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Yamareco

記録ID: 94763
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

大山三峰山・辺室山

2010年12月23日(木) [日帰り]
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cellist その他2人
GPS
05:45
距離
11.2km
登り
1,147m
下り
979m

コースタイム

広沢寺温泉バス停 08:50
不動尻      09:50-09:55
大山三峰山    11:30-12:00 (昼食)
物見峠      13:10
辺室山      13:45-14:00
土山峠バス停   14:35
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
本厚木駅-(徒歩)-厚木バスセンター 08:00-(神奈中バス)-08:45 広沢寺温泉バス停
(帰り)
土山峠バス停 14:56-(神奈中バス)-15:45 本厚木駅
コース状況/
危険箇所等
大山三峰山の前後ではいくつものクサリ場が断続的に現れるものの、ひとつひとつのクサリ場は短いもので、クサリ以外の手掛かり等も豊富なことが多く、さほど厳しい箇所はありません。
とはいえヤセた細い岩尾根にあることがほとんどで、不注意に足でも滑らせれば小さな怪我ではすまないかもしれないので、落ち着いて通過できる程度の経験値を持った上で来るべき山だと言えそうです。
クサリ場が続く核心部を抜けた先には、物見峠へ向けての急降下もあって、この時期は降り積もった落ち葉による滑りやすさも加わって、こちらも要注意でした。
また辺室山の前後は歩く人が少ないのか、落ち葉に隠されて道形のハッキリしない箇所も出てきます。辿るべき尾根は明瞭なので、大きくは迷いませんが、少し進路に悩まされることもありました。
最後に、この一帯はヤマビルの生息域なので、冬の時期以外はヒル対策が必要になると思われます。
最初のクサリ場です
2010年12月23日 10:05撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/23 10:05
最初のクサリ場です
2番目か3番目のクサリ場。まだ序盤のこのクサリ場が、一番クサリを頼った所だったかも。
2010年12月23日 10:27撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/23 10:27
2番目か3番目のクサリ場。まだ序盤のこのクサリ場が、一番クサリを頼った所だったかも。
核心部の最初のクサリ場。クサリ以外にも手掛かり多し。なお、これ以降頻繁にあったクサリ場は、グループ山行ということもあり、いちいち写真には収めませんでした。
2010年12月23日 22:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/23 22:18
核心部の最初のクサリ場。クサリ以外にも手掛かり多し。なお、これ以降頻繁にあったクサリ場は、グループ山行ということもあり、いちいち写真には収めませんでした。
崩壊地から丹沢主脈方面を展望
2010年12月23日 12:45撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/23 12:45
崩壊地から丹沢主脈方面を展望
物見峠
2010年12月23日 13:09撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/23 13:09
物見峠
辺室山
2010年12月23日 13:55撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/23 13:55
辺室山
辺室山の三角点は、頂上から少し下った地点に
2010年12月23日 13:56撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/23 13:56
辺室山の三角点は、頂上から少し下った地点に
土山峠には登山ポストが。バス停もこのすぐ脇です。
2010年12月23日 14:31撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/23 14:31
土山峠には登山ポストが。バス停もこのすぐ脇です。
撮影機器:

感想

職場のメンバー3人で、東丹沢の大山三峰山に登ってきました。

本厚木駅(厚木バスセンター)から出ている広沢寺温泉行きのバスに乗って行きます。終点の広沢寺温泉で降りると、近くには大きな駐車場があって、車で来ている人たちも結構見受けられました。

最初は長い林道歩きで始まります。そのほぼ中間地点に位置する山ノ神トンネルは無照明。さほど長いトンネルではなく出口が最初から見えていますが、真ん中あたりではほぼ真っ暗になるので不気味でした。

およそ1時間林道を歩いて簡易トイレのある不動尻に到着します。ここでは直進して登っていく登山道のほか、右手に別の山道も見つかって、どちらにも何の案内もないので少し迷わされました。まず右手の山道を偵察したところ、すぐに橋を渡った先で沢沿いに続いていたため、どうやら谷太郎川に沿って煤ヶ谷まで続いていく道のようでした。

不動尻から登山道を登り始めて、すぐに大山への道を左に分けます。その後しばらくは沢と絡みながらの道になって、早くも最初のクサリ場が現れたりしました。木橋で何度か沢を渡りながら進んでいる間はまだ傾斜は穏やかでしたが、沢を離れるあたりからは、木段の多い比較的急な登りが続くようになります。稜線に出た所にはベンチがあって、振り返ると樹木の間からは三浦半島や江ノ島、伊豆大島などが見られるようになっていました。

稜線上を進んでいくと、間もなくクサリ場が断続的に現れるようになって、三峰山の核心部へと入っていきます。ただ、クサリ場はどれも短いもので、傾斜が急な訳でもなく、さらに足場もしっかり取れることが多いので、クサリに頼る局面は意外なほど少ないものでした。核心部の稜線上からは、樹木の間から丹沢主脈や丹沢三峰がチラチラと眺められるようになりました。

大山三峰山は大きな3つのピークからなり、北峰・中央峰・南峰という区別がされていますが、これらの中の最高峰で三角点が置かれ、頂上標識やテーブルが設置されているのが中央峰です(そうでない理解の元で書かれた記事も多いのですが、地形図を見れば北峰・中央峰・南峰がそれぞれどれに当たるかは明らかではないでしょうか)。
このほかにも顕著なピークが2つほどあり、さらに小さなコブも通過しますので、核心部は何度ものアップダウンの連続。その多くの箇所でクサリ場を見ることになります。

中央峰に私たちが着いた時、先客は2人だけでしたが、食事休憩をしていると続々と別のグループが到着して、元々狭い頂上がさらに手狭になっていきます。あいにくここでも展望は樹木越しでスッキリしないので、食事を終えてお腹が少し落ち着いたところで、賑やかになりつつある中央峰を後にしました。

北峰を越えるとようやくクサリ場ともお別れとなりますが、今度は一気にガクンと落ち込む急降下が待ち構えていて、それを下り終えたところで、ようやく穏やかな道になるのでした。そしてその先で崩壊地に入ると、そこはこのコースで唯一の展望地となっていて、丹沢主脈や丹沢三峰のほか、北には雲取山や甲武信ヶ岳などの奥秩父の山々が眺められました。その後も下り続けて、煤ヶ谷へのショートカットコースへの分岐を過ぎて、再度ガクンと下った地点が物見峠です。

物見峠から辺室山へと登り返しは、途中で大小2つのピークを越えていくので、大山三峰山の急峻な登り下りをこなしてきた足には少々こたえる区間となりました。辺室山への到着は午後2時近くなった頃。すでに冬の日差しが大きく傾いた時間ということもあってか、ほかには全く人の気配もなく静かな山頂でした。

辺室山から土山峠への下りも、さほど急ではないものの、グングンと高度を落としていくような道です。落ち葉が道を覆って分かりにくかったり、滑りやすかったりするので、注意して下っていきます。途中で503mのコブに登り返した後は少し傾斜も緩んで、次第に眼下に宮ヶ瀬湖やバスが通る県道などが見られるようになると、ほどなく土山峠のバス停脇に降り立ちました。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mor02/mor02.html#mor18

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