最近の日記リスト
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2025年 03月 20日 16:08回想の山旅
大学に入ったものの、大学紛争の影響で授業がない。9月に入って、後期から授業再開との目途が立ったところで、自由を謳歌する最後のチャンスとばかり、18日間の九州一周貧乏旅行に出かけた。
まずは、名神高速道路の京都南インター付近に行き、ヒッチハイクを開始。三度ほど長距離トラックのお世話になって広島に
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2025年 03月 09日 17:56山と草花と歌
かの清少納言は、枕草子の中で「愛らしいもの」、「愛おしい」ものをいろいろ列挙してみて、畢竟「なにもなにも、ちひさきものはみなうつくし」と喝破している。
では、お山で出会った草花で、「小さきものはみなうつくし」と感じさせる花はと聞かれたとしたら、私はその第1にハナネコノメを挙げたい。
春の芽吹き
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2025年 02月 15日 22:55山と草花と歌
福寿草といえば、春を告げる花。旧暦の正月(2月)頃にどの花よりも早く咲き出すことから、おめでたい花として江戸時代から親しまれてきた。それだけに元旦草、長寿菊、満作草など別名も多い。
少し余談になるが、北海道や東北地方では、まず咲く花ということで、万作と呼ばれることが多いらしく、北海道銘菓マルセイ
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2024年 08月 01日 17:01山と草花と歌
息抜きに自然に親しむ私などは、山野草の名を覚えるのは、花の姿の優美さ、愛らしさや色彩の鮮やかさ、花の香のかぐわしさを感じ取ったときである。
昆虫や鳥や蝶の身になって山や高原に咲く花を探し求めるなんて芸当は、したことがない。もっとも、何事にも例外は、あるものだ。ヒヨドリバナやヨツバヒヨドリの名を知
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2024年 07月 13日 15:21山と草花と歌
風に揺れるマツムシソウの花は、可憐で、実にエレガントである。淡い青紫色の筒状花とそれを取り巻くフリルのような舌状花は、西洋印象派の画家クロード・モネの「 パラソルを差す女」の帽子を連想させる。
そのマツムシソウに初めて出会ったのは、四国の法皇山脈の東赤石岳の山頂近くの岩稜であった。東赤石岳は、
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2024年 07月 07日 20:04山と草花と歌
クロユリに初めて出会ったのは、高校山岳部の夏合宿で後立山連峰を朝日岳から蓮華岳まで縦走した時だった。確か五竜岳付近だったと思うが、わずか一輪だけ咲いていた。黒百合は厳冬期のアルプス越えの伝説で名高い戦国武将佐々成正の因縁の花と、歴史好きの友人がしきりに解説してくれたので、強く印象に残った。
そ
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2024年 06月 25日 16:28山と草花と歌
今年の4月の話である。友人がコロナ渦で少しばかり年遅れの古希記念茶会をやるという。まともに正座もできない我が身としては肩身が狭いが、座椅子を用意するから是非にとのお誘いに甘えて、参加した。
茶会の行われた建物は、京都御所の中にあった九条邸から移築された由緒あるものだそうだが、茶席としては開放的
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