白山・岩の墓場-曲り谷左俣
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,843m
- 下り
- 1,840m
コースタイム
- 山行
- 11:03
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 11:56
3.40 1300m 白水湖末端
4.30 1320m 曲り谷出合
5.51 1600m 二股
9.23 2170m 稜線
10.36 2105m 南竜
12.30 2720m 御前峰山頂
12.42 2720m 御前峰発
13.39 2030m 大倉避難小屋
14.26 1250m 駐車場
天候 | 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白水湖 へつり ドボンしたら単独で這い上がれない 曲り谷左俣はガラガラの岩の墓場 |
その他周辺情報 | 平瀬道の駅に温泉有り |
写真
感想
今シーズン初沢に連れてって欲しいと言うスズケン、僕たちに同行するからにはそれなりの気力体力が無ければ安全は保証出来ない.ならばその心意気を示して欲しい、課題を与えますのでこなして下さい.単独での東京ロングライドかワンディ能登一周どちらでも構いません.返事は良かったが遅々として課題をこなしたと言う連絡は入らない.
もうアカン、シーズン終了かと思った矢先、能登ワンディを達成したとの連絡が入った.やるなスズケン、と言うことで初沢登りを白山箱谷で頑張ってもらおうと本日お誘いした.
深夜2時半平瀬道登山口発と約束した.予定通り大魔人、スズケン、僕の三人でスタート、いきなりの雨の洗礼、そんなバナナ、聞いて無いす.まあ人生こんなもんです.暗闇の中満水の白水湖のヘツリスタート、急なヘツリで足を滑らせ湖のドボンしたらまず単独では這い上がれない.スズケンビビりまくりだった.
僕と大魔人は慣れたもん、もう暗闇でも頭の中にルートは叩き込まれている.際どくへつりながら湖の末端に来た.明るくなるまでまだ2時間ある.ヘツリだけでスズケンビビりまくりとても箱谷に突入するのは無理っぽい.初めての沢でやはり箱谷は可哀想だ、まけとく、曲り谷左俣にしよう.しかし前回の右俣遡行で左俣の厳しさは容易に想像出来る.今日は登攀ギア満載なので大丈夫だろう.
曲り谷二股辺りで夜が明けた.この先左俣はエグい、ガラガラのV字谷が連続、沢と言うより岩登りメインである.岩名人は忍者の様にスルスル登って行く.スズケンは岩を落とすのでしんがりで僕は二番手で進む.足元ガラガラの急斜面を際どく登って行くとついに稜線直下の崖マークに来た.これはヤバイ、ガレガレの壁である.岩名人が行くと言う.ビレーしたくても支点が全く無い、トップはフリーで行くしかない.岩名人ガラガラ岩を落としながら際どく登る.僕もスズケンも安全地帯で待機していたがそれでも時折小石が飛んでメットに跳ね返る.
祈る様な気持ちで岩名人を見ていたが何とか無事突破した。ここでロープを下ろしてもらいスズケンが二番手で登る.やはりビビりまくっていた.無事登り切りラストの僕.ガラガラの絶壁、良くフリーで登ったものだと驚いた.途中足元が崩れ僕は落ちて宙づりになったがしっかりロープで救われた.気を取り直して再度ガラガラを登り切りようやく安全地帯に.最後に薮を漕いで登山道に飛び出した.
登山道に出れば後は御前峰へ.無事登頂して帰りの平瀬道はダッシュで下りた.スズケン初沢登りにしては少し刺激的だったかも、次は箱谷だねと解散.今日も完全燃焼、生きてて良かった.
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