天狗岳・ニュウ〜渋の湯〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,086m
- 下り
- 1,086m
コースタイム
渋の湯 9:13
八方台分岐 9:53
唐沢鉱泉分岐 10:16
黒百合ヒュッテ 10:58
(テント設営)
中山峠 12:11
中山・ニュウ分岐 12:20
ニュウ 13:04
中山・ニュウ分岐 13:53
中山峠 14:04
黒百合ヒュッテ 14:07
【2日目】
黒百合ヒュッテ 7:30
中山峠 7:35
東天狗・天狗の奥庭・中山峠分岐 8:20
東天狗岳 8:44
西天狗岳 9:15
東天狗・天狗の奥庭・中山峠分岐 9:51
天狗の奥庭 10:10
黒百合ヒュッテ 10:48
(テント撤収)12:15
唐沢鉱泉分岐 12:58
八方台分岐 13:18
渋の湯 13:49
天候 | 曇り時々晴れのち雨のち曇りと強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※6時前に行くと怒られるそうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全般的に整備されたコース。 ・唐沢鉱泉分岐〜黒百合ヒュッテは、滑りやすいので注意。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
テント
テントマット
シェラフ
バラクラバ
ハードシェル
予備手袋
銀シート2枚
|
---|---|
備考 | 持っていって良かったもの:銀シート2枚 持っていけば良かったもの:ウルトラガス |
感想
シーズン当初からずっと行きたかったお山、天狗岳。
4月に計画したものの、強風で断念。。。
その後は機会を作れず、登るなら今週しかない!というわけで、天狗岳とおまけのニュウ。
目覚ましをかけ忘れ、眠りにつくwaniko。
土曜の朝、目が覚めると5時。
お山の準備を何もしてなかったため、飛び起き、出掛ける支度をする。
お山用品は棚にまとめてあるため、それをザックに移し変えるだけ。
一時間で準備ができた!と車に乗り、出発。
中央道は、6時半過ぎると混み始める。
「まぁ、寝坊したし、ゆっくり行こう。
お山は雨かもしれないし、とりあえず、登山口まで」と思いつつ、当初の計画は遂行できないため、計画を練り直しながら高速をおりた。
諏訪南インターから渋の湯は、一時間程度。
あと、15分で到着すると言うときに忘れ物に気がついた。
「ペグを入れ忘れた!!!!(*_*)」と。。。
3時間かけて取りに帰ることもできない、日帰りプランを2日するかな?でもなぁ。。。そもそもパレットの上にテントを張るのにペグは必要かな?と考え、渋の湯に到着。
渋の湯の駐車場には、車が一台もなかった。
渋御殿で、駐車料金を支払い、駐車場まで案内された。
その間、係りの方(おばちゃん)は、つっかけで渋御殿から駐車場までの70メートル位を走る。。。
おばちゃん、転ばないでと心の中で祈りつつ、車で後を追う(乗りますか?と聞いたが、断られたので)。
駐車場所を指定され車を止めた。
おばちゃんに「気をつけて行ってらっしゃい」と言われ、登山口に向かう。
天気予報がよくなかったため登山者はいない。
少し寂しさを覚えつつも、滑りやすくなっている道に注意を払い登山開始。
そのうち、一人くらいとすれ違うだろうと思い、八方台分岐、唐沢鉱泉分岐に到着するも誰もいない。結局ヒュッテまで誰にも挨拶することなく11時頃到着。
登山開始2時間でヒュッテに着くのは楽に思えた。
テント場手続きのために、ヒュッテに入る。まず目に飛び込んだのは、「ご自由にお使いください」と書かれたペグ。
wanikoは、心の中で「やったー!これでテント泊できる〜」と叫んだ。
正直、テントを張れなければ、小屋泊に変更しようと考えていたのだ。
手続きを終え、テントを張る場所を選ぶ。1週間前の阿曽原とは違い、誰もいないテント場は選び放題。
どこにしようか、、、なるべく陽が沢山当たる所、且つ風の通り道でない所、そして高床式のパレットの上に設営したいという、欲張りなwanikoの希望を叶えてくれる場所を探す。
テン場をウロウロすること5分。
やっと設営に取り掛かる。が。。。パレットの上にテントを張るのは初めてのwaniko。全く上手に張れない。ヒュッテから借りたペグがテントを強く引っ張りすぎて、パレットからテントが5センチくらい落ちている。
一人で悪戦苦闘、見た目良く張れるように小細工を施し、ようやく完成。いつもより15分ほど設営に時間がかかってしまった。
テントに荷物を放り込み、ニュウに向け出発。
ニュウに行く道も誰もいない。これまでに、会った人はヒュッテのお兄さんと、ヒュッテの前で食事をしていた3人だけ。八ヶ岳なのに予報が悪いとここまで人がいないのか。。。と少々驚いた。
ニュウと中山の分岐を曲がり、しばらく歩くとハート形のサングラスを頭に着けたお姉さんとすれ違った。お山では、そんなオシャレな方法もあるのかとwaniko関心。
そろそろ、ニュウに着いても良いはずと思いつつ、目の前を見ると、ニュウと思われる岩肌が見えた。
「ニュウ」という何とも不思議な名前が付いているお山は、どんな形をしているのか期待を膨らませていたが、ごくごく普通なピーグが岩でできたお山であった。
「ニュウ」は、刈り取った稲を積み重ねて干す形に似ていることに由来しているとか?
