和名倉山ー甲武信ヶ岳縦走
- GPS
- 56:00
- 距離
- 43.2km
- 登り
- 3,868m
- 下り
- 3,100m
コースタイム
2日目:和名倉山(5:45)-唐松尾山(8:40)-笠取山(10:25)-古札山(13:20)-雁坂小屋(14:45)
3日目:雁坂小屋(5:10)-雁坂嶺(6:00)-破風山(7:00)-甲武信ヶ岳(8:50)-毛木平(11:00)-梓山(12:00)
天候 | 1日目:快晴 2日目:晴れ 3日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:梓山〜信濃川上(川上村営バス) |
感想
1日目:秩父湖行きのバスに乗るが、登山者は他にいない。秩父湖にかかる古い吊橋を渡る。ここからいきなり作業道のような心細い道。このルートは遭難が多く死者もでているということでビビって念入りに情報を集めた。登り始めの分岐が分かりづらいがそこさえ間違えなければ、反射板跡までは踏跡をたどれる。そこから巻き道で造林小屋跡に向かうが道が崩落している箇所や倒木がうるさい。車輪や大量の一升瓶だらけの造林小屋跡で昼食をとり、沢で水を補給。そこからが恐怖のスズタケの藪コギとなる。スズタケは細い竹で非常に固く、かき分けるのに体力を消耗し、手はスリ傷だらけになる。途中分かりづらい箇所があり、道を間違えたようで深い薮と1時間ほど格闘。精魂尽きる頃にようやく薮が終了。山頂近くは、道が非常に分かりづらいが、運良く雪が残っていてかすかなトレースがあり助かる。この辺り、鹿の大群(数十頭目撃)がいる。山頂は密林の中で展望は全くない。この日は誰とも遭遇せず。山頂直下にテントを張り、鹿に囲まれ就寝。
2日目:ここからは道が良くなり、前日とは雲泥の差。将監小屋からピストンで和名倉山に来る人と多数すれ違い、早朝に和名倉側から来ていることに驚かれる。この日は前日の寂しさからか、多くの人と立ち話。奥秩父を全山縦走している中高年などもいて感心する。笠取山から南側の眺めがよい。天気もよく気持ちがいい草原があったのでそこで1時間ほど昼寝。
雁坂小屋のテント場は狭く、混んでいて、残った場所をなんとか確保。夜間、雪が少し降って、下界との温度差を痛感。
3日目:今日は早くも下山。中高年が金峰山〜甲武信ヶ岳を越えて来ているというのに情けない。雁坂嶺には一瞬で到着。富士山がよく見える。
破風山の登りから雪が多くなりアイゼンを取り出す。ここから甲武信ヶ岳まで20cm〜60cmほどの積雪あり。朝なので雪もしまっていてアイゼンで快適に進む。甲武信ヶ岳からは真っ白な八ヶ岳、南アルプスの眺めを満喫する。後は下るだけ。北側に下るのでかなり下まで雪がある。麓に下りると夏日で暑かった。バスが来るまで、近くの公園でぼーっとしていると火事が発生との町内放送。数分で地元の消防団員(一般人)が駆けつけ、出動していた。
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