北丹沢・社宮司沢
- GPS
- 10:42
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,322m
- 下り
- 1,311m
コースタイム
9:25 標高520m 二俣を左へ
10:10 標高620m 二俣を右へ
11:45 3段11mは右から巻いた
13:05 高い壁が現れ、右側へ
14:45 袖平山
16:05 風巻ノ頭
17:05 P810m付近から作業道へ
17:35 エビラ沢に降りる
18:25 エビラ沢出合
天候 | 晴れ、午後時々曇りで、一時雨も降った。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
天気予報が良さそうだったので、以前から話していた社宮司沢へ行くことにした。
エビラ沢出合の東屋の横に3,4台の駐車場所があり、ここから出発する。
キャンプ場の方へ歩くとすぐに社宮司沢の出合である。重機が2台停まっていた。
小さめの石積みの堰堤をいくつか越えるとやがて大堰堤が現れる。堰堤の少し手前、右岸側の斜面を高巻いて越える。踏み跡は案外しっかりしていたが、堰堤上部のトラバースはやや危ない。
2,3歩で越えられるような小さな小瀧を登りながらできるだけ水流に沿って歩いていく。倒木が多く、比較的最近崩壊したのではないかと思われる斜面があった。脆い岩も多く、2mほどの小滝を越えようとして足を置いた大きな岩が剥がれ落ち、以降、気持ちがビビってしまい、思い切って行けなくなってしまった。
蜘蛛の巣がやたらと多く、小枝を拾って巣を払いながら遡行する。ちょっと気を抜いて払うのを忘れると顔面が蜘蛛の巣だらけとなった。
最近はこのあたりにもヒルが出没すると聞いていたので時々足元を確認してみると、確かに足首付近でダンスしている奴がいる。遡行中、合計4匹のヒルを発見したが、吸血されるには至らず、予想の範囲内である。
標高900mあたりで6mほどの滝が出てきたが、最後の3mくらいを思い切って行けない。相棒に行ってもらってロープを垂らしてもらった。とてもありがたい。
3段11mの滝は、ヌメる上にホールドがいまいち信用できなかったので諦めて左岸から巻いた。
水が涸れたあと、ガレを登りながら「どのあたりで尾根に出ようか…」と思っていたら、正面にとても登れそうにない壁が現れたので、右の斜面から尾根に出ることにした。しかし、この斜面が非常に悪い。岩盤の上に浅く土が載っている斜面で、ホールドになりそうな岩はボロボロ剥がれて信用できない。ここも相棒に頑張って突破してもらい、立木からロープで確保してもらって登った。一度ズリ落ちてテンションを掛けてしまったので、確保されていなければ土の斜面をガレ場まで滑り落ちていたかもしれない。
標高1180mあたりで支尾根に乗ってからは特に怖い所もなく、立木につかまりながら登ると1330mあたりで登山道のような歩きやすい尾根道に出た。ここから20分余りで袖平山に到着。水が涸れてからが結構長かった。
袖平山からは登山道を風巻ノ頭まで行き、そこからは北北西に伸びる尾根を降りる。地形図には登山道の印のついている尾根である。途中、やや不明瞭な場所もあるので進路を修正しながら810m地点へ向かう。P810へ向かう途中、雨が降ってきた。幸い、15分ほどあがり、樹林帯の中だったのでほとんど濡れずに済んだ。
810m地点の少し手前から右手に作業道が分岐しているのでここを行く。エビラ沢までの斜面の後半はジグザグが長くて飽きる。
エビラ沢に降りて汗を拭いてスッキリして、「さあ、出合まではもうすぐだ」と思ってからが大変だった。最初は沢沿いを適当に歩き、途中で右岸斜面を少し登った踏み跡を進むのだが、この道がヒルだらけである。ちょっと立ち止まって足元を見ると3匹、4匹いる。持参した塩を浴びせて始末しても、少し進むともうヒルがついている。東丹沢の、たとえば三峰山のあたりや戸沢林道ならばそんな話を聞いたこともあるが、北丹沢もここまで多いとは全く思っていなかった。立ち止まって塩をかけている間にもまた別のヒルがやってくるような気がして全く落ち着かない。駆除し残しているヤツがいるのを覚悟で下山を急ぐ。
駐車場に戻り、東屋脇の水場で靴を脱ぎながらヒル退治をしたのだが、両足合計で13匹くらいいた。吸血はされずに済んだと思ったが、右足を2箇所やられていた。
神ノ川流域もついにやられたか・・・という思いである。上流側はどうなっているのか、中川川流域はまだ大丈夫なのか、とても気になるところである。
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