【テン泊初心者向け女子にも最適】上高地(岳沢・天狗沢)ジャン、穂高岳(涸沢・横尾)槍ヶ岳、上高地
- GPS
- --:--
- 距離
- 40.5km
- 登り
- 4,245m
- 下り
- 4,404m
コースタイム
- 山行
- 10:18
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 11:24
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 3:46
- 合計
- 13:01
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 10:10
涸沢ー本村橋間はCTの設定が厳しめ。
天候 | 晴れ、曇り、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
松本駅で待ち合わせし、車で沢渡へ向かいます。 タイミングが合い、5人相乗りタクシー(一人840円)を使い上高地へ。 帰りは両親が信州旅行中だったため、ピックアップをお願いして上高地まで辻ちゃんを送迎。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆上高地ー岳沢小屋ー天狗のコルージャンダルムー奥穂高岳ー奥穂高岳小屋 上高地から岳沢小屋までは危険箇所なし。 岳沢小屋から天狗のコルまで(天狗沢)に落石危険箇所あり。また足元も不安定なため注意が必要です。浮石が大半であったり、砂礫で足が持っていかれます。 天狗のコルからジャンダルム、奥穂高岳までは全てが危険箇所。 一部道迷いの可能性もあるため、より注意。 奥穂高岳山頂の後は長く緩やかな下り坂が続きます。 急になり始めてからは改めて気を引き締めてください。 ハシゴ、鎖場になります。 ◆奥穂高岳ーザイテングラートー涸沢ー本村橋ー横尾 ザイテングラートはしっかりとした歩行を心がけていけば、危険箇所は少ないです。 涸沢ー本村橋までのコースタイムは、厳しめに設定されているためコースタイム通りと思わずに1,5倍、2倍くらい余裕のあるタイム設定で! 本村橋ー横尾は緩やかな登山道のため危険箇所はありません。 横尾ではテント泊の方は温泉に入れませんので、ご注意ください。 ◆横尾ー槍沢大曲ー水俣乗越ー槍ヶ岳ー水俣乗越ー西岳 ◆西岳ー大天荘ー常念乗越ー一ノ沢 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
マグカップ
シュラフマット
ペグ
細引き
ゴミ袋(大きいサイズ)
バンテリンスプレー
経口補水液
|
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感想
ジャンダルム、奥穂、槍あたりに行ってきました。
計画では大キレットを抜けて、裏銀座に行く予定も…叶わず。
◆1日目
上高地をスタートして岳沢小屋まで行き、そこから天狗沢を通ります。天狗のコルからジャンダルム、奥穂を進み、奥穂高岳山荘でテント泊となりました。
1:
上高地から岳沢小屋までは一般的な登山道です。
非常に気持ちのよい歩きを体感できると思います。
2:
岳沢小屋から天狗のコルまでの天狗沢は、岩場の歩きがメインになります。
落石が一番の危険要素になりますが、天狗のコルに近づくにつれてザレ場もひどくなり、足元は不安定になりますので、十分な経験が必要になります。
3:
天狗のコルまで行くと左は間ノ岳、右はジャンダルムです。
間ノ岳方面の鎖場に驚き、そして標識方面を見るといきなりの落差に驚くかもしれません。
天狗のコルには避難小屋跡があるのですが、避難小屋がなぜ存続されないのかが不思議でならないほどこれから危険な道を進みます。
ジャンダルムまでの道のりは険しいのは当然なのですが、一部コースサインがわかりづらくなっており、それはジャンダルム以降も続きます。
高所恐怖症の私としては怖いなぁ〜と思いながら、ただただ前に進むだけです。
バランス崩したら、、、突風が吹いたら、、、なんて場所が大半なので、気を抜かないことが大事だと思います。
(ジャンダルムよりもジャンダルム前後の道のりが険しく感じることかと思います。)
西穂側からジャンダルムへ取り付く場合は、素直にまっすぐ登って、下りは一度戻ってから、信州側の壁面づたいにトラバースする感じになります。
ジャンダルムを過ぎると、下りが多く感じると思います。
一部下りに難儀する場所もあるかと思いますが冷静に考えればしっかりと下れます。
何度かアップダウンを繰り返すうちに奥穂が近づいてきます。
その頃には馬の背です。
ジャンダルムから奥穂に向かう方が馬の背は楽チンなので、3点支持をしっかりと!
