赤岳〜権現岳縦走(美濃戸口から観音平へ)
- GPS
- 32:16
- 距離
- 52.9km
- 登り
- 2,054m
- 下り
- 2,965m
コースタイム
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:55
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:00
天候 | 曇り時々晴れ⛅ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
観音平駐車場に1台駐車(無料) 美濃戸口に1台駐車(1000円/1泊2日) やまのこ村に1台駐車(2000円/1泊2日) ※ログが不具合のため、ルートは車で移動したところを含む。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・南沢の階段上部の鎖場は、落石及びすれ違いに注意。 ・赤岳からキレット小屋への下りは、足元をとられやすいザレ場。 ・キレット小屋のテン場は広くないので、複数人用のテントを張る場合、早めに到着するのが良い(梅雨明けしてない時期でも)。 ・キレット小屋のトイレは外にあり、テン場と共有。 トイレットペーパーが付いており、比較的きれいだった(男女共用、和式2つ)。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
ずっと行きたかった赤岳キレット。
病み上がりにつき登るのをやめようと考えてたけど、うちから登山口までは30分なので、食材係として食材は届けることに。みんなにひさしぶりにあったら、一緒に登りたくなり〜♪そのときは快調だったので、風邪もなおったと思って行くことに。
行ったものの、いつもと違う。に体幹のふんばりがきかないので、いつもの半分以下のスピードしかだせず、みんなに助けられながらの山行でした。
赤岳からキレット途中まではそれでも大丈夫だったけど、キレット小屋までのガレ場の下りで悪寒とだるさが襲ってきて、ゆっくりでも必死に歩きました。
キレット小屋では、たぶん発熱。
いつもの量は食べられず。
テント➡小屋泊に変えてしっかり休息。
それでも、やっぱり体調不良。下りはゆっくりだと疲れてしまうけど、道がぬかるんでたので、ゆっくり安全に歩くことを優先。
キレットの感想。
こわーいとおもったのは2ヶ所くらい。
はしご嫌いなので、ながーいはしごが一番こわかったです( ̄▽ ̄;)
大キレットは天候不良で去年行けなかったし、キレットという名のつくルートはなにげにはじめて。奥穂〜ジャンダルム〜西穂縦走成功にむけてクライミング技術鍛えてた頃の体力ややる気はもはやないと思うけど、wanikoさん同様、八峰とかえらずは行きたいので、山行がんばろ。
そして、体調不良のときは無理しない、そう決心した山行でした。
今までで3番目にきつかった山行だったので。
一番は20キロ以上の荷物背負ってハイステップをいく途中雨にふられたどんどこ沢。
二番目は炎天下の双六までの道。
三番目がこれ。
どれもルートの難しさとかではなく、荷物の重さだったり体調だったり(^^;
だってつらかった山行にはジャンダルムは楽しいのほうが勝ってて入らないんです。
つまりは天気だったり装備だったり体調だったりでいろんな条件に左右されるのが山の安全。
そのどれかひとつでも悪条件だったら、命さえ奪われるのが山。
最後の最後で、wanikoさんのけが。
これも普段なら体幹がしっかりある彼女ではおこりえなかった場所での事故。誰よりも重い荷物とぬかるんだ道での出来事でした。
現場は大惨事だったけど、入院とか、命にかかわることがなくてほんとによかった。
応急処置グッズの大切さを感じました。でも、たいていのことは三角巾があればいけるから必需品です。
いろんなことを予測して、しっかりした装備と万全の体調で、そのときの条件にあったかたちとスピードで動かなければいけないのが山。
無理をしないのはもちろん、ゆっくりでもいいから、余裕をもった行程で、安全第一でこれからの山行を楽しみたいです。
なによりも、仲間に助けられ、みんなと一緒にいれたことに幸せを感じた山行でした。みんなには迷惑かけたけど、みんなといる心地よさとみんなの大切さを身に染みて感じた山行でした。ありがとうございました♡
