檜又谷 大スラブ沢
- GPS
- 07:23
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,231m
- 下り
- 1,204m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 7:23
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
檜又谷 大スラブ沢:2級下(なんちゃって沢屋の主観的グレード)
名前の通りに(中間部に)大きなスラブを持つ沢。ちょっと短いものの上越らしい明るく開けたスラブ登りを楽しめる、なかなか良い沢。出合いからすぐの15m滝の登攀だけ気を付ければ、他には特に困難な個所も無いので、上越初級者にも良いのではないだろうか。
詰めは1550mにある大スラブの頭と呼ばれる岩峰を目指す。スラブ帯上部(1350m)付近で出て来る二俣(見様によっては三俣 39枚目の写真を参照)を左に進むと早い段階で支尾根に乗ってしまうので藪漕ぎが長くなる。ここは右(真ん中)に進むとしばらく草付きスラブが続く。1450mくらいからはかなり藪っぽくなりルートも判然としなくなるので、上手く露岩帯をつなぎ、藪の薄いところを狙いたい。大スラブの頭直下では腕力勝負となり、一頑張りで大スラブの頭に出る。あとは腰くらいの笹薮となり、(比較的)快適な稜線歩きとなって縦走路に出る。
2年前の中ゼンの時も暑さにやられて大変だったが、やはり炎天下のスラブ登りは厳しいものがある。間違いなく秋がお勧めである。
やっぱり暑さに弱いと再認識。かなりヘロヘロになった。きつかった・・帰りにアイスを4本食べて復活した(笑)
待ちに待った上越沢登り開幕。梅雨時で3回ほど延期。当初はyoshiさんと笹穴沢を遡行する予定だったが、2人ともベストコンディションではなかったので少しレベル・距離とも落として、檜又谷大スラブ沢を遡行となった。
檜又谷は初めて。なかなか立派な谷である。遡行者は少ないようだがニノ沢、大スラブ沢、小スラブ沢、ススケ沢等遡行価値が高いルートが多いようだ。今回はスラブ好き同志で大スラブ沢へ。
出合が伏流となっており、一度見落とした。ススケ沢の入口まで行ったので、こちらを行くかyoshiさんと検討。興味はあったが、自分的にV字ゴルジュ突破を想定した装備がなく自信がないので「戻りましょう〜」と、当初予定通り大スラブ沢へ。入るといきなり核心。黒い20m滝だ。黒いが中盤はすごいヌメリ。右ほど斜度が高い。容易に見えた左から行くが最後は斜度もやや高まる。慶度ではあるが高度感がありかなり緊張。。ロープ使った方がよかったかも。ここは一気に高度を上げるので対岸含めた景観は見事だった。
その後、スラブが続く。いくつか滝を交えいよいよ大スラブのお出まし。ラバーが効いて気持ちよく高度を上げていく。振り返ると対岸の沢筋もいくつか見え相当な斜度のようだ。今日は高温予報でかなり暑い。斜度が緩み5m段差が見えてきたところで日影にいき休憩。絶景を眺めながら食料を摂る。
行動再開後は詰めに向けて進んでいく。斜度はやはり高まる。とはいえここのスラブはいやらしい逆層も少なく快適に行けた。
問題は最後の詰め。ヤブ漕ぎがそこそこあった。上越の藪に慣れていない自分は一気に体力を削られた。それまで快調だったが、笹をつかむ腕力消費と滑る足場に苦労し足のいたるところをツりかける。。暑さもあって心拍数あがりまくる。熱中症になるのでは、、と思いポカリを補給。沢の水を補給すればいいや、と750mmしか持ってきて無かった。ちょっと甘く見たかな。真夏は沢とはいえどスラブを含むと稜線歩きと変わらない暑さのダメージがある。今日は特に暑いのであと500mmは余計に持つべきだったかも。
なんとか稜線(非登山道)に出てひいひい藪を漕ぎながら登山道合流を目指す。たどり着いた時はかなりホッとしました(笑)
あとは蓬ヒュッテめざします。ここで飲み物購入&水場で水分補給。生き返りました〜
檜又谷、いい沢でした。今後季節とルート変えて訪れたい場所になりました。
yoshiさん、今日は帰り運転含めどうもでした〜
コメント
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お二方、こんにちは。
大スラブに変更していたんですね。
南面している大スラブは熱かったでしょ
詰めのルート取りは上手くいったようですね。
へちくると酷いんですよ。
縦走路を眺めながら進む小藪の稜線は気分よい所なんですけど、
焼かれてしまってそれどころじゃなかったみたい
でも、楽しまれてよかったです
gankoyaさん、こんにちは
スラブの行動中はまだよかったんですが、藪漕ぎで暑さのダブルパンチ来ました。。笹をつかんでの腕力登攀で、普段とは全然違うところが筋肉痛です
けど、久々の上越沢満喫出来ました! 蓬峠へのたおやかな稜線、気持ちいいですね〜〜
gankoyaさん、こんばんは。
直前で中ゼンでの暑さで苦しめられた記憶が甦って嫌な予感がしていたのですが、的中してしまいました
やはり水に浸からない遡行(スラブ登攀)は夏にやってはいけませんね・・・
ホントにきつかったです
やっぱり自分は暑さに弱いなあと再認識しました。
yoshiさん、stkさん、こんにちは
笹穴と聞いておりましたが此方でしたか、焼かれましたね F2滝、自分たちはとてもフリーでは行けません 凄いなぁ、断層スラブは一見の価値ありますよね。
秋口には小スラブ辺り行ってみようと思ってます。
上越方面は今がトップシーズン。雪渓の心配が少ない今年はチャンスですね、奥利根突破のパーティも多い事でしょう。
でわでわ (*Θ_Θ*)/
スラブは灼熱地獄になるのですね。。身をもって知りました。
大滝、登ってからちょっと失敗したと思いました。ロープ使うべきだったと
断層スラブは不思議だな〜と見入ってしまいました
今年は笹穴の他に万太郎や西ゼンあたり行きたいと思ってます
sawadonさん、こんにちは。
やってはいけない真夏のスラブ登りをやってしまいました。はぁ〜きつかった・・
F2は見た目簡単そうだったので、ノーロープで取り付いてしまいましたが、高度感があってやや緊張しました。登りながら、「高度感がいやだなあ。そういえばsawadonさんは高度不感症って話を聞いたな。いいなあ」なんて思ってました(笑)
10年に1度くらいの寡雪なのでチャンスですよね。奥利根にgankoyaさんを誘おうと本気で思ってたのですが・・
今は、滝ハナ沢とか蛇子沢とかいいかなあと夢想したりしてます 水無川真沢も惹かれるのですが、泊まりは面倒で・・
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