神様に戒められた晩秋の両神山 日向大谷口から
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,356m
- 下り
- 1,341m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
6:30到着時には無料駐車所は一番下の駐車場が二台分空いているだけでした。 有料はいくつか空いていました。 下山してきたときは駐車場はほとんど空になっていましたが、路駐の車がかなり下までありました。崖の下に寄せて停めている車もありました。もし落石があったらと見て怖かったです。 薄川沿いの道はダリア園前までは広がっていますがそこから先はすれ違うことができないくらい狭いです。待避所が所々にありますが、そこまでバックで戻るのも場所によっては難儀しそうです。 トイレは駐車場近くと清滝小屋 |
コース状況/ 危険箇所等 |
両神山荘から清滝小屋まではアップダウンを繰り返しながらお登り。鎖場も二か所ほどあるが、それほど難しくなく、鎖やロープを使わなくても楽に登れます。清滝小屋から先は鎖場や岩場が出てくるが、慣れていれば、それほど苦労は無い。山頂はかなり狭いので、すぐに人出いっぱいになってしまう。また、登り、下りのすれ違いが岩場などでできないので、人が多いときは渋滞していた。 沢を何度か渡るが、増水時は不可。断念せざるを得ない。 |
その他周辺情報 | 道の駅 両神 薬師の湯 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
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共同装備 |
ライター
コンパス
計画書
ファーストエイドキット
ツェルト
カメラ
ガイドブック
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感想
北アルプスは3日に雪が降ったと聞きました。今回は奥秩父の両神山へ妻と娘と3人で出かけました。
車で日向大谷口の駐車場に着いたのが6:30。この時点でいくつかある駐車場のスペースはほとんど埋まっていました。それにしても登山者が多そうです。両神山荘前から緩やかなアップダウンを繰り返し登ります。薄川を何回か渡りながら道を酢数と少し傾斜がきつくなってきます。
清滝小屋についたのが9:15。ここで食事をしながら休憩。小屋は避難小屋なので管理人はいません。毛布なども用意されていてかなり広い小屋です。ここでテン泊する人もいるようです。この辺りから木々の紅葉が見られました。
小屋の裏へ回り込み、尾根に向かってのぼります。空は青。道は明るい広葉樹の広い斜面をつづら折りに登っていて、気持ちのよい道です。尾根に出ると両神山の山頂が木々の間から見えました。
ここから両神神社までは鎖場や岩場が多くなります。でも、岩場登りになれていればロープや鎖はあまり必要はありません。スイスイッと登ります。登山道は細く、片側が崖になって落ち込んでいるので慎重に歩きます。それにしても、かなりの人出です。下山する人とのすれ違い場所を探したり、鎖場や岩場で譲り合ったりするので時々渋滞しました。降りてくる人に「山頂は景色がよく見えましたか?」と尋ねると、「よく見えましたよ〜。でも人がいっぱいです。」と返ってきました。
両神神社に到着。ここの標識に「白井差コースは廃道」と書かれていました。確かに案内板からはこのコースが消えています。「ありゃま、届けにはエスケープルートにして出してきてしまったよ。」と思いました。でも、まあ、エスケープする必要も無いのでいいか・・・。
神社からしばらくは色づいた広葉樹の中の尾根を緩いアップダウンを繰り返しながら進みます。山頂の近くになると鎖場が出てきます。先を歩いていた方が、樹林の間から富士山を見つけ、「雪をかぶっている〜」と見つめていました。初冠雪は9月下旬ごろだったようですが、その後雪が消えて、白くなり始めたのはつい数日前だったような記憶があります。空が真っ青なので、陽のあたる尾根はとても気持ちのよい登りです。
山頂は狭いところにとにかく人がうじゃうじゃいて落ち着いて景色を堪能というわけにはいきませんでした。遠く雪をまとた山々をみて「あれはどこ?」とかみさんが尋ねるので、当然南アが見えるだろうという思い込みで「南アルプスじゃない」と答えましたが、「ちょっとまてよ、富士山が見える方向からするとかなり西すぎる・・・」と見つめ直していると「お〜、白馬も見える。槍も穂高も見えるなあ」という声が聞こえてきました。あらら、南アじゃなくて北アなのね・・・とカメラの望遠でのぞいて見ると白馬三山や五竜、鹿島槍などがよく見えました。真っ青な空に白い雪をかぶって美しい姿です。2週間前に蝶ヶ岳から見たときは雪などなく岩肌の北アだったのに。
山頂は混雑でとどまれないので、何枚か写真を撮ってすぐに下山。山頂下の富士山が見えるところで少し休憩をしました。
帰りは登ってきた道を順調に降りていましたが、清滝小屋を少しすぎた辺りで、私たちを追い抜いていった人が振り返り「道違いますね!」と言いました。「えっ」と思って見上げると、ピンクリボンが20mほど上の斜面にrつけられています。何気なくホイホイ降りてくるうちにどうやら谷に向かって下ってしまったようです。
踏み跡らしきものがあったので疑いもしませんでしたが、よく考えると、たくさんの人が通った道にしては地面がもろくて崩れやすかったのです。その先は踏み跡も消えていました。私の後にも何人かがついてきていました。「道、違いますね。」といってリボンの所まで脆い斜面を登りました。このくらいの間違いで分かってよかったとあらためて思いました。このままいってしまっていたら道迷いなんて事にもなりかねないところでした。それに、今回はうっかり地図を用意し忘れてしまっていたのです。(こんなこと初めてです。気の緩みかもしれません。)山の神様がきっと僕を戒めたのでしょう。「これからは地図をちゃんと持って行きます!」
下っていると、ここのところいつも痛くなる右膝外側がまたいたくなり始めました。持っていたサポーターは、先に膝が痛くなった娘にかしてしまったので、なんとかだましだまし下山しました。
駐車場に到着すると15:53。出発したのは6:37。僕が立てた計画は6:30出発、15:50到着予定。なんと、すばらしく計画通りです。だから何だといわれるとそれまでですが、なんとなく満足感があります。(自己満足です)特に今年は、山をはじめた仲間を引率して登ったり、1週間という長期の山行を計画したりしたので自分たちのペースを把握したり時間設定をしたりすることに慣れてきた感があります。まあ、でも、過信は禁物なので、やはり謙虚に謙虚に・・・。それに、地図を持たないなどという愚かなことも神様に戒められてしまったし。これからの教訓にしなければなりませんね。
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