | 霧・晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
途中の道は細く、車一台分しか通れない箇所がいくつかあった。 駐車料金は500円 台数は60台程度。 午前8時の時点で4割程度埋まっていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的には、目印、看板、道はしっかりしており、心配することは特にない。ただ、部分的に不安な箇所があったので以下に記しておく。 まず、駐車場を出て、車で来た道の方に登山口の看板が見える。その道を進むと広い道を横切るようなかたちで出る。ここの分岐で左手に赤いポールがあるのでそちらに進む。ここまでは駐車場のおじさんが教えてくれるので問題ないが、その後、「危険につき設備内に入るな」の看板が出てくる。ここでどこにいけばよいか少し迷った。正解は右手の沢を渡る。赤印が見えにくく、間違った方向にはたくさんの足跡があったので注意する。その後も地図にないT字分岐がありコンパスで北の方角(左手)に向かった。それ以降は道に迷う心配はなかった。 つまり、登山口までの道に注意するということである。 |
写真
感想
天気予報は晴れ。2週間前から登り始めた鈴鹿山脈はいつも天気がいいなぁと上気分で車で朝明駐車場に向かう。駐車した途端、ぽつ、ぽつとフロントガラスに雨粒が落ちてきた。気分は一変してが、来てしまったからにはしかたがないと雨具を着る。駐車場の管理人曰く、すぐに止むだろうということで、気にせず出発。教えてもらったとおりの道順で登山口まで難なく到着すると思っていたら、「立ち入り禁止」の看板。だが足跡はある。進んでみると、明らかに道がおかしいので途中で引き返す。もう一度、看板の前に戻って周りを見渡すと沢のほうに黄印が見えた。この部分の道が非常にわかりにくく、10分程度時間をロスしてしまった。ちなみにまだ登山口ではないwその後の分岐でも地図にはないT字になっており、とりあえずコンパスで方向を確認、前進した。やっとで登山口。今回の山は天候といい、道のわかりにくさといい、危険な登山になるかなぁと思っていたら、それ以降は道もしっかりしており、案内の赤印、看板もしっかりある。まず迷わない。雨も止み、岩場を登り、滝を越えていく。すると、景色が一変する。小麦色の草が生い茂り、圧倒される。その後、平坦な岩場、笹、ガレなどかなりの複合的な登山が体験でき、やっぱり山は頂上だけ楽しむものではないということを実感できる。しかし、天候がさらに悪化し、あたりはガスでなにも見えない。強風が吹き、体が冷え、危険を感じ急いで防寒着を着る。そして、最後は急勾配の登りである。ちょうど体が温まるにはよかったかもしれない。山頂についてからは写真をとる元気は残っていた。しかし、長居は無用、やはり歩いていないと体が冷える。ちなみにこのときの服装はドライ半そで、長袖、インナーダウン、ゴアテックスの雨具である。
猫岳についても一向に霧と風がやまない。お昼を食べながら、ルートを変更して短距離で帰ろうかと考えていると、背中が温かくなった。ん?と思い、振り向くと、霧が明けて、日が見え始めていた。雲の動きが早く、その隙間から見える景色が夢の世界のよう、とても綺麗で幻想的であった。やはりルートは最初に決めたもので行こうと決心し、羽鳥峰に向かう。とても気持ちがいい。霧明けの景色に勝るものはないだろうと感じる。釈迦ヶ岳からの景色は見えなかったが、これはこれでよかったのかもしれない・・・と思ったのは、羽鳥峰に着いたときである。なんともいえない絶景である。山自体は低いが、悪天候や複合的なコースを乗り越えたご褒美のようであった。ここからさらに縦走ルート、御在所方面に向かい、残り2山を乗り越える。最初の3山がすごかった分、道、山ともに、残りの2山はそれほどでもなかった。
今回の登山で、山の基本を再確認できた。どんな天候でも防寒着や雨具の必要性、地図、コンパス。これはどれか一つでも欠けていたら大変なことになっていたかもしれない。また、複合的なコースを登る楽しさ、山頂での景色。これらはやはり山の醍醐味である。駐車場にはたくさん車があったが、山自体には人はほとんどおらず、2,3人しか会っていない。しかし、こんなすばらしい山があるということをみなさんに知っていただきたい。ぜひ登ってみてください。
pine70さん、こんばんは。
庵座大滝が良い見どころですね。
朝明から少し下ったところにある、「三休の湯」では庵座谷から引いたという水が飲めました。
綺麗な美味しい水でした。
金山は登山道からわずかに外れた、906mピークです。
地図上では登山道と重なってしまってます。
少し開けたところから釈迦方面の展望が利くのと、金山のプレートが掛けてあります。
良く注意していないと、普通に通過してしまいます。
この辺りの山は良く整備されて歩きやすいですが、基本的な装備はやはり重要ですね。
ガイドブックの地図などで歩かれる人も居ますが、迷いやすい道も多く、地形図とコンパスですぐに確認できるようにしておくのは山歩きの基本だと思います。
雨具、着替え、防寒着なども基本の装備ですね。
こういった装備を疎かにしない事が、山を楽しむと言う事に繋がると思います。
todokitiさん、こんばんわ。
私の持っていたガイドブックには三休の湯のことは書いてませんでした。ぜひ次行ったときは飲んでみたいです!
金山はプレートが掛けてましたか(汗)やはり注意力が少し鈍いみたいですねw
今年登山を始めたばかりでまだまだですが、自然の恐ろしさを身をもって感じました。どの山を登るかより、どんな天候で登るかで登山の難易度が変わる気がします。
これからも山を楽しみたいので、基本をしっかり押さえていきたいです。
ありがとうございました!
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