白木峰 〜つぼ足大行進〜
- GPS
- 05:00
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 890m
- 下り
- 890m
コースタイム
13:11夏期駐車場1300m地点→13:32回目車道横切り→13:55白木峰付近14:02→
14:22回目車道横切り→15:10登山道→15:52「21世紀の森」駐車場
行動時間:05:07
休憩時間:00:08
天候 | 【富山県伏木の天気では】 天 気:晴れ 最高気温:9.6℃ 最低気温:‐0.5℃ 湿 度:62% 風 向:東 降 水 量:0.0mm 日 の 出:06:58 日の入り:16:38 大気不安定な冬型気候の中 朝から晴天とてもイイ天気。 1300m地点夏期鎖場駐車場あたりから風強い。 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はなし。 1300m地点からの登山口すぐの急登 つぼ足ではかり苦戦。 スキーorワカンorスノーーシューが必要でした。 【すれ違った登山者】 登り:車道で高齢のご夫婦1組 1300m地点スキー夫婦1組 十数人の団体グループ1団体 【温泉】 白木峰山麓交流施設・大長谷温泉 住所:富山市八尾町杉平12(大長谷地区) 電話:076-458-1008 http://www.cty8.com/slowtown/onsen.html 営業:AM9:00〜PM6:00 (7・8月はPM8:00まで) (12月〜3月はPM5:00まで) (定休日 木曜日) 料金:大人500円 小学生300円 |
写真
感想
白木峰(1602m)は富山県富山市八尾と岐阜県飛騨市の境界に位置します。
白木峰の山頂部は木道が整備され、ニッコウキスゲの群落や池塘があり、
また北アルプスの展望台といわれるほど、大観眺望が楽しみの山ですね。
その、大観展望を期待した山行だったのですが・・・・
土曜日仕事遅く、2時に帰ってきて3時に就寝。
8時に目を覚めカーテンを開けると、青い空
富山では珍しく冬型の低気圧が張り出した後の
12月中なのに、晴天好天。
『これは、山に行かねば』と急いで山行きの準備。
先々週は金剛堂山に行ったし、
もう時間も遅いし近場の低山で牛岳、医王山、人形山・・・
一度も行ったことのない、雪山への山行は不安なので
決定『白木峰』に行こう!!
8:45に出発。いつもの道を行くと白木峰近くに来て
冬季規制区域って!? 仕方ないので道を迂回。
10:30にようやく【21世紀の森】に到着。
遅くなったことを気にしながら急いで歩き始めて
『あら、ワカン』ってしばらく歩いてから、ワカンを車に
置いたままにしたことに気付いたけれども
『今日は、つぼ足大行進』楽天的に決めちゃって
ワカンを取りに戻らず。
今になって思えば、ワカンがあればかなり楽な山行きになったと
GEARの準備は怠り無くですね。
それに、やはり、山行は時間に余裕をもって望まないと
適切な判断の不順を起してしまうと、その場さえ良ければ
イイといった考えになっては決していい結果を生まないと
身を持って体験。
でも、何でも自分で判断し、自分で決めて、その結果、
苦労しようが、楽しようが全部、自分に返ってくる。
誰にも文句言わず、自己責任。
大変だけど、それも単独行の醍醐味。
自分が単独行好きなトコです。
急に決めた、山行なので時間配分や、雪の登山道状況も未知。
今思えば、かなり無理のある強行山行でありました。
でも、いくつもの足跡、スキー跡、トレースを辿ればなんとかなるかと
楽天的な思考でザクザク進んで行きました。
1300m地点手前でスキーの夫婦とすれ違い、
下山される10数人近くの団体グループと遭遇。
「白木峰まで、あと何分かかりますか?」と聞きたかったけど
「つぼ足ですか?」「すごい、ずっとつぼ足ですか?」
「ここまで、つぼ足で!! 凄い脚力」などと、言われながら
『いえ・・・違うんです・・・忘れただけなんです。ワカンを
どちらかいえば弱脚で、いつもフラフラしてて、
一度、室堂乗越からの下山時に、知らない登山者の方に
踊って下山ですか?って言われたことがあるくらいフラフラ弱脚なんです』
