磐梯山(翁島→猪苗代) 〜絶好の登山日和〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,237m
- 下り
- 1,249m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 9:00
天候 | おおむね快晴 風は山頂でやや強め、あとは穏やか |
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過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・30台以上は停められると思われます。 ・トイレなし、登山届ポストあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【翁島登山口〜賽の河原】 ・スキー場と並行していますが登山道は樹林帯の中にあります。 ・林道を横切る箇所あり。 ・尾根に出る手前に岩場。足がかりが少ないので注意。 【賽の河原〜磐梯山山頂】 ・ガレ場の登山道。浮石は少ないですがあります。 【山頂〜弘法清水】 ・危険箇所は無し。 ・細い道のうえ大変混雑するので譲り合って進みます。状況によっては譲りすぎる とかえって渋滞を招くので臨機応変に。 【弘法清水〜沼の平】 ・弘法清水小屋前の広場から道なりに下って、分岐を右に。 ・沼の平まで分岐多いですが、各所に標識があります。 【沼の平〜赤埴山〜猪苗代登山口】 ・赤埴山経由の道は、メインルートと比べるとやや細く歩きづらいものの、踏み跡は明瞭。 ・ゲレンデ内は、道標は特にないため踏み跡に従って下りました。 |
その他周辺情報 | [温泉] 会津中ノ沢温泉 花見屋旅館:http://hanamiya-nakanosawa.jp/ [食事] あたみ食堂(磐梯熱海) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
磐梯山、何年か前に八方台から登ったことがあります。今回は、表側の二つの登山道を周回、谷川岳に続き「百名山をちゃんと登りなおす計画」の第二弾ということで(笑)
はじめは、猪苗代登山口に車を止めて、先に車道を歩いてから登ろうと考えていました。が、直前になって大きな見落としが発覚…
はい。猪苗代↔翁島の車道の途中には「昭和の森」なるものがあり、その東西にゲートがあります。これが開門しているのが、8:30〜17:00という…
予定では7時には歩き始めようと…思っていました。
この状況で、1.逆回りの周回にする、2.翁島に停める、3.出発時間を遅くする、の選択肢。
1は、急坂の翁島ルートが下りになるという我が家の苦手分野。2は帰りに車道を歩かなければならない(しかも登り)点…。3は計画に無理が出てくるのと、天気が予報では徐々に曇りがちに(杞憂でしたけど)
悩んだ末、2の翁島起点が一番良いという結論に。
長くなりましたが前置きはここまで。
家より駐車場まで3時間かからず(コンビニ休憩含む)、裏磐梯まで行かない分近かった印象。駐車場には既に3台ほどの車が…
さて、準備をして出発…
登りの翁島コース…
出だしがちょっと急なのでびっくりしますが、すぐ上で林道を横切った所からやや傾斜が落ち着きます。樹林帯の中を黙々と…
これ真夏だったらしんどいだろうなぁ…と。幸い涼しかったので、そんなに苦にならずに登れました。
んが、途中から娘がペースダウン…いつものエネルギー不足???
おにぎりでも食べた方がいいんじゃ、といっても、本人がおにぎりまで食べれないというので、とりあえず行動食を食べて再出発。
樹林帯から抜けるあたりに一箇所、やや歩きづらい場所がありました。
見た感じは大したことなさそうですが、足場が少なくて意外と苦戦しました。
岩場の先から視界が開けてきて、大展望の中の登り…これから行く先が見えているっていうのはやっぱり気持ちいいです。ホント久しぶりの青空(笑)
紅葉も登るにつれて鮮やかに…振り返れば猪苗代湖…もうたまらない…。
気分上がって快調に登り、あっという間に山頂到着。
山頂からの展望は言うまでもなく、遠いところで月山まで一望。まあ、山頂が多少騒がしいのは百名山だし仕方ないのかなあ…と。
下山は、猪苗代コース。こちらも変化があって楽しい道でした。
ただ、最後のゲレンデ歩きと車道は……かなりやられました(笑) 一応、16:00に駐車場に帰還。
久しぶりの快晴に大満足でした。
磐梯山、おのずと知れた会津の山ですが、以前登ったのは八方台からでした。八方台からの道が悪いというわけではありませんが、当時「百名山に登る」ことが登山の目的と化してしまっていたことに対する反省として、山頂を極めたからといってその山を知った気になってしまうのは良くないという思いがありました。そのような中で自然に出来上がってきた発想が、これもまたよく考えれば勝手な価値判断に過ぎないのですが、「昔からの道を歩くことが正統である」「より標高の低い、あるいは人里に近しいところから登るのが正統である」というものです。百名山をちゃんと登りなおす企画と銘打ったその<ちゃんと>の意味はそこにあるわけです。
そうなると、磐梯山をちゃんと登りなおす、とはどういうことかというと、磐梯山を愛した会津の人々にとっての「正面」である表側の登山道を登るということになります。山行はとても楽しく、また終始猪苗代湖を背景に秋模様の中を歩く気持ちのいい登山になりました。記憶のなかにもよく残っているし、写真をみてもなかなか魅力的でしょう?
ただ、ちゃんと登りなおした、だから磐梯山は登った、おしまい!…というわけではないというのが、それから数年たった私の考えです。それでは、山頂という点を極めるだけの登山から特定のルートという線を極めるだけの登山になっただけで、本質的には何も変わっていません。
じゃあ、面を極めればいいのかというと、そういうわけでもない。今日の磐梯山と明日の磐梯山は違うはずである。つまり山という存在は、あるいは山に限らずあらゆるものは、時々刻々と変化し、時間に依存する存在なのである。じゃあどうしたらいいのか。それは、極めるなどという傲慢な発想を捨てることである。
という、まったくもって生産性のない思索が私の中でありました。どうでもいい話ですね。ですが、どうにも私は「コンプリート欲」に縛られるきらいがあるので、一度登った山にもう一度行くことが、行ったことのない山に行くことより下位にきてしまうのです。そういう偏狭さのせいで、いったいいくつの感動的体験の機会を逃してきたことか。だから、こういう思索というか意識の切り替えみたいなものが馬鹿に出来ないくらい大事なのです。
要するに、磐梯山は私の登山史においてわりと重要な意義を持つ山になっているわけです。以上戯言でした。
(2021/11/15 追記)
コメント
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初めまして。
山で子供さんを面倒しながら歩いている家族と会うと、微笑ましさを感じてエールを送りたくなります。帰りの車道歩きも長そうですね。
写真がきれいです。
昨日7日、磐梯山の噴火場所の山風景を見たくて、裏磐梯コースを歩いてきました。時間が有りましら覗いて下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/okusan2005/archive/2016/10/8
現役時代の転勤で会津から294号を下妻、水海道に数多く走りました。
そのせいか?、会津地方が好きです。
会津駒ケ岳・・・ハクサンコザクラが好きで、7月に見てきました。
山、自然、草花いいですね。
okusan093さん、初めまして。
家族登山、時間が読めないので大変ですけどね
記録、見させていただきました。櫛ヶ峯まで行かれたのですか。
裏磐梯からのコース、我が家も歩いてみたい所です。
磐梯山は花も紅葉も綺麗で、ひと山でいろいろな景観が楽しめたり、本当にいい山ですね
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