ということで、これからもよろしくお願いします。
怪我人を出してしまったのは痛恨の極み。なかなか危険予知できる状況ではなかったものの、我が身に起こりうるものとして気を引き締めたいです。
〜できごと〜
車1台を観音平にデポするため、待ち合わせは5時。
観音平に着くも、空は雲に覆われ全く晴れ間が見えない☁
昨日まで雨が降ってたのかな😢
車のフロントガラスには木の葉から雫が落ちてくる。
「登れるのかな〜。できれば登りたいな〜。眠たいな〜」と思いながら、仲間の到着を待つ。
仲間が到着し、車をまとめ美濃戸口に向かうべきか、美濃戸口にいる仲間と連絡を取るも良知があかない(笑)
そのため、2台で美濃戸口に向かうことに😅
観音平から美濃戸口は、およそ車で30分。信号機は1ヶ所のみ。
美濃戸口にいる仲間とも合流でき、総勢5人。
全員揃った。
揃ったところで、お天気と体調について、あーでもないこーでもない話し合い、結局、ルート変更せず登ることに。
「1時間後にまたここで!」と言い、車2台は再び観音平へ。
車1台を観音平にデポし、デポした車の運転手を乗せ、美濃戸口に戻る。
美濃戸口駐車場(1000円)に1台をとめ、もう1台は、やまのこ村駐車場(2000円)にとめる。
大人5人(男性3人女性2人)➕ザック(60リッター3つ、35リッターくらい2つ)をヴェゼルくんに詰め込み(意外と積めることに感激💓)、悪路を進むこと20分ほど。
やまのこ村駐車場に到着した。
予定の登山開始時刻から遅れること、およそ3時間。
やっとスタート地点に立てた。
行者小屋までは、比較的緩やかな登り。15堋を背負っていたwanikoには、嬉しいコース。
大きな鹿に遭遇したが、写真を撮る余裕もなくどこかへ。
hiro-fumiさんは、その鹿をyamayukoさんと見間違えてた(笑)
てか、鹿は夜行性ではなかったか??
11時半ころ行者小屋に到着。
行者小屋には、ベンチが沢山あった。
余裕で休憩場所を確保。
木陰のない行者小屋のベンチに座ると目の前には「ビール🍺」の文字。
『飲みたーい!!!!!』と心の中で叫ぶが、赤岳からキレット小屋に行くことを考えると、飲めない。
目を開けて休憩してると飲みたくなる。
そのため、ベンチに横になる。10分ほど仮眠を取り赤岳のピークに向け出発!
意気揚々と行者小屋を出発し、文三郎尾根へ。が…序盤の緩やかな登りとは全然違う!
急登と永遠に続く階段の始まりだった😱
そこで、元気をくれたのはスレ違う、おじ様おば様。
「荷物が大きいね〜頑張ってね〜」と励ましの言葉をくださる。
wanikoは、「4人 用テント背負ってるから重たいです〜😢後ろのピンクの女の子は食料です🍙男性陣は、お鍋とバーナー」応える。
おじ様、おば様方は「え?!男性陣の方が軽いじゃない?!😲怒らなきゃ!」と。。。
そして、後方から来る男性陣を怒って下さったようだ😏😏😏😏ヒヒ
沢山の励ましがあり、やっと鎖場まで辿り着いた。テント装備を背負っての鎖は初めてだった。
少し緊張した。
が、仲間の真っ黒クロスケが後方で見守っててくれたので無事通過。
食材担当のyamayukoさんも無事に通過でき、5人揃って赤岳山頂で記念撮影することができた。
山頂からの眺めを堪能したかったが、3時間遅れでスタートしていた為、ゆっくりしてる暇もない。
写真を撮り終え、キレット小屋へ向かう。
真っ黒クロスケ、hiro-fumiさん、wanikoにとっては、初の『キレット』と名の付く場の通過。
どんなお散歩になるのかドキドキワクワク😍💓
が、そこは足元の石がコロコロと滑りやすく、転倒したら痛そうなお散歩道だった。そのため、そんな感情はすぐに消え去った。
大キレットを経験済みのyamayukoさんは「どこがキレットだったんだろうね!」と一言。
「キレットってこんな感じゃないのか〜。キレットと呼ばれる不帰や八峰はどんなのかな〜」とwaniko興味津々。
いつかは不帰、八峰行きたいなー🎶
「疲れた〜」と言いかけそうになったとき、キレット小屋に到着。
時刻は16時を過ぎていた。
遅い時間に到着したことは、反省すべき点だが、一日目の行程を怪我なく終えることができた。
※テントは、崖の中腹に平らな所を見つけ、張れた。
テントに行くアクセスは、悪すぎだった。
小屋泊にも関わらず張るのを手伝ってくれたhiro-fumiさん、ありがとー!