そうこうするうちに奥穂に到着します。
奥穂まではしばらくはダラダラとした下りが続きます。
急な下りになる頃には奥穂高岳山荘手前です。
ハシゴ、鎖場が続きますので、慎重に進んでください。
◆2日目
奥穂のテント場で一夜を過ごし、翌朝は曇り一時晴れ。
天気は悪化することが予想されたので、大キレットを通っての槍は断念しました。
いくつかコースを検討しましたが、ひとまず横尾で身体を休めることにしました。
奥穂から横尾へはザイテングラートと呼ばれる部分を通ります。
確かに急な部分はありますが、岩場の経験をしっかり積んでおけば通常怪我や滑落が無い場所といえます。
ネットなどで出回っている情報の精度が甘い点は、通行者のレベル感がわからないことにあります。
ザイテングラートは、初心者同士で行けば危険度も増しますが、一般的な登山の他に急登含む岩稜帯の経験を5座〜10座積んでいれば問題なく通れるコースかと思います。
涸沢へ着くと長い道のりもひと段落です。
涸沢から本村橋までは長い下りが続きます。
一部落石危険箇所もありますので、ご注意ください。
本村橋までのCT(コースタイム)は厳しい設定となっており、確実に1,0倍以上は確保しておいた方が良いと思います。
一般的なCT0,8で普段歩く方は1,2倍、CT通り歩く方は、1,5倍確保しておくと余裕を持って歩けるかと思います。
本村橋から横尾までは平和な道程ですので、のんびり歩いてみてください^^
横尾では、今回お風呂に入りたいためにテント泊ではなく、小屋泊を選びました。
横尾山荘は観光客も多く、ホテルです!まさに快適です。
乾燥室も充実しており、談話室で気軽にお酒も飲めます。
素泊まりの人間からすると唯一自炊が外になってしまうのが不都合かと思います。
ちなみにここのビールの設定は500ml缶より350ml缶のほうが安い設定になっておりますので、大酒呑みの方はご注意ください!
◆3日目
3日目は朝5時前に出発して、槍を目指します。
この時間が一番出発する人が多かったように思えます。
私たちは槍沢大曲まで行き、水俣乗越まで直登する道を選びました。
このコースは北アルプス屈指の急登。
大したことのない合戦尾根をビジネス上の都合から3大急登と名付けただろ!と疑ってしまうほどの急登でした。
しかも整備が甘い…
それでも水俣乗越直前には花が綺麗に咲き、素敵なお花畑が出来上がっていました。これは気持ち良いですね。
水俣乗越に荷物をデポし、フライで覆ってお出かけです。
ここからは人気の表銀座。
槍まではCTが甘い設定なので、通常コースタイム通りです!なんて方も早く着いてしまうかもしれません。
それでも危険箇所は多分にあります。
長いハシゴの連結部分は足を踏み外すと危険ですし、ハシゴや階段の老朽化は明らかな感じです。
一部登山道崩落箇所もありますので注意して進みましょう。
槍ヶ岳山荘に着きますと、槍の穂先に登る準備を始めるかと思います。
槍の穂先に行く際は、人の登り具合などを気にしてから取り掛かると良いかと思います。
初心者だけで登る場合は渋滞を起こして焦ってしまうので、焦らず慎重にが基本です。
登りと下りがすれ違うのに譲り合う場所などもあります。
前後を確認して譲るべきか、自分が行くべきかを判断しましょう。
また、足の置き場、手の置き場を誘導してくれる経験者と登るか、自身でそれなりの経験を積んでから槍にチャレンジしてみてください。
さてここからは槍から表銀座を逆走?します。
目指せ西岳です。
同じ道を通るので安心感もありますが、気を引き締め直します。
水俣乗越から西岳は物凄く遠く感じます。
実際、これ登るのかという具合。
逆の下りはより大変でしょう。
それでも鎖などもありますし、なんどかなるものでしょう。
稜線沿いから外れ、山中の歩きになるともうすぐです。
西岳までのCTは一般的なタイムですので、確実に足を進みましょう。
ということで西岳の小屋に到着します。
この西岳、テント場が遠い…
ですが、静かで平和ですw
女性のトイレが遠いことと毎回100円払わなければいけないことが他のテント場と違うことくらいでしょうか。
◆4日目
ヒュッテ西岳を出る頃から雨がパラパラと。
途中しっかりと雨も降ります。
大天井ヒュッテまで4組程度のパーティーとすれ違いました。
ソロの男性2組、カップル1組、ソロの女性1組。
大天井ヒュッテで休憩していた燕でテン泊しているという女性はお散歩でこの辺りまで来ていたようでした。
なかなか面白い!
さて、大天井ヒュッテから大天荘まではなかなかハードな道が続きます。
一部危険な箇所もありますが、落ち着いて通ればナンテコトナイかと思います。
大天荘から常念乗越、一ノ沢までも危険箇所はありません。
昨年歩いた時よりも登山道は整備されていましたし、安全に通れるようになっているかと思います。
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