三浦アルプス南尾根【無謀にも地図無しでプチ遭難】(仙元山・乳頭山・中尾根ちょびっと・田浦梅林)(風早橋BS→JR田浦駅)
- GPS
- 04:46
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 680m
- 下り
- 669m
コースタイム
天候 | 曇りときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
品川駅11:42着 金沢八景駅12:19着 金沢八景駅12:25発 新逗子駅12:32着 ⇒京急線 620円 JR逗子駅13:33発 風早橋BS13:49着 ⇒京急バス 190円 ※京急バスのこの便は本数沢山あります。駅から風早橋BSまで10分程度らしいですが、駅周辺の道路状況によりほんの少し時間がかかりました。 http://www.keikyu-bus.co.jp/keikyu-bus/cgi-bin/bustimetable/index.cgi ※京急新逗子駅に着いてから、ランチを食べたり本屋に寄ったりしたため、JR逗子駅からのバスに乗るのに時間を要しています。 ※京急新逗子駅、JR逗子駅のどちらからもバスに乗れます。新逗子・逗子の駅間は徒歩数分と近いです。 ・帰り JR田浦駅18:45発 JR品川駅19:46着 JR横須賀線 780円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●トイレ:京急新逗子駅、JR逗子駅、仙元山山頂(使用可否不明)、JR田浦駅(田浦緑地・梅林内にもトイレはあるかもしれません) ●水・食べ物の調達:新逗子駅南口は無かった気がするため、新逗子駅北口やJR逗子駅で。JR逗子駅前にコンビニや食べ物屋さんなど複数ある。スタート地点の風早橋BSそばにカレー屋「卯月」、や大判焼き屋さんあり。また風早橋BSから登山口に向かう途中にボンジュールというパン屋兼レストランがあったがこの辺り自販機無し。JR田浦駅はコンビニも食事処も無かった気がするが、商店街で食べ物調達は可能そう。 ●日帰り温泉:横須賀中央と衣笠の間にある「のぼり雲」に行く予定が、プチ遭難があったためオジャンに。尚、帰りに大船駅で下車してバスで田谷の「湯快爽快」に行くことも可能かも。 ●その他: ・行き、京急逗子駅とJR逗子駅の間にあったバーみたいなカレー屋さん「Floppy Joe's Curry」で日替わりカレー(自分)、クラムチャウダーリゾット(相方)を食べたけれど800円でドリンク付きでお代わり自由でした。リゾット頼んだ相方もカレーお代わり自由でした。カレー、結構辛くておいしかったです。 ・田浦梅林からJR田浦駅に向かう途中にあった和菓子屋さんのどら焼きがおいしかった(梅入り)。 |
写真
感想
●ルート:仙元山から田浦梅林に抜ける三浦アルプスルート。終盤に梅林も見て、京急田浦駅から横須賀中央まで行って日帰り温泉「のぼり雲」に入るために田浦梅林をゴールとしたが、田浦梅林をスタートとした方が道迷いの心配は少なさそう。
●危険個所:登山道上に雪無し。仙元山→乳頭山までの南尾根は細かなアップダウンを繰り返し一部急峻な箇所もあるが、それほど危険ではないと思う(道を外れなければの話)。乳頭山から田浦梅林方面に下りる一か所で、ロープ付きでかなり急なみちがあるので、ここは要注意。
我らが乳頭山から間違って進んでしまった中尾根は、南尾根に比べるとかなり道が悪くなります。夜間はヘッデン付けてても注意が必要と思います。
●分かりづらい場所:仙元山→クリーンセンター付近までは安全。クリーンセンター付近で葉山小学校・クリーンセンターと、南尾根との分岐あり(大きめの標識あり)、ここで葉山小学校方面に下山せずに南尾根に向かってからは迷いやすい分岐がいくつかあるため、地図必携だと思います。特に田浦や畠山を目指す場合は、乳頭山山頂から中尾根・北尾根方向に行かないよう要注意。(写真・感想を参照)
●混雑度:南尾根は田浦梅林方向から来るパーティーやトレランあわせて10組以上すれ違う。私たちと同じ方向を歩いている人は時刻も遅かったためか老夫婦1組だけでした(乳頭山より手前で追い越しさせて頂いたのですが、大丈夫だったのでしょうか?)