夜ご飯は、yamayukoさんが背負って来てくれた食材で鍋パーティ。
加えて、各々が持参した日本酒(辛口)、ワイン(白)、ビール😍
どれも、とっても美味しかったなり〜💓
yamayukoさん、食材を買い揃えて、運んでくれてありがとう🎵
翌朝は、4時起床、5時出発!
テン泊なので、ムリだろうな〜と思ったが。。。
案の定、1時間遅れの6時に権現岳へ向け出発(^^;
樹林帯を抜けると赤岳、権現岳と阿弥陀岳が目の前に広がった。大きく迫力がある赤岳。ゴツゴツした岩肌に惚れる〜💓
権現岳は、天女山入口から登った時に見た権現岳とは様相が違った。
方角や季節が違えば、山の表情は全く別なんだな〜と思い、2年前に登ったときのことを思い出しながら歩く。
なお、その頃は、自分がテントを担いで赤岳から権現岳を縦走するとは、夢にも思わなかった。お山は日帰りで充分と思っていたのに。。。
お山で寝起きすることの楽しさ、素晴らしさを教えてくれたのはyamayukoさん。感謝です。
そんなこんな思い出に浸りながら歩いてると、コマクサの群生地が現れた😍
横岳から硫黄岳の間に広がるコマクサの群生地は電線が張っており、近くで観ることが難しかった。
が、ここは、違う💓
白コマクサちゃんは、見つけられなかったものの、朝露に濡れるコマクサちゃんを数センチの距離で観察できる。
露が朝日に照らされ、ピンクのコマクサちゃんは輝いてた✨
露一粒一粒も丸くとても美しい。
そんなコマクサに心を奪われ、ずっとその場に留まりたくなったが、「お天気が崩れる前に下山!」と自分の心に鞭を😢サヨナラ
先を歩んでた先頭に追い付くと、来ました!ながーい梯子。
梯子がなければ、この崖をよじ登るのか。。。このワイヤーが外れたら自分はこの梯子にしがみついてられらかな?など色々想像しつつ、梯子を登る。
本当になが〜い梯子のため、途中で息を整える。
5人が無事に梯子を登り終え、権現岳に到着。
権現岳ピークは、20人ほどの団体さんで賑わっていたため、今回はスルーして下山。
今回のお山行きも無事に下山できたと言いたかった。。。
が、下山中に足を滑らせたwaniko。
リカバリーするもまた滑り、前屈みになった頭に4人用テント入りのザックが乗しかかったため額を岩に強打してしまった。
強打した瞬間「やってしまった。。。」と血が流れ出したのが分かった。
偶然、その日はザックに手拭いを干していた。手拭いを仲間にとって貰い、止血。
横になり動かないでいると、後ろにいた10人ほどのパーティや、ソロの方が「大丈夫ですか」と声をかけ、絆創膏や消毒用のお水をくださった。
仲間にお水で傷を洗い流して貰い、絆創膏を貼った。その上からは、持参していた包帯で傷口を固定する。
yamayukoさんは、処置に馴れてるため、テキパキと応急処置をしてくれた。
たまたま切らしていた絆創膏。
ハイドレーションでお水を飲む習慣があり、咄嗟の時に使える水を持ち合わせていなかったこと。
ファーストエイドキットは、持ち歩いていたものの転んで初めてわかる本当に必要なものや対応方法。
本来はあってはならない事だが、今回のお山は、自分の怪我についても、仲間の体調についても学ぶことの多いお山でした。
今回の反省を次に繋げていきたい。
助けてくださった皆さん、ありがとうございました。
コメント
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ワニコさん、おはようございます。
あれ以来お元気にお過ごしでしたか?
感想をゆっくり全て読み終えようとしたら、おでこ負傷(・◇・)…
大丈夫ですか?
4人用テント担いで、すごいですね(>_<)
お仲間さんや、お山に居た方が助けて下さったりで良かったですが
女の子ですからね、本当気をつけてくださいね。
お疲れ様でした。
Olive-moreさん、おはようございます!
コメントありがとうございます💓
私は、杣添尾根以降も元気でしたが、納得するようなお山行きができておらず、ヤマレコをサボっておりました(笑)
Olive-moreさんは、あれ以降毎週登られてるんですね⤴😍
美ヶ原があんなに綺麗なところだったとは!今度計画たててみようと思いました💓
おでこは治りつつあり、シャンプーの時に痛みを感じなくなりました✨
とは言え、傷が完璧に塞がるにはあと一週間掛かるそうです(^^;
ご心配ありがとうございます♥m(._.)mペコペコ
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