和賀岳(高下口):渡渉と急登、静かなみちのくの紅葉
- GPS
- 08:15
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,421m
- 下り
- 1,414m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は雨天、増水の場合の渡渉。その他の道は良く整備されている。 |
写真
感想
今週の週末は天気が良さそうである。秋になって気温が適当になって来たら行こうと思っていた和賀山塊の盟主、和賀岳に行ってみることにした。紅葉も良い感じになっていないかな。今日は晴れ間違いなしとは思うものの、秋田道湯田ICを出て県道1号線に入ると濃霧で霧雨。昨日から秋田県は一部雲が架かって雨も降っているので、少し気になる。高下林道は舗装4km、そのままダートになり後4km、状態はまずまず許容範囲。登山口に駐車場は100m先との表示があり、少し広くなった駐車スペースがある。10台程度。そこまでの道も幅は広いので縦列でも駐車可能。駐車場では上空に青空が見え、霧は早めに消えそうだ。
登山口から入ると、すぐに短い急登となるが、杉林に入り、緩く登っていく。直ぐにブナを中心とした広葉樹林帯となり、緩急繰り返す登りとなる。赤沢分岐からはブナの林の中を真っすぐ一定の傾斜で登っていくと皺縞岐の標識がある。左に和賀岳方面に向かうとトラバースとなるが、少し登り気味でこの辺りは標高900mである。さらに緩い下りでしばらく行くと、和賀川への急な下りとなる。この辺りから和賀岳らしい稜線が見えるが、結構遠く見える。川に近づくと大きな水音が聞こえてきて、川が見え、最後の急降下となる。渡渉点に出るが、川の様子を見ると、やはりマークの正面辺りを渡るのがいいようだ。裸足では何なので体育館履き(地下足袋もあるんだけど履くのが面倒なので)をもってきたので、履き替えて川へ入る。中州まで幅10m程度、深さは膝位まで、水底も注意すれば安定した所を渡ることができる。でも、すごく冷たい。中州から対岸はごく狭いので問題ない。
渡渉点標高700mから登り直しで、コケ平までは一気に標高差600mの登りである。渡渉点から直ぐに右にキャンプ場所がある。ここから最初、尾根に取りつくまでは急登である。尾根上で登りはやや緩くなる。周りはブナが多い樹林帯で、展望はない。植生から紅葉も目立たない。後半には、再び急登となるが、溝状の所、あるいはその土手などを登っていく。周りのブナは黄葉がきれいになってくる。途中で右に皺竺戮望める場所がある。登りが緩くなると、笹原となり、周囲が見えるようになる。あと少しでコケ平である。展望が一気に広がる。この辺で、強い獣臭がしたんだけど、大丈夫かな。この山にはいるよね。稜線に出ると、今日は風が冷たい。周囲の山は見えるが、雲が流れており、遠望は利かなかった。和賀岳が標高差100mとは思えない程大きく見える。これはいい山だなあ。和賀岳から薬師岳への尾根も大きい。コケ平から少しの草原で昼食休憩、寝っ転がると、青空がきれい。さて、稜線上を和賀岳に向かう。この辺りは7月にはニッコウキスゲの原になるのだろうな。振り返るとコケ平西面や薬師岳との間の谷の紅葉が素晴らしい。和賀岳に取りつくと、最初は草原、次いで笹原、頂上直下は、また草原の登りで山頂に到着する。
山頂からの下りは紅葉を見ながら下る。遠くからはきれいなのだが、カエデはやや枯れ気味である。この辺りは気象条件が厳しいんだろうな。コケ平で和賀岳、皺竺戮鬚發Π貪挂椶望討付けて、樹林帯に下る。もう一度、和賀川の渡渉である。でもその後、また登り返さなければならない。以前、二口峠から南面白山まで往復したときの、最後の糸岳の登り、やはり200mを思い出してしまった。でもその時よりは楽だった。やはり山頂に登るのとは違うのかな。
和賀岳の登山道はかなり整備が行き届いていて、全体的には登り易い道だった。キツいのは覚悟していたので、想像していたよりは楽であった。やはりこの山域の登山者は多くなく、今日出会った方は、5組6名だった。
和賀岳、いいですね〜 。頂稜部の笹原のグリーンの海原に、鮮やかな珊瑚のように浮かぶ紅葉が見事です 。麓のブナ林ももちgood、さすがはブナの本場ですね〜。
和賀岳は、30年程前東北の山に足を運び始めて、その存在に気が付いて以来の懸案でした。先の在仙中の8月になんとか甘露水口から初登を果たせました。が、花 期はやや逃した感もあるので、次回はニッコウキスゲ満開の時期に、この高下口から登ってみたいと思っていたところです。
ですが、この紅葉期の写真を見ると・・・・、秋もいいかな〜 。
行きたい山は多いが、実行する体力・精神力と暇が付いていかないodaxでした
私も和賀山塊の名を知って以来、その奥深い山域に行ってみたいと思っておりました。ニッコウキスゲの季節もいいのですが、暑いし虫が多いんですよね。今年は、秋になって気候が良くなったら行こうと計画していました。栗駒や蔵王の様な圧倒的な紅葉ではありませんが、稜線上はきれいでした。皺叱の登山道はよく整備されていますが、和賀川の渡渉は結構本格的なので、増水時は注意です。
甘露水口は昨年夏の豪雨以来、林道が不通で復旧作業中らしいです。登山道もやや荒れ気味ということです。
今年の紅葉の季節はあちこち行くことができましたが、そろそろ忙しくなりそうです。
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