その昔 剣岳北方稜線〜危ない道間違い
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- GPS
- 01:16
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,377m
- 下り
- 3,364m
コースタイム
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
---|---|
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
感想
その昔・・・
剣岳北方稜線に興味を持ち、どうせ行くなら一日で仙人池までと、だんだん軽装、スピード指向になっていました。この直前にカメラを新調。Contax-RTS になりました。重いのに喜んで持っていったものです。
室堂から剣御前まで 1H、それから 2H で剣山頂。12:00 に登頂しましたが、まだ先は長い。のんびりしている時間はないので、小窓まで急ぎました。
三の窓を越えたあたりからガスが出てきて、西の方が怪しい。小窓の王の先では、濃霧。○印を探しながら下っているうちに、ゴロゴロ音。ガスの中でいや〜な感じ。一瞬ガスが無くなって気が付いたら、小窓は、遙かあっちの上でした。すでに登り返す元気も時間もなく、そのまま小窓雪渓右岸をくだり続けます。誰も通っていないので、ハイ松の薮漕ぎが悲惨。トランポリン状態で体力消耗の激しいこと。とてもだけど、登り返すことはできません。小窓雪渓に降りようと思っても、U字谷のため断崖絶壁。一か八かの掛け状態。そのうち 50 度ぐらいの岩壁部分があって、そこを 50m ぐらいクライムダウン。小窓雪渓に足が着いた時は、今でも忘れられない安堵感で一杯になりました。「やった〜、助かった」と心の中で叫んだものです。降りられるチャンスは、ここだけでした。
そして、仙人池に着いたら、小屋のおばちゃんがいて、「あんた〜、どこからきた〜。汚いねぇ〜」だって。ハイ松薮漕ぎで、ボロボロだったのですね。「室堂から北方稜線通って来た〜」と言ったら、「すりゃ、すげぇ〜や」でした。
ビバークが頭によぎった、今までの中で、最悪の道間違いでした。
ちなみにこのコース、道間違いを除けば、特に難しいところはありませんでした。
帰りは、地味コースのハシゴ谷越えから下の廊下。なかなか充実した2日間でした。
コメント
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当日阿曽原まで行って、翌日欅平から白馬岳の登りかえして下山できそうですね
剱の岩場も一度は登ってみたいです。
でも日帰りはもちろん一泊でもキツそう・・・
八ツ峰のCフェイスとか、私レベルでも快適に登れそうですし、チンネ左稜線と組み合わせられれば最高ですね。
八ツ峰フェイス、チンネ左稜線、いいですね〜。体力があるうちに行ければと思っています。難しいところを登りたい訳ではなく、気分の良いルートを楽しく登れれば、もう、十分です。
理想は日帰りですが、チンネの日帰りは、ちょっと厳しいです。もっと、交通の便が良ければいいのですが・・。源治郎尾根ぐらいが限界でしょう。
登山靴を持っていないので、トレラン・シューズで可能なところが行ける範囲です。
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