奥秩父縦走 金峰山から雲取山へ


- GPS
- 22:22
- 距離
- 71.7km
- 登り
- 4,666m
- 下り
- 5,846m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:49
- 山行
- 13:00
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 14:41
天候 | 11日 曇り、12日 ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道標あり。破風山避難小屋の水場は見つからなかったそうです。 |
写真
感想
一年前、まだ香港にいたころからの構想。直前に飛龍と雁坂嶺へ下見にも行って今回やっと実現した。
夜の寒さ対策の為、避難小屋で一泊する作戦。ツェルトとシェラフカバー持参。水2リットルを入れて、8キロの装備。
朝東京を出発。臨時のあずさ71号は、通路まで人があふれる満席。出発20分前に並んで席を確保。韮崎からはバス。マイクロバスだが人数に応じて台数を増やすようで、出発前に係員の人が列を整理している。全員が無事に座れた。
瑞牆山荘は20年ぶり位。全く記憶にない。パンを食べてから歩き出す。金峰山の手前で森林限界を超えてハイマツ帯と岩稜の世界。何年ぶりだ?雲があるものの南アルプスも見える。すごい解放感。来てよかった。金峰山頂はものすごい人。パンを食べてそそくさと大弛峠に向かって下山。
大弛峠はたくさんの車、バイク、自転車と人。バイクのエンジンをふかす音がうるさい。小屋で給水してすぐに出発。水場は小屋横の倉庫のような屋内にあり、少し分かりにくい。国師ヶ岳を超えると全く人に会わなくなった。樹林帯の中ずっと同じような道。人気が無いはずだ。飽きてくる。甲武信岳まで持つかと思われた体力は途中で尽きてしまい、見晴らしの良い両門の頭で休憩。甲武信岳直前で国師ヶ岳を越えてから初めて人にあった。
甲武信小屋で再度水を補給。500円玉しかなかったが、空きペットボトルにお金を入れる形式だったのでお釣りを取ることができた。水は小屋入り口横の蛇口。
木賊山に登る気力はなく、巻き路で宿泊予定の破風山避難小屋へ急ぐ。小屋は気持ちの良い峠の草原にあった。ただトイレがない。水場は下り20分と書いてあったが、同宿した二人が30分下ったが見つからなかったと言っていた。
小屋泊りは私を含めて3人。ガスバーナーが重いので、今回は固形燃料に挑戦。エスビットとチタンストーブ。お湯を沸かすだけなら充分だった。600ml位を2回に分けて沸かす。エスビット4本、合計10分。雑炊とカップラーメンを頂く。
7時前に一人のトレイルランナーが到着。話を聞くと朝同じバスに乗っていたようで、私と同じ奥多摩駅を目指しているとのこと。夜中も走るそうで、補給を終えてライトをつけて直ぐに出発された。無事に奥多摩まで到着できたかな?
