悔いを残さぬよう黒岳〜釈迦ヶ岳〜黒岳


- GPS
- 09:04
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 2,076m
- 下り
- 2,041m
コースタイム
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 9:49
天候 | くもり後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(山と高原地図のPマークは河口湖方面からだと見えにくく、見逃しました) 下山後、新道峠・どんべい峠分岐手前の路肩に駐車 |
写真
感想
今週も不安定な天気ということで、御坂山塊の半日コースをピックアップ。
御坂山塊は富士山が冠雪した時期に富士見山行として行くことが多いのですが、
2年前にレンゲショウマを見に行き、花の魅力も味わいました。
今回は黒岳に絶滅危惧種のカモメランが開花しているとのことで、
旧芦川村からの周回ルートに挑みます。
午前中の方が天気が良いかなということで、4時20分登山開始。
山と高原地図のPマークと、少し西の農産物直売所の駐車場が別とは気づかず、
登山口がわからずにうろうろする不安なスタート。
さらに、大石峠ではでっかい富士山が出迎えてくれるはずでしたが、
ほぼ雲の中に隠れて、出鼻をくじかれます。
大石峠〜黒岳の間は思いのほか展望ポイントが多く(しかし富士山は見えず)、
また花もたくさん咲いていたので、天気の割には楽しく歩けました。
黒岳展望台でかろうじて富士山の頭が望めて満足。
続いてカモメランを探し、どんべい峠に下って行きます。
ところが、カモメランを見つけることなく、峠まで下ってきてしまいました。
咲いている場所をしっかり把握して来るべきだったのですが、既に後の祭り。
気を取り直し絶景の釈迦ヶ岳に向かいますが、雲が多くて近くの山しか見えません。
しかもどんべい峠〜鳥坂峠の稜線は、河口湖側の稜線に比べて花も少なく退屈気味。
先週よりさらに早い12時10分に下山してしまいます。
最後の方はすっかりうどんモードに頭が切り替わっていましたが、
さすがに時間が早すぎたので、東日本最大のすずらん群生地に車で向かいます。
すずらん祭りが2週間前と思えないほどすずらんは見当たらず、
粘ってようやく咲いている小さなすずらんを見つけました。
そうこうしているうちに、やはりカモメランを見ないと悔いを残すのではと思い、
すずらん群生地近くから周回で、本日2度目の黒岳を空身で目指すことに。
ここからだと標高差はわずか400m、高尾山に登るようなものです。
下山してくる登山者からカモメランの咲いている場所の情報をゲットし、
気合いで登ること30分、あっという間に山頂に。
標高差400mを30分はザックを背負っているととても出ないタイム、
普段から軽量化を真剣に考えねばと思い知らされました。
そして念願のカモメランとの出会いを果たしましたが、予想外に小さな花に感動。
ランということでもう少し大きい花を想像してましたが、
これは場所がわからないと見過ごしそうです。
レンゲショウマやカモメランなど、
可愛らしい花との対面が叶えてくれる黒岳は隠れた花の名山かもしれません。
そして今回もまた、季節を変えて山を登る喜びを教えてもらいました。
コメント
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hirok さん コンばんは
ランを見るために、登り返し?とは…
オッサンなら次回か来年でチャンチャンでーす
気になったのは、#36頂上の標柱増えている?
笛吹市で設置したようだが、本物より倒れそうも無くしっかりしていそー
kazuhagiさん、こんばんは
どんべい峠に着いた時は、kazuhagiさん同様来年また来ればいいかと思ったのですが、
すずらん群生地に到着すると、すずらん峠を指すサインがあって、
これは意外と近いなあと考え直しました。
また、天気もだんだん良くなってきたので、もしかして富士山が見えるかもと期待。
結果、カモメランも富士山も見えて良かったです
釈迦ヶ岳の標柱は、前回来た時にはなかったように記憶してます。
途中でも笛吹市のトレッキングマップなるものが何ヶ所かにありました。
山が豊かな芦川村と合併したので、力を入れてきているのでしょうか。
hirokさん、こんばんは。
カモメランを見るために、気合いの2登!
見たことないですが、貴重な種なんですね。
他にも、いろいろな花が咲いていて、
季節を変えてのぼるのもよいものだと、ほんと思いました。
やはり、花と富士を撮りたいです。
なかなか天気は上手くいきませんが。
sat4さん、こんばんは
レンゲショウマを見に行くような軽い気持ちで行ったのですが、
カッコウソウのように極めて限られた所にしか咲いてなく、
しかもサイン等は一切ないので、一度目は全く分かりませんでした。
それでもこの時期はカモメラン目当ての登山者も多いらしく、
二度目の時には下りてくる方に親切に教えてもらいました。
大石峠〜黒岳は花の種類も数もたくさんでしたが、
どんべい峠〜鳥坂峠は種類も数も少なく、
こんなに近い場所なのに全然違うなあと思いました。
河口湖に面している稜線は草原のような所が多く、植生も違いましたね。
大石峠〜黒岳は展望ポイントが10か所近くあったと思いますが、
そのほとんどにヤマツツジが咲いていて、富士山とのツーショットを楽しめそうです。
hirokさん、こんばんは!
お侍さんなのに、レアなお花を求めて30kmを歩かれましたか
何ともロマンチストですね〜
そのギャップが、コアなファンを増やす要因なんでしょうね
しかし、この付近は花の種類が豊富なんですね
標高的には暑そうですが、この季節に歩くのは楽しいかも。
私の時は、何もありませんでしたから
その点、hirokさん、下調べがしっかりされていますね。
流石でございます!
毎度の事ながら、オヤツはボリュームがあります。
これを食べたら、夕飯は要らないな〜
燃費のみ勝てそうな気がします
tailwindさん、こんばんは
この辺りは自宅からも近く、何度か歩いているので、
カモメランのような動機があると、また行こうという気になります。
花レコにするつもりはなかったのですが、
天気の読みが甘く、ほぼ花レコになってしまいました
それでもこれだけの花が見れるとは思わず、それなりに楽しめました。
本当は高山の豪快な眺望が見たいのですが、
梅雨時なので歩けるだけでもラッキーですね。
下調べがしっかりできていなかったので二度黒岳に登る羽目になってしまいましたが、
愛嬌ということで
今日は半日コースだったので、いつもより山で食べている量が少なかったです。
最初から吉田うどんを食べる気満々で出かけたので、当然大盛りです
hirokさん、こんばんは。
コメントされていますが、ほんと、花レコですね
隣の三ツ峠山も花がたくさんですし、このあたりは
なにげに花が多い山域なのですね。
カモメラン、はじめて見ました。すずらん群生地の
脇は歩いたことがあるのですが、この花は全然
認識しておらず。。。
それにしても、空身とはいえ30分で400メートルは
驚きのペースです。
どんどんパワーアップしているのでは
(自分はここのところ、ヘタレ気味で。。。)
youtaroさん、こんばんは
昨年杓子山に登った時に、こんなに花が咲いているんだと思いましたが、
今回はさらにその上を行きました
おっしゃる通り、三ツ峠山、黒岳、杓子山と富士五湖に面した稜線は、
花が多い山がいくつか見受けられます。
王岳辺りも草原ぽくなっているので、また天気が微妙な時にチャレンジしてみます。
一度、youtaroさんも空身でチャレンジしてみて下さい
サブザックでピストンということは時々ありますが、
今回は水も持たない完全な空身、実に身軽でした。
たかが数kgの重さですが、こんなに違うとは。
トレランの方が早い理由が少しだけわかった気がします
(といっても、とても真似はできませんが)
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