ニュウには、wanikoの他7名のパーティがいた。東京からツアーで来たとのこと。お話しした方は初めてのお山登りだそう。wanikoが天辺の石に腰を掛けていると、その初めての方に「あなた、よく怖くなく、腰かけられるわね!」と言われた。wanikoは「大丈夫ですよ♪ちゃんとお尻が石の上に乗ってると思ってるので、怖くないです」と全く可愛げのない回答をしてしまった。
もう少し、かわいらしく「怖いけど、こういう所が好きなんです〜」とか言えなかったものかと反省。
頂上では一瞬だけ硫黄岳が顔を出し、時おり青空が見えたので、満足できた。御一行がニュウから下山し始めた。wanikoも黒百合ヒュッテに向け、出発する。
14時頃ヒュッテに着くと、テントが増えていた。waniko一人でなくて良かったと少し安心。
暖かい服に着替え時計を見ると、まだ15時。
お散歩に出掛けようか、寝ようか。本は天気が悪い予報だった為に持ってこなかった。暇だと思いつつ寝袋にもぐる。1週間の仕事の疲れもあってか、眠りに落ちてしまった。
が、眠りは浅く30分ほどで目を覚ました。
ヒュッテの喫茶では、ホット系の注文が16時まで。その事を思いだし、15時45分頃喫茶に駆け込む。
wanikoがソロ登山するとき、必ず自分へのご褒美をする。
今回のご褒美は、ホットワイン。
談話室でホットワインにシナモンをふりかけ、香りに酔う。談話室は静かで、誰も話していない。
みな、本に夢中であった。
談話室は、一期一会を楽しむ場所だと思っていたのだが、今回は本を楽しむようだ。
wanikoは、ぬれおかきをお摘みにワインを飲みほした。
体が暖まったところで、テント泊の者がこれ以上喫茶室を占拠するのは、憚られるのでヒュッテを出た(17時くらい)。が、外は極寒。
テントに駆け込み、ビールを片手に夕御飯(リゾット)の準備をする。
この時、初めて「寒いときは、ビールが進まない」と言うことに気がついた。。。
ビールは残すこともできないので、無理矢理飲んだ。
お腹も一杯になり、することもなく18時半に就寝。きっと、寒さで目が覚めるだろう、18時に寝れば、途中で自然と目が覚めるだろうと思いつつも、あっという間に眠りについた。
そして、目を覚ましたのは深夜0時頃。
この時は寒さでも、自然と目が覚めたのでもない。wanikoの目を覚ましたのは雨の降る音だった。
「えー。。。雨?雨予報だっけ?テントが濡れる〜。明日乾くかな」と考えたが、考えても仕方ないので、再度寝る。4時にかけた目覚ましがなり、目を覚ます。だが、テントにはパラパラと雨が当たる音がする。そのため、またまた寝る。
寒さに弱いwanikoだが、寒さでは、目が覚めなかった。
それもそのはず、下は4枚上は7枚着ていた。
きちんと着れば寒さを凌げると解ったwaniko。
6時に再度目を覚ます。さすがに行動を開始しなければとご飯の支度を始め、行動できるように厚着した服を脱ぐ。
朝食はパン、チーズ、スープとコーヒー。
美味しいコーヒーを飲み終え、小屋でお水を貰う。
お水を汲んでいると、前日にヒュッテで石井スポーツの会員カードを見せると何かが貰える!何が貰える?(小屋泊の方のみ500円相当の飲み物が貰えるらしい)と言う話で盛り上がったkさん(百名山を目指す)が、「おはよー」と声かけてくださった。登った山のことや山スキーの話をして、「そろそろ天狗岳向けて出発しますね」とお別れした。
ヒュッテを出て中山峠から天狗岳に向かうも、木道に霙が着いていた。waniko、その霙にびびりヒュッテに戻る。
戻ったところで、百名山を目指すkさん「あれ?戻ってきてどうしたの?」と。waniko「木道に霙が着いてて、怖くなって帰ってきました。上に行けばもっと雪が着いてるだろうし。登るのを諦めるかもう少し遅く出発するか。。。」と話すと、「なら、一緒に天狗へ行こう!」と誘ってくださった。
わ〜い!と喜び、kさん一行とヒュッテを出ると、他にも女性が二人付いてきた。
kさんのパーティとwanikoだけと思っていたため「あれ?、同じパーティですか?」と女性に聞くと、「違うけど、二人だと心細いから、一緒に行くんです〜」と。
