記録ID: 995782
全員に公開
ハイキング
剱・立山
錦の峡谷!下ノ廊下と愉快な仲間達(黒部ダム〜阿曽原温泉〜欅平)
2016年10月29日(土) ~
2016年10月30日(日)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 1,250m
- 下り
- 2,095m
コースタイム
天候 | 10/29 霧雨 10/30 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
復:欅平〜宇奈月のトロッコは1710円。宇奈月から入山した友人の車と我々の車の鍵を阿曽原で交換し、宇奈月からは友人の車を運転し扇沢へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※一昨年と比べて、雨天による岩や木の濡れに加えて、崩落箇所、未整備箇所、増水箇所ありで要注意でした。 概要は自分の過去レコからコピペで↓。 ・黒部ダム〜仙人ダムを「旧日電歩道」、仙人ダム〜欅平を「水平歩道」と呼ぶ。 ・総距離約30km、仙人ダム〜阿曽原温泉のあいだでアップダウンがある以外は、延々と水平移動。 ・道はよく整備されており技術的な困難さは無いが、落ちたらアウトの箇所が沢山あり。 ・岩をくりぬいたような道、木の桟道、高巻きの木のハシゴ、いずれも濡れているときは足元に十分注意。霜がついたらやばそうです。 ・ザックの外付けは控えたいところですが、もしするなら右半身側に。 (黒部ダム→欅平の方向へ移動する場合、右側が谷、左側が壁。左に外付けすると引っかけてバランス崩して…なんて可能性もあるので。) ・ヘルメット着用。登山客のほとんどは着用してました。 ・ピークハントではないのでジャンルを「ハイキング」にしていますが、お気軽・お手軽という意味ではありません。 以下、wikipediaの「水平歩道」の解説がわかりやすかったので拝借。 -------------------- 道は黒部川の左岸に沿って、一部区間を除きほぼ同じ標高(約1,000 m)を保ったまま水平に延びている。鋭く切り立った黒部峡谷の断崖を「コ」の字形にくり抜いて作られた道であり、幅は狭いところで70から80 cmほど。 関西電力(関電)の黒部川第四発電所から延びる送電線の巡視路としても使われているため、道自体はよく整備されているが、途中には鉄製または丸太を組んで作った桟道もあり、また道が通っているのが川面から数百mの高さの絶壁上で、ひとたび転落すれば生命にも関わることから、俗に「黒部では怪我をしない」(落ちると怪我どころでは済まない、の意)と言われ、実際に転落事故がしばしば発生している。このため、登山道としては上級コースに区分される。 危険箇所には山側に手すり代わりの太い針金やワイヤーが張られているが、谷側には転落防止の柵などは設けられていない。 また、欅平から12 kmほどの場所にある山小屋「阿曽原温泉小屋」を除けばコース途中に避難所はなく、エスケープルートも存在しない。 ------------------ |
写真
感想
一昨年に初めて訪れてとっても楽しくて、昨年も行く気満々だったのに残雪の影響で開通せず。今回2年ぶりに歩くことができた。
一日目が生憎の霧雨模様だったが、紅葉はタイミングバッチリ。
岩壁の下から上までまるっと彩られ全山紅葉ならぬ全谷紅葉!?
ああ、これで晴れていたらどれほど色鮮やかだったことか…とちょっぴり残念に思う気持ちがあったのも正直なところだけれど、霧の峡谷×紅葉もまた別の趣があって素晴らしかった!二日目はいい天気になったので気持ち良く歩くことができた。
我々ダムから下る組と宇奈月から登る組と合わせて、阿曽原温泉のテン場には山友が
大集結。温泉で裸の付き合いし、テントで肩寄せ合って酒と食を囲み大いに語らい、今年も楽しい夜を過ごした。
コース前半の下ノ廊下の醍醐味が渓谷の深さ・険しさだとすれば、後半の水平歩道のそれは高度感だろうか。悠久の時を経て作り上げられたそういった「自然」の美しさ・壮大さ。
その絶景の中に、中だからこそ、電源開発の「歴史」「人間の営み」がありありと見える。
一般的な山歩きで楽しむ風景はどちらかというと、「手つかずの」とまでは行かないにしてもそれに近い意味での「大自然」ではなかろうか。
でもこの黒部峡谷は、その真逆。人間を寄せ付けるはずもない圧倒的な自然の中に、道が掘られ、トロッコが通り、発電所が建設された。
対比?二面性?違和感?
なんと表現したらよいかいい言葉が見つからないが、それがここを歩く最大の魅力だと私は思っている。
下ノ廊下〜水平歩道を歩かれる際は是非、小説「高熱隧道」を読まれたし!
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1832人
yokoさん izushunさん 偶然でしたねー
再会できて嬉しかったですよ、阿曽原温泉最終営業日の下の廊下は最高でしたね
写真を拝見して、yokoさんも相当の黒部マニアと推察しましたよ
まず、志合谷の宿舎跡を目ざとく見つけるあたり、そしてそれを写真に収める
トンネルの写真が小説、高熱隧道のカバー挿絵にクリソツ
そして、発電所の送電口に萌えーとなってるあたりは、黒部マニアに共通して見られる傾向です 笑
と言ってる私がそうなんですけどね
今度は関西電力主催の黒部ルート見学会に参加されることをオススメしまーす
sakuraさんこんにちは!
お久しぶりでしたね〜♪
2度目の下ノ廊下〜水平歩道でしたが、紅葉のタイミングは前回より良く、素晴らしい景観を堪能してきました!
霧雨で冷えた体も温泉が温めてくれました〜。
高熱隧道を読んでおくとここの楽しみ方がぐっと深まりますよね。
今また読み返しているところです笑
おにぎり型の送電口、レトロな字体もあいまってなんだかお気に入りなんです♪
見学会も凄く行ってみたい!応募してみよーっと。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する