ガスガスと暴風の栗駒山で紅葉をチョットだけ堪能
- GPS
- 04:54
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 532m
- 下り
- 600m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 4:54
天候 | 小雨、稜線はガスガス&横殴りの暴風、肌寒い一日でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
当日は車をキャンプ場にそのまま置いて山に登ってきました(行きは登山口までキャンプ場の管理人さんに送っていただけました、優しい管理人さんでした)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
急登もなく、丁度良い日帰りハイキングルートだろうと思えますが、この日はずっと続いていた雨で登山道はちょっとした沢状態になっていたり、稜線は横殴りの暴風だったりでタフなコースに変貌していました。 |
その他周辺情報 | ●栗駒山荘(日帰り温泉利用:700円) http://www.kurikomasanso.com/ 白濁した内湯と露天があり、どちらも広い。特に露天は眼下に眺望がすばらしそう(ガスガスで何もみえんかったのが残念)。今回は前夜仮眠泊した須川湖キャンプ場で割引券をもらったので、500円で入れました。 ●須川湖キャンプ場 http://kanko.higashinaruse.com/article.php?story=02_01_001 前夜仮眠に利用しました。管理人さんがとても親切な方で、夜半の到着が雨予報だったため、テント設営せずに管理棟内の板の間を利用できるように準備してくれただけでなく、夜中の到着時に案内までしていただけました。しかも宿泊料は420円とリーズナブル。そして登山口まで車で送っていただけ、とても感激。 栗駒山荘の入浴割引券(700円→500円)がもらえるので、1泊実質220円!! 晴天で須川湖や栗駒山が見渡せる時に改めて利用してみたいと思ったキャンプ場です。 ●中尊寺(遠方まで行ったついでに立ち寄り) 奥州藤原氏が当時、栄華を極めたことを充分に感じることの出来る素晴らしい寺院群。さすが世界遺産です。入口からかなりの登りで、登山やっていない人にはかなりつらいのではと思える標高があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
水
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感想
10月の3連休。本当なら寒くなる前の最後のテント縦走にでも出かけたいところ。
でも今年は2週間後に迫る金沢マラソン(フルマラソン)に備えて、お山をしばらく我慢するしかない。追い込まれないと練習しない自分を追い込むために、10/8の東京30k秋大会(30km走)にエントリーして、この3連休は山は無いなと諦めてたところに、紅葉人気1の東北のお山・栗駒山へ山岳会メンバーからのお誘い。
車単独が多い私にとって、東北のお山はこれまで選択の対象外エリア。でも今回は長距離運転をバリバリできる女性2人が一緒で、しかも行き(10/8夜発)は、30kマラソンで疲れている私の運転免除してくれるという、これはもう行くしかない!と快諾し、当日を迎えることに。
朝から土砂降りの中、30k走って無事に完走し、心地よい疲労をかかえたまま夜8時に東京を出発し、私は後部座席でウトウトしているなか、遥か500k以上の長距離運転をこなしていただき、夜中1時半に予約してあった須川湖キャンプ場に到着。
当初テント仮眠を予定していましたが、あいにくの雨ということで管理人さんの好意で管理棟内の板の間をお借りして(しかも銀マットまで敷いていただいて)朝5時まで仮眠。これで30k走った疲労はかなりとれました、ヨカッタ。
翌朝は、やはり雨、しかも下界もガスガスで目の前の須川湖も見えないほど。でも雨予報は想定内だったので、周回ルートで出発しようとしていると、なんと管理人さんが須川コースの登山口まで車で送ってくれると言う。車はキャンプ場に置いておけるし、これは有難いと、雨具をしっかり着込んで、管理人さんに送っていただきました。(予定では須川コースで登って、帰りは稜線伝いの天馬尾根コースでマグサ岳へ周回して須川湖へ下りてくる周回のつもりで)
紅葉で人気の栗駒山ですが、さすがにガスガス&雨で、登山口の駐車場も疎ら。少しはガスが切れて紅葉を拝めれば御の字だねと祈りつつ、小雨の中を出発。歩きやすく整備された登山道ですが、ここ数日の雨で所々沢状態のところも(でも泥濘な路面ではなくてよかった)。名残が原の木道に出るとガスに煙るなかにも近隣の紅葉した樹林が出てきて、テンションも上がります。その後は見通しの良い硫黄臭の漂う沢沿いに登るルートとなり(とはいってもガスガスで眺望は周囲程度)、ゆるゆると登っていくとガスガスの中に白濁した昭和湖の拡がる台地に到着。
昭和湖から上は紅葉した背丈よりもちょっと高い程度の樹林の間の道を登り、稜線(天狗平)に出たとたん、そこは横殴りの暴風が吹き荒れる悪コンディション、もちろん眺望は全く無し。これで山頂までまだまだなら諦めて撤退してもおかしくない状況でしたが、山頂までは20分ほどなので、とりあえず山頂まで頑張ってみようとなり、稜線の秋田側から吹き付ける暴風に時折耐風姿勢を余儀なくされながらも、なんとか栗駒山頂に到着。
しかし、とても休憩できるような状況ではなく、記念写真を撮ったら、そそくさと下山開始、天狗平への稜線上で唯一風を防げそうな大岩の風下側でほんの小休止できたぐらいで、とにかく風が強くて寒くて、そそくさと天狗平まで下り、ここでメンバーで協議の結果、寒風吹きっ晒しの稜線ルート(天馬尾根)をこの先進んでも、ガスガス&暴風状況が快方に向かう可能性はほぼ期待できないし、無理して突っ込んでも良いことは無さそうだと判断し、来た道(須川コース)で下ることに。
天狗平から下り始めると、暴風に叩かれることも無くなり、昭和湖まで下りると、この悪天にも関わらずハイキング装備で登ってくる人もそれなりにいて賑わっていました。さすが人気の栗駒山です(昭和湖で引き返す軽装備なハイカー多し)。
名残が原からは、来た道ではなく大回りして下るルート(地獄の釜コース)を選択し、紅葉のお山とは違う荒涼とした砂礫風景も堪能して昼過ぎに車を置いていた須川湖キャンプ場に帰着しました。
その後は、車で栗駒山荘まで戻って気持ちの良いお風呂(晴れていればきっと最高の眺望間違いなしな露天風呂があります)で温まり、時間に余裕もあったので、ちょっと足を延ばして平泉の中尊寺を観光して、そして東北道を快調に走って(帰りは私もしっかり運転分担任務を果たしましたよ)、予想以上に早い夜10時半に東京に帰着できました。
はじめてのガッツリ東北なお山は、あいにくの天気で紅葉は時折ガスが切れたタイミングでちょっと見渡せる程度で楽しめましたが、きっと晴天だったら、全山スゴイ紅葉というのを見れたんだろうなと思うと、ちょっと心残りではありました。
でも、奥深すぎて生きづらいエリアと避けてきた東北エリアも、行ってみると決して車で行けないところではない(そうはいっても単独ではちょっとねぇ)ことが解って、それはそれで良かったです。
でも天気が良かったら良かったで、大渋滞・大停滞で大変だったかもね(^^;
コメント
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kazさんこんばんは。まさかマラソン明けの登山とは・・・恐るべし体力。
栗駒山はちょっと残念でしたね。天気はどうしようもないです、というか悪天予報にもめげずに行ったのが凄い。
東北も3人運転者がいれば結構回れます。来年は誰か誘って一緒に回りましょう!
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