「一緒ですね!宜しくお願いします!」と挨拶してヒュッテを出発した。
先ほど躊躇した木道も6人で歩けば、さほど怖くなかった。中山峠を過ぎ、雪がだんだんと増えてきた。アイゼンを着けるほどでもない雪の量で少し歩きにくい。
眺望はなく、ガスガス。かつ、少し風が強めであった。
一時間ほど歩き、天狗の奥庭分岐に着いた。
景色を楽しんで歩くことはなく、ひたすら歩く。
が、樹氷と6人パーティで、ワイワイお話ししながら歩けたのは、とても楽しかった。
東天狗に着き、とりあえず、記念撮影。
じっとしていると寒いため、すぐに西天狗に向かう。
東天狗と西天狗の間のコルで行動食を各々摂る。もっと寒くなると、チョコがカチカチになって食べにくいのだと百名山を目指すkさん。
そうなのか〜と聞き入る。
みな、行動食を摂り終え、再度歩き始める。
そこから、10分ほどで西天狗に到着した。
6人で記念撮影をし、先頭を歩いたkさんとTさん、女性二人はそこから唐沢鉱泉に下山。百名山を目指すkさんは東天狗から本沢温泉へ。wanikoは、テント撤収のために黒百合ヒュッテに各々別れた。
天狗の奥庭に着くと遠くから盛り上がってる男性の声が聞こえてきた。
何かな?と思い、「盛り上がってますね!」と声をかけると、お兄さんは「さっき、青空と太陽が見えたでしょ?晴れ男だから、お願いしたら叶ったの!でも、その後にお願いしたら失敗して、雲が多くなった!」と。続けてお兄さん「どこにいってきたの?」とwanikoに質問してきた。
wanikoは、「天狗です!お兄さんたちはどこへ?」と聞くと、天狗に行きたいとのこと。お兄さんの足元を見ると、一人は登山靴だが願掛け兄さんはフットサル用の靴。「え?お兄さんその靴で?」とwaniko驚く。上は雪が微妙にありますよと知らせると、お兄さん「行けるかな?」と聞いてきた。wanikoは、そういった質問に一番困る(笑)
お兄さんの身体能力も耐寒性も装備も分からないのに「行けますよー」とは言えないし。。。
なんと言おうか迷ったが、ピーク周辺の写真を見せ、状況を伝えた。
そして、お兄さんは登ることに決めたようだ。「無理しないで気を付けてくださいねー」と言って最後に写真を撮って貰うと、願掛け兄さん、一言。
「歯が綺麗ですね〜」と。waniko、褒められたのは嬉しかったが、少し恥ずかしかった(笑)
願掛け兄さんたちと別れると黒百合ヒュッテの屋根が見えてきた。
テントに戻り乾いてるか確認する。が、全く乾いてない。。。仕方ない。。。とテントに着いた水を払い撤収を始めた。
テン場利用のプレートをヒュッテに返却し12時過ぎに下山を開始。
唐沢鉱泉分岐を過ぎると太陽が出てきた。
お天気はそんなもんだよねと思いながら下り、14時前には登山口に着いた。
下山も人とすれ違った回数は少なく、7名だけ。
とても静かなお山歩だった。
一緒に天狗岳まで歩いてくださった皆さん、ありがとうございました‼
今回も無事に下山できたことに感謝。
wanikoさん、
こんばんは〜♪
一日違いですが、同じ週末に八ヶ岳の北と南にテン泊していたんですね!
私は編笠岳と西岳を登り、青年小屋の誰もいないテント場に
一人で寝ていました(笑)
wanikoさんは、黒百合ヒュッテに戻った時に、
テントが増えていて良かったですね。その気持ち良く分かります!
黒百合ヒュッテとのセットの西天狗・東天狗は私も大好きです。
昨シーズン、雪山の西天狗に3回も登ってしましました。
いよいよwanikoさんの雪のシーズン到来ですね!
今後のご活躍を楽しみにしています。
happuより
happuさん、おはようございます!
コメントありがとうございます(*´∇`*)
わわ!本当ですね!!1日違い!
この時期ともなれば、日曜日の夜にテント泊する人は、めっきり減ってしまうのですね。。。
誰もいないテント場でのテント泊、静かな夜空を独り占めでき、想像するととっても素敵ですが。。。
現実を考えると、慣れが必要そうですね(笑)
西天狗と東天狗はお天気のいい日に再度挑戦したいです🎵
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