となんて言えず、聞きたいことも聞けず、気恥ずかしい思いで早足に
1300m登山口からの急登に
この急登はつぼ足では、滑る。嵌る。進まないで悪戦苦闘しながら
なんとか、2回目車道に出て再び登山口に到着。
先ほどの団体グループのトレースを辿ると
白木峰付近でラッセル終了。トレース跡なし。
『白木峰山荘も肉眼で確認出来るし、
もう少しで、白木峰山頂だし、何処かにトレース残ってないか・・・』
と思い、近くをトレース跡探すけど、やっぱりなし。
自分で行けるかと思い、踏み出すけど、つぼ足では股下まで
深雪に埋もれてしまって、暫くそれでも進むけど
『こりゃ、時間がかかるし、体力が持たないな・・・』と考え
もう14時を過ぎ、ココまで3時間半近くもかかっているし
帰り時間を考慮して引き返すことに。
「今日は、撤退。また来るぜ。白木峰 アディオス☆」
新雪に「ボコ」って自分の人拓の分身を残して下山。
下山途中で、先の団体グループに、また遭遇。
そこで、先頭を行く一人の方に
「あの、山頂まで行かれたんですか?」と聞くと
「途中までですよ。ラッセルあと無かったでしょ」と言われて
納得していると、また『本当にずっとつぼ足なんですか?』と聞かれて
『何故・・・そんなに気になるのか・・・やはり、この時期に
登山靴だけで登るのは、奇異なことなんだな』っと思い、再び、気恥ずかしさが
「初心者なんですけど、何もわからず、登山靴だけで来ちゃいました。
この時期の白木峰なら装備など、どんなことに気をつけて、
どんな準備すればいいですかね。」
なんて聞ければよかったんですが・・・・
気恥ずかしさの為、早足で団体グループとバイバイ。
なんとか日没前の15:52分に車に到着。
食事も取らずに、行動時間05:07
車に戻って、おにぎりを食べてコーヒーを飲んで
一息入れて大長谷温泉へ。
その名の通り、『つぼ足大行進』な山行でした。
でも、本当に雪山は楽しい。
その、景観もそうなんですけど・・・・
まだまだ、山行きの本質を言語化出来ていませんが
『メッチャ楽しい』本日の山行でした。
コメント
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kennkenさん、はじめまして。
雪山きれいですね。天気もよくって。素晴らしい!ますます行ってみたくなってきます。初心者の私にはまだまだ。足物道具もないですし。長靴で頑張れるかな?
白木峰は、同じ富山県とはいえ遠いですね。ニッコウキスゲの季節に、一度チャレンジしてみようとしたのですが、行くまで道が狭くて大変でした。駐車場まで行きましたが風雨がひどく、結局山歩きはせず帰ってきたことがあります。
同日の団体さん、もしかしたら「元さんの山歩き」の方かな?私の片思いで知り合いではないのですが、いつも楽しみに見ているHPのひとつです。
では。またの山行き楽しみにしています。
usavichさん
こんばんわ。
コメントありがとうごいます。
今、usavichさんのコメントを見て
ビックリ!!
「元さんの山歩き」HPを開いて見ました。
たしかに、僕がお会いしたグループは
元さんのグループだと思います。
実は、僕も
「元さんの山歩き」をいつも楽しみに
拝読している一人です。
そして、山行きの参考にさせて頂いています。
なんだか、憧れの人のグループと
同じ時刻に同じ山に登っていたかと思うと
感慨深いもありますね。
そう考えると、もっと積極的に声掛けすれば
よかったなぁ〜って思ったりして
白木峰までの道路は狭いですし私の家からも
決して近いとは言えません。
僕も、今回が2回目で
来年はニッコウキスゲの綺麗な
7月頃に是非、山行きしたいと思っています。
僕もド素人の初心者ですので、
アドバイスなど出来ないのですが
長靴で冬の白木峰は難しいと思います
行けたとしてもかなり体力と気合が必要だと・・・
本当に雪山は綺麗で
夏山以上に雄弁に語ってくる景観です。
そして空気も美味しいです。
楽しみは尽きません。
usavichさんの
山行き記録も楽しみにしています。
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