8時前に就寝。しかし興奮しているのか疲れているはずなのになかなか寝られない。うつらうつらするが、鹿の鳴き声がうるさかったり、小屋の中の虫がうるさかったり。。。夜中に寒くて目が覚める。雨具を着こんで、手袋をして再度シェラフカバーに潜る。次はぐっすり眠れた。
3時前に目が覚めたので外に出ると満天の星。同宿者に悪いので、ご飯も食べず、着替えもせず、シェラフカバーと床に敷いたツェルトをリュックに入れただけでライトを付けてすぐに出発。30分程歩いて体が暖まったところで、中間着としているフリースとスキンズのタイツを脱ぐ。雨具はつけたまま。
破風山を越えて順調だったが、なんでもない所で多分木の根に引っかかって転倒。道から1m位落ちた。左手首を痛めたくらいで済んだが、場所が場所だったら怖いことになっていた。ライトの光量は課題。5時前にやっと明るくなり始めた。雁坂小屋で水を補給、トイレに行ってからパンを食べる。雨具もしまう。昨夜は4張りだったとテント泊の人が言っていた。ちなみに昨日の甲武信小屋は10張り位だった。
雁峠を過ぎて、ちいさな分水嶺の表示を見る。真新しい標識。笠取山も巻く。多摩川源流の水干の標識通過。このあたりは5-6年前に一度きたがほとんど記憶に残っていない。唯一笠取山、唐松尾岳、巻き路の合流点が地図をみると四辻だと思われたが、50m位ずれており少し迷った記憶がよみがえっただけ。
気持ちの良い将監峠から小屋に一旦下って水を補給。小屋の前に水がジャンジャン出ている。この後は休憩できる水場が限られるので、手持ちの食料から考えて、行動食は残しておいて、雑炊を作ることにした。再びエスビット登場。屋外で風が気になるが、調度良い具合に風防替わりになる木の切れ端があったので使用する。ついでにツェルトの張り方も練習。反対側のポールは立てなかったが10分位で設営できた。この小屋はトイレもきれい。結局一時間くらい滞在した。
再び縦走路に戻るが、この後は稜線上ではなく、ずっと南側を巻いていく。展望もなく飽きてくる。最初は時々陽も差したがこのあたりからガスが濃くなってきた。たまにすれ違うがほとんど人にも合わない。日帰りで来るのは難しい場所なので、皆装備が大きい。飛龍手前の水場はちゃんと水が出ていた。展望スポットにも立ち寄るが、ガスで何も見えない。飛龍山には先月来たので、山頂には寄らず通過。先月来ておいて良かった。何とかゴールにたどり着きたい。歩いている間、頭の中はコースタイムの計算ばかり。頭が疲れている。
雲取山まで持つかと思ったが、空腹により狼平手前で小休止。四つ持ってきた最後のパンと羊羹を食べる。そして再び歩き出す。三条ダルミからはストックを取り出して、最後の急登に挑み、朝出発してからちょうど10時間で雲取山登頂。ガスにより展望は全く無いが、達成感はものすごくある。
小休止後石尾根を下る。七つ石山への登りですれ違ったソロのトレラン風の男性と話すと、今朝奥多摩から上がってきて、これから4日かけて八ヶ岳の赤岳を越えて茅野に下るとのこと。装備は私と変わらないか少し多いくらい。上には上がいるものだ。すごい。
鷹ノ巣避難小屋でトイレ、水補給。トイレはにおいもなく綺麗。水場は峰谷への下山道を3分程下った所。水場の表示がなく、小屋泊りの方に聞いて行った。最初は1-2分下ると言われたので下るが見つからずに戻ってきた。詳しく聞いて再び下る。後10mほど進めばあった。登山道沿いの分かりやすい場所で水量も豊富。案内表示があればなあ。20分程滞在したが、ばたばたして休んだ気にならない。
鷹ノ巣山には巻き路もあったが頑張って登ってみる。今回巻かなかった唯一の山。特に巻かなかった理由は無いけど。。。昆虫採集している若者がいた。夜まで待ってライトを付けて採集するそうだ。そしてその先にも昆虫採集しているカップルがいた。マルバダケブキに来る虫を捕獲しているそうで、研究材料とのこと。でもマルバダケブキの名前を知らず、教えると感謝された。何の研究しているのだろう。
もう休む気にもならず、ジェルを補給しながら頑張って下る。そして何とか林道到着。しかしその後、奥多摩駅の標識に従って再び山道や民家の裏を通過。道が分かりにくい。下から登ってくるのは困難。奥多摩駅到着後、お風呂に行こうと歩き出したが、5分ほど歩いた電光掲示板の案内で、満員のため40分待ちと出ていたので、あきらめて引き返して電車に乗る。
コメント
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ご無沙汰です。
頑張りましたね。
私も歩いてみたいですが、4日間ぐらいですかね。
国慶節は北アに行くつもりですが、体力が心配。
先週のYさんちでのBBQは最高でした。
ご無沙汰しています。苔むした倒木が多くあり、独特の雰囲気でアルプスとは違う趣があり良かったです。でも北アも行きたい。。。
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