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Yamareco

記録ID: 97359
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

栂池・白馬・五竜・鹿島槍・扇沢

2007年07月30日(月) ~ 2007年08月02日(木)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
37.7km
登り
3,479m
下り
3,876m
天候 7/30 雨
7/31 ピンカン
8/1  ピンカン
8/2 晴れ
過去天気図(気象庁) 2007年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
コース状況/
危険箇所等
 写真は来月UP予定!! 

夏の山行=修行とも言う。から本日無事 生還しました。いやぁ下界の暑い
事たら・・・
 

行き先は、栂池・白馬・五竜・鹿島槍・扇沢

     1日目 (雨) 栂池-白馬大池
     2日目 (快晴)白馬大池-五竜の小屋
     3日目 (快晴)五竜-冷池
     4日目 (晴) 冷池-扇沢

 ってなとこです。毎日テント泊で・・・ まぁ人もうらやむ晴男ぶり発揮で
した。 修行の結果は、体重落ちずに体脂肪激減?? うわさのブートキャンプ
より効き目ありです。 超久々の体脂肪1桁台突入||

   修行なのに・・・出発日を2日ずらす。
わたしゃ天気悪いときにゃ登らんことに
してるのさ。

 結局7月29日(日)に新宿の都庁下BS
より出発。さわやか信州号を使うがバスは
あまりよくない。
 
 8時栂池よりロープウェーを使い一気に自然
園まで登る。空はどんよりしてるけど・・・

 樹林帯の登りはあんまし面白くない。空
から雨が落ちてくる。まあ降るときゃ降るさ
雨具は着ててても防寒サボったので寒い。

 いつもの事だが、すれ違うおちゃんオバ
ちゃんに「荷物大きいわね・すごいわね」
といわれる。←「かなりうんざり」
 
 まあ山小屋にお金落とすからいいのかな。
経済的には。でもあまりに知識とマナーは
低い。少しは勉強しなさいといいたくなる。
(まだ修行がたりないなぁ)

 雨に濡れて体温低下をおこす。(低体温症)
の為白馬大池で本日の行程終了にする。10時

 テントをそそくさ立てて、暖かくして寝る。
やっぱり寝不足と低体温症でした。夕方周囲を
散策。本日は満月なので、晴れたら0時初のつ
もりで6時に就寝。

 0時(テントをたたく雨)←直ぐ熟睡

 4時起床。外はどんより天気も悪そうだし・・・
下山するか?と朝食をとりながら考える。
テント撤収後、周囲の方と朝の挨拶を交わすと
「今日これから天気良くなるよ」の一声←予定
変更。
 
 てな訳で、白馬に登る。まあ悪かったら槍温泉
でも入って帰ろう位の気分で。

 6時出発。登るにつけ天気が良くなる。水蒸気
も登ってきているけど東側のみなので、こりゃ
期待できる。←西側の場合視界不良になる。
 
 小蓮華岳〜白馬間は高山植物の宝庫。種類的には
北海道の大雪山系と似通っているかなと感じる。
もうあの当りにあの植物があるなと予想しながら
歩く。やはり当るとうれしい。今回初めてウルップ
ソウを見た。←北海道はホソバウルップソウ
 あと大好きなチョウノスケソウも見れて感激||

 登山道は、結構人が居たのにとってもよく晴れた
白馬山頂は、なのと私一人。よーく乾いた空気が入
っているようで、空は秋の色をしていて、雲もやっ
ぱり秋の雲。オホーツク高気圧ががんばっているみ
たい←これはラッキー天気が崩れない可能性が高い。

 山頂からは、日本海・妙高・火打・浅間・八・富士
南ア・北ア・白山と360度ほぼ完璧な展望。

 閑話休題

写真は、今回見た夕焼けと朝焼けの写真です。
久々に泣ける夕日を見れました。やっぱり感動
出来る景色っていいですね。
 これを見るために修行するわけなので・・・
山屋冥利に尽きます。

 山行に関する事項。

 亀擦△蠅併ち物

ー蠅未阿(2枚で帽子も作れ、三角巾の代用も出来る。)
 帽子の作り方 1枚目をハチマキ状にする。
 2枚目をハチマキ状のものにはさむ。
 ハチマキをする。
 2枚目を首筋までたらせばあら不思議??
 帽子の出来上がり。

▲ロロファイバーの下着
 上下1セットあると夏冬共に便利。荷物を減らせる。
 しかも、体調管理(温度)に最適。

テーピング
 医療用としても活躍。山靴の応急処置等にも利用可。
 上手に使えば、捻挫の1回はかなり思いっきりやって
 もテープが切れる事で、肉体へのダメージを減らせる。

ぅ好肇奪
 最近たまに使用。
 肉体的には、腕2本で脚3分の2本分の筋力らしい。
 つまり上手に使えばひざへの負担が減る。
 因みに使い方を間違えている中高年はほとんど。
 下りは長めに。登りは短めにする。これ基本。
 ていうか?ちょっと考えればわかりませんこん
 な事・・・が出来ていないのが多い。
 せめて岩場では使わないで。怪我するからさ。
 (ちゃんと教えますよ。聞く耳持つ人には)

