初めての富士山
- GPS
- 25:58
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,581m
- 下り
- 1,593m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 5:29
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 3:13
- 合計
- 10:23
天候 | 両日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
帽子
靴
ザック
非常食
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
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感想
日本人に生まれて、一生のうちに一度くらい富士山に登ってみたいとは思っていたが、18歳の時に大きな怪我をして以来、自分には縁の無い話になっていた。
その大怪我から30年近く経って去年の4月頃、もう今を逃したら死ぬまで富士山に登るなんて無理だと思って、高尾山から始めた登山でしたが、ついに達成しました。
しかもイヤラシく、剣が峰には上らずに次にまた登る理由を残して帰ってきました。
去年の春、初めて高尾山に行ったときの体重は93キロでしたが、ダイエットをして現在は74キロです。
そこまでして富士山に登りたかったのかというと、実はそうでもなく…
東京で生まれ育った自分としては、高尾山の自然の美しさに魅せられて山が好きになった訳で、写真などで観る富士山には高度以外にはあまり魅力を感じなくなっていた。
しかし最初に立てた目標だし、やはり日本人なら一度は登るべきだと(誰に言われたんだ?)思っていたし、一年ちょっとの修行を経て、満を持して富士登山に挑んだ。
克服すべきはやはり高山病でしょう、それまでの最高地点だと金峰山で約2600メートル、しかしこの時に高山病らしき症状が出てしまったので、特に高山病の克服に重点を置いた。
とにかく息切れをしないように牛歩ならぬ亀歩で進んだ。
荷物もこれ以上軽く出来ないというところまで減らし、水も持たずに小屋で補給する作戦にした。
泊まる小屋も予約せず行ける所まで行って泊まろうと思っていたが、五合目の係りの人に聞いたら今日は空いているので、どの小屋でも予約無しで泊まれるだろうという事なので、安心して登山開始した。
しかしいきなり痛恨のミス!
そっちの話に気を取られて、五合目でペットボトル2本買って進もうと思っていたのに、六合目手前で買い忘れたことに気付く!
さてどうするか、六合目で係りの人に相談した、五合目まで引き返して飲み物を買うか、七合目の小屋まで進むか否か? 七合目まで進んだほうが時間的にも体力的にも良いのではないかという助言を頂き、先に進む判断をした。
七合目の小屋は見えているのになかなか近づかない、息が上がって口で呼吸すると水分を失いやすい、序盤からいきなり高山病対策と反対の事をしてしまったが、何とか七合目の小屋に着いて難を逃れた。
しっかり休憩&水分補給をして先に進むと、ご年配の女性4人組の方とご一緒になった、この方達はちょうど私と同じくらいのペースのようなので、ペースメーカーとして引っ張ってもらった、鹿児島から来た人で富士山は4回目だという、私と違って登山経験は豊富だ。
3000メートルを超えたあたりの小屋で4人組の方達は小屋に入ったが、私は天気のいい内に歩いておきたいと思ってもう少し進んだが、白雲荘のあたりで風が強まったのでここで泊まる事にした。
翌朝、小屋の前でご来光を迎え、朝食を済ませて出発した。
御来光館で偶然にまた、四人組の方たちと一緒になった、そしてまたペースメイクして頂きました。
そして、ついに登頂!
下りは日が暮れないうちに五合目まで下りればいいやくらいの気持ちでゆっくり進んだ。
下山道は八合目より下しか使えないので、八合目までは登山道で降りる。
ザレた下山道を一歩一歩滑らないように歩いていると、後から近づいてきた年配の男性がわざわざ歩き方を教えてくれた。
「ここは一歩一歩進むより、かかとから踏み出して後ろ足で蹴ってわざと滑れらせるくらいで歩けば、一歩で二歩分くらい進めるから、そっちの方が早いし楽だ」と。
きっと大砂走りの歩き方かなと思ったが、この歩きかた少し難しいがやってみると確かに楽だった。
調子に乗って練習しながら歩いたが、やはり膝が笑い出した、でも早いし楽しいかった。
下山道七合目トイレ辺りからは、もう足がガクガクだったが、何とか一度も転ぶこともなく下山できた。
本当に今回はソロ登山なのに、いろいろな方にお世話になれて、とてもいい山行になりました。
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