仁田岳東南尾根
- GPS
- 26:05
- 距離
- 32.3km
- 登り
- 2,684m
- 下り
- 2,746m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 6:48
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 10:06
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:21
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
その他周辺情報 | 白樺荘は火曜日温泉定休日 民宿ふるさと 日帰り温泉 500円 井川ダム展示館 火曜日定休日 |
写真
感想
予定では1日目に仁田岳東南尾根を上り詰めて茶臼小屋までいき、2日目に光岳へ空身でピストンするつもりだったが、夜行バスでよく眠れずに1日目は昼過ぎにはテントを張ってしまい、2日目も天気が良く山頂でゆっくり景色を楽しみ茶臼小屋までとなったので、3日目はバスの時間を気にして少し焦っての下山となってしまったが、おかげで久しぶりにほぼコースタイム通りに下ることが出来た。
昨年秋、ヤマレコユーザのkaikaireiさん、ittaさん、yamayoさんたちのパティーと単独のebiさんが同じ日に仁田岳東南尾根を登られていて詳しいレコが上がっていて、今年中には自分も行ってみたいと思っていました。
1日目
今回初めて毎日アルペン号を利用して畑薙に入ったが、やはり昔のように夜行バスで熟睡することは出来ず、寝不足状態での出発となる。畑薙第一ダムから信濃俣林道に入る。この林道は以前、大根沢山東尾根を登って以来2回目となる。廃小屋のある東尾根取付きまでは、なんとか車も入れるようで釣り師の車?が1台止まっていた。林道をさらに進むとすぐに激しく崩れている箇所があり容易には進めない箇所に出るが、対岸への下降点(目印はポカリ?)がちょうど有り助かる。下っていくと信濃俣河内吊橋がある。この吊橋は東河内温泉のまるか荘で有名な?加藤商事が架けたもので関係者以外は通行禁止となっている。吊橋の対岸側からは左右に道がついているが、尾根に上がるには右手に進む。ここから1485mに乗るまでは急登が続き苦しかった。1485mで尾根に乗ると登りも落ち着き楽になる。
1876.1mの三角点に着いたときには、風が出てきて一瞬雨粒が落ちてきたのでまだお昼過ぎだったが、ここから茶臼小屋までは届きそうになかったので、明日の光岳は早々に諦めて明日中に茶臼小屋に着けばよくなったので、本格的に雨になる前にと思いここでテントを張ってしまう。テントを張って一安心してまだ雨は降ってこなかったので、明日の急降下する箇所を確認しようと空身で下見にいくが、面倒になり途中で引き返す。テントに入って眠たかったのでひと寝入りしてからスマホの電源を入れると電波が辛うじて入り、家に連絡を入れておく。どうやら雨は降ることはなかったようでまだまだ時間が有ったので再度下見に行く。下降点は左右が切れ落ちていて、特に中央すこし右手は藪で見えずらいがかなり下までがれているようだった。ここは中央を進みなんとか木や、木の根に掴まりながら足の置き場を気にしながらゆっくり慎重に下り降り立つことが出来た。この先もキレット上の細尾根が続いているが、左手に獣道がついてるようで細尾根を通らなくても先に進めそうなことが判り安心したので、急下降点を登り返してテントに戻る。テントに戻るとほどなくラジオの大相撲中継が始まり暇をつぶす。
2日目
昨日、下見をしていたので急降下部分はなんなく下降する。初めの細尾根は左手に逃げるより尾根の上を行ったほうが楽そうだったのでまっすぐ進み、ひと山越えたところから左手の獣道に逃げてあまり尾根から離れないようにほぼ獣道を拾いながら進む、細尾根が終わると急登が始まり大ヨギ沢の頭にのる。この先しばらく傾斜が緩み気持ちの良い道を進む。2243m手前のガレからは、イザルガ岳、信濃俣など懐かしい山々が良く見えた。2400mまで登ると青々とした下草のついた平坦地がしばらく続き素晴らしい雰囲気の別天地となる。2429mから先の広くなだらかに下っていくところで道を失い、右手に進むと這松帯に阻まれる。左手側の斜面の下には砂利が出ているところが有りあちらが正解だったかと思ったが、ここから左手にトラバースするにも這松帯を進まなければならず、このまま右手から這松帯を突破することにする。突入してみると這松はそれほど深くなくそこそこすんなりと進むことが出来た。いったん這松帯が切れて一息入れて進行方向を確認すると山頂への右手の斜面が這松が低そうに見えたのでそちらを目指すことにして再び這松帯を進み樹林帯に入る。樹林帯に入ると