ゼ栓とアイマスクと空気枕
 寝るときの相棒です。
 
 郷糧

 |羃攣伊
  安くて上手い。大抵夕飯はラーメンライス
  で終了の私。
 
 ▲哀
  すっぱい粒のついてるやつ。クエン酸の補給
 が出来る。もちろん糖分も。

 カロリーメイトとソイジョイ
  栄養補給をかねて。昼食は大体これ1箱か
 2本+おやつで終わり。

 ぅ皀鵐フェ
  山でのむコーヒーは最高。手軽にレギュラー
 コーヒ-が飲める。紅茶は残念ながら温度の点で
 落第。

 ゥぅ鵐好織鵐箸量A構
  こいつにゃーいつもお世話になってます。
 山でちょっと山菜を失敬して・・・

 ΕΕぅ好ーやブランデ-
  高いのがいいな。ビールより安いのだし・・・

 Д繊璽困肇汽薀
  行動食として、動物性たんぱく質補給。
 筋トレするのに必要不可欠。

 ┛散
  即効性の糖質エネルギー補給。ビタミンも
  ここからとる事多し。

 山じゃ大体粗食な私です。死なない程度のカロリー
 と栄養素を補給しておしまい。友だちと登るとなべ
 もするけど・・・。標準的な食事

 朝 アルファー米+味噌汁+お茶

 昼 カロリーメイト+飴5個+羊羹1コ+せんべい
   グミ+チーズ+α+コーヒー

 夜 アルファー米+中華三昧ORレトルト

 多分二千船ロリー以下くらいかも・・・
 そこら辺のダイエットより効きますよマジで。

 山頂で30分ほど独りで周囲をボーっと眺めたり
食事をしたりして過ごす。至福の時
 
 さて、今日の目的地どこにしよう?
1 槍温泉下山コース
2 槍温泉入浴後天狗平泊
3 五龍小屋突撃

 天気は今日明日は晴天と気象サイト情報を得ていた
ので、1は没。すれ違いの登山者に伺ったら・・・
槍温泉の登り返しはキッツイよとのこと。てナ訳で
五龍小屋突撃決定。

 白馬大池-白馬-不帰キレット-唐松岳-五龍小屋
は、コースタイムがな・ん・と14時間。さてどこまで
行ける事やら。

 前半は、写真撮影と白馬山頂程度でしか休憩をとって
いないのでかなり良いペース。

 しかし後半は、アップダウンの連続+不帰キレット
と唐松-五龍間のクサリ場と難関ばっかり。

 腹が減っては戦は出来ぬと、天狗の小屋で腹ごしらえ
をして、雪渓からでる美味しい水を4L補給。これで道中
行き倒れてもOK.

 天狗の小屋周辺は、雪解けが遅いのか花畑がとっても
綺麗で、速く行きたいのに・・・・写真はやっぱり撮影
してしまう。

 天狗の大くだりはがれ場で浮石や砕石が多くなかなか
楽じゃない。鞍部について不帰キレットを見上げたら・・・
何処通るの?剱岳の蟹のタテバイ横這いどころじゃない。
ひゅーおっかねぇ。クサリは在るけどほとんどロックク
ライミング。しかも縦走だし。
(3枚目の写真は下から上まで登って行くのです。)
 
 天性のお猿さんの特技を活かし3点確保しながらゆっくり
確実に進むけど。精神力はてきめんに消耗してゆく。

 安全なポイントでちょっと長めの休憩。休憩しながら
展望が良いのはとってもありがたい。

 その後は、まあ疲労でペースが幾分落ちたものの秋の
涼しい空気にも助けられ唐松岳の小屋まで無事つく。

 17時に唐松小屋を通過し、19時の日の入り直後に予定
通り(予想通り)五龍小屋へふらふらながら到着。
テントを建てながら食事も同時に作り20時就寝。

 お疲れさんでした。

 何で、あほみたいに14時間も歩いたか?その理由は
今日の朝五龍岳山頂で日の出を拝みたい。というところ
です。ついでに今の空気の状況なら鹿島槍もいい天気
で登れるだろうから。

 そんなわけで、6時間ほど寝たAM2時起床。山の男は
早起きです。朝食をちゃっちゃと済ませテントを撤収
し3時に出発したときには既に2名の先発隊がおりました。

 外は、綺麗な満月(性格には1日遅れ)でライトなし
で十分に歩けます。野生本能を磨く為にライト無しで
歩く.意外とルーっトて無駄が無く付けられてます。
 自分とザックのつくる影が岩場に映ると思わずうっ
とり。視線を下界に転ずれば、街の街灯が輝いています。
こういう景色を見ると「日常の小さい事でくよくよする
自分が馬鹿らしくなる。」気がします。
 道中は、多少岩場もありますが、昨日ほどではなく1
時間で山頂へ。

日の出前藍色の空が少しずつほんのり朱に染まってい
くさまはとっても幻想的です。誰もいない山頂で至福の
時を過ごす。今日はほとんど雲もなく周囲360度素晴らし
い展望。お天気の神様に感謝しながら日の出を拝む。や
っぱり神聖な気分になれますね。

 6時に山頂を辞して、鹿島槍方面へ向かう。馬鹿にして
いたらとってもきつい。レベル的には不帰キレットの方
が上だけど、長さを考慮するとどっこいどっこいです。

 9時ごろキレット小屋に着いたときには、もうへとへと。
やっぱり前日のボディーブローがかなり効いています。

 小屋からの登りは、しばらく緊張の連続。切れ落ちた
崖に落ちかけてとっさに肘でカバー。圧迫痕程度で済む。
とにかく集中して山頂までへばりながらも一歩一歩減ら
して行く。←これが登山の醍醐味つらくても絶対山頂に
着くからねぇ。

 鹿島槍の山頂は、大勢の登山客がいてにぎやか。ほと
んどウン十年前は美女でした?っな感じ。でもにぎやかで
楽しそうです。

 山頂から冷池小屋までは特に危ないところも無くのんび
り高山植物の咲く気持ちの良い広い尾根を下る。

 3時前にはサイト場でテントを立て。落としたコーヒー
とケーキで祝杯。目の前には立山と剱岳の雄姿最高です。
 
 自分との賭けに勝ててとってもラッキーでした。満足
して就寝する。


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