なんとなくついている道に沿って登っていくが目指している方向よりは左側を登っているようだった、樹林帯の木が細く低くなってくると再び這松帯が始まりかけたところで、岩稜帯が見えたので這松を越えて岩稜帯にでるとそこから山頂への斜面中央にある大岩が見えそこまではすんなり行けそうだったので目標を大岩にして進む。大岩の左手から上に出ると歩いてきた樹林帯、這松帯を見ることが出来た。左手には砂利の出ている箇所が続いているのが確認できた。やはり左手を進むのが正解だったか?大岩の先を注意深く見ると山頂部へ向かって真っすぐ道が続いているようだったので少々強引に山頂に向けて登っていく。山頂部の平坦地に着くと這松の背もだいぶ低く歩きやすくなり、仁田岳の山頂標識を目指して進みすぐに久しぶりの仁田岳山頂に到着する。いままで何回かこの場所に来ているが、希望峰からのピストンでしか来たことがなかったので、今回ようやく仁田岳に登ったという実感を感じることが出来てよかった。山頂からは南アルプス南部、深南部、白峰南嶺の山々が見渡せて贅沢な時間をゆっくりと過ごす。時間も早く、後は一般道をゆっくりと景色を楽しみながら茶臼小屋に向かう。茶臼小屋に到着した時にはまだ時間も早く、横窪沢小屋まで下ろうかと少し迷ったが、ビールを早く飲みたくここまでとしてテントを張った後、昨年下った伊谷山からの尾根や、一昨年歩いた無岳山、青薙山などの白峰南嶺の尾根を眺めながらビールを飲み至福の時を過ごす。
3日目
白樺荘の日帰り入浴は火曜日が定休日なので、田代で温泉に入って帰るには、11時過ぎの井川自主運行バスに乗らなくてはいけない、最近めっきり下りが遅いので、4時には出発しようと3時に目覚ましをかけていたが、寝坊をして、団体さんの声で目が覚めて、朝食もとらず慌ててテントを畳んで用意するが、45分遅れで出発する。痛めている左足は2日間の歩きの疲れも出ていなく調子いいようで、横窪沢小屋までは久しぶりにコースタイムを上回り下っていくことが出来、なんとかバスに間に合いそうな見込みが出てきて、ここからはあまり無理をせずにほぼコースタイム通りのペースで下っていきヤレヤレ峠でやれやれしてから、畑薙大吊橋を渡り林道に到着する。残りは林道歩きだけなので何とかなると思ったが、左足が少々痛み出し必死で歩くがスピードは上がらず焦ったが何とかバスの時間に間に合い白樺荘に到着出来た。正面には本日日帰り入浴休業の知らせがあったが、後から来たツアー客の方々は予約していたのか入浴出来たようだった。自主運行バスの運転手さんにふるさとの手前で下してもらい、ふるさとで温泉に入りさっぱりしてからバス停に向かうが次のバスは1時間後だったが、せっかく温泉に入ってさっぱりしたので汗をかきたくなくバス停近くのベンチでボーとしながら時間をつぶす。この後さらに井川駅まで自主運行バスででて駅前の店でお蕎麦を頂いた後、井川ダムの展示館で涼もうと思ったが、こちらも火曜日が休館日でしょうがなく、ダム湖畔のベンチでまたしてもボーとしながら時間をつぶしていると、井川湖渡船がこちらに向かって来るのを見ることが出来たがお客さんは誰もいなかった。井川駅に戻ると畑薙第一ダムからの静鉄バスが止まっていたので一応運転手に確認したが、やはり途中乗車は出来なかった。静鉄バスから少し遅れて井川自主運行バスに乗り込み横沢に向かう。横沢では先に出発した静鉄バスがまたしてもトイレ休憩をしていてなんだかなという感じだった。静岡駅ではGWの時に体調不良で残してしまったトンカツを美味しくいただき、ゆっくり東海道線で乗り換え1回で帰宅した。
左足の調子は、無理をせずに歩けば、歩いているうちにかえってよくなり何とかなることが改めて確認できたので、夏休みは、もう少し余裕をもった計画に見直しを行いなんとか光岳までは行きたいと思った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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kumahiko様 久しぶりです。
この時期さわやかに晴れ上がった南アルプス眺められてよかったですね。
私のほうは野暮用やら仕事やらでどうも天気には恵まれてないようです。夏休みは光岳方面予定していそうですね。
自分も夏休み前半(日程未定)に白倉権現から中ノ尾根山を通過し下って登って光岳に、その後は周回して白倉権現に・・・。
ルートはお解りと思いますがそんな予定でいます。
fujiyoshi 様 コメント有難うございました。
計画を立てた時点ではあまり良い予報でなかったので、予想外にいい天気となり最高の景色を楽しめて運が良かったです。
光岳へのコースは、昨年のGWから狙い続けているので、今度こそ歩きとおせるように予備日をもう少しとってチャレンジしようと思います。(日程は仕事の都合でずれるかもしれません)
fujiyoshi さんの計画は3日〜4日の計画でしょうか?ひょっとしたらお会いできるかもしれませんね!
とても参考になりました❗
フォローさせて頂きますので、宜しくお願い致します🙇
初めまして o-tarさん
o-tarさん親子には、歩行時間は参考にならないと思いますが。。。
今後、よろしくお願いします。
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