●展望/景観:仙元山山頂と、乳頭山山頂。他は展望は開けず、現在地の把握が難しいと思います。田浦梅林の梅は非常に残念なことに到着時刻が遅かったため観れませんでした。残念。
●休憩場所:仙元山山頂にはベンチ+テーブル2組あり。クリーンセンター付近まではベンチ(1つだけ)のあるピークも2つあったような・・。南尾根に入ってしまうとベンチ無し。休憩に向いていそうな場所は送電鉄塔下と、乳頭山山頂くらい。中尾根は全く休憩に向く場所無し(恐らく桜山休憩所まで行けば違うのでしょう)。田浦緑地・田浦梅林まで行けばベンチ複数あります。
●感想
下記の地図を印刷したものや25000分の1地図一式を自宅に忘れ、急遽JR逗子駅付近の本屋で国土地理院の1万分の1の地図「葉山」と「逗子」を買って出発。
京急三浦アルプストレッキングガイド
http://t-sakachan.net/home/miuraalpsmap.pdf
(この地図があるだけで全然不安度が違うと思います)
上記の地図持参し忘れ以外に、ともかくこの日は何もかもがポカばかり。
先週も仕事が忙しかったし、相方は風邪気味だし、この日は楽なまったりハイキングで帰りは温泉に寄るプランでいいや〜だから三浦半島へ!という感じで、気負わなさすぎたためか朝は寝坊し10時起床。
それでも三浦半島なら品川駅から1本だし〜、山も深山じゃないし〜とばかりに余裕をかまし、京急線の2ボックス車両に拘った揚句、結局ネットでは2ボックスシート車両がどの時刻に発車か把握不可で、2ボックスシートには乗れずにロングシート車両を乗り継ぎ、新逗子駅へ。新逗子駅到着時刻は既に12時半。
更に三浦半島をなめきっていた自分たちは、逗子駅でのんびりランチなどとり、地図持参し忘れに気付いたので(その時点でハイキングはやめておくか、仙元山だけにすべきだった)JR逗子駅付近の本屋で地図を探し葉山、逗子の2種類の地図(国土地理院発行の1万分の1の地図)を購入。
⇒今思えば、ここで横須賀市の地図も購入しておけば、まだマシだったかも。葉山の地図と一緒に購入した逗子の地図は三浦アルプスには全く役に立ちませんでした・・。
そしてJR逗子駅からバスで(事前にコンビニで水は各自1本しか調達せずに)風早橋BSに向かい、ボンジュールというパン屋で翌朝の朝食用パンだけ買っていざ出発。
仙元山山頂へはダラダラしながらもすぐに着いたけれど、全く歩き足りないのでそのまま先に進み、クリーンセンター付近でクリーンセンター・小学校方面への下山路との分岐に到着。
この時点で時刻は15時。しかしいざとなればヘッデン使ってエスケープできるだろー、ここは三浦だし!と安易に考え、そのまま南尾根に突入。
三浦アルプスは迷いやすいとはよく聞くものの、観音平までは誰にでも行けると思います。問題は観音平からで、道が細いし小さなアップダウンが多いし、自分の現在地把握が(展望が無い分)難しいし、休憩に適した場所は殆どないし・・・結構疲れるみちでした。。
迷いやすさについては、まあ標識や樹木に書かれた黒マジック文字と、「山火事防止」と書かれたナンバリングされた消防署の標識の有無で、乳頭山までは地図無しでもなんとか行けると思います。
⇒小さなアップダウン多いと上述しましたが、実はいわれるほど大変ではないです。多分、高尾の北高尾山稜の方が大変。。。このコースで疲れるのは、「後何キロ」「後何時間」という標識は皆無で、展望も仙元山山頂と乳頭山山頂以外は余り得られないため現在地把握が難しい点です。二子山との距離で大体の所をはかるしかありませんが、初めて来た場合はそれも難しいです。
更に、三浦半島の中でも民家が極端に少ない山深い場所でエスケープも少なく(沢に向かう道は荒れている可能性あり)、初心者はこの尾根を歩き続けるしかない点があります。この2点により、山やルートとしては低山で累積標高差もそれほどないのですが、結構疲れるコースなのではないかと。。。
※この区間で最も間違いやすいのは、159ピークの少し先の分岐(標識なし)らしいです。この分岐の写真を撮り忘れたのですが、この分岐で右側の道、下り坂を進むと南に下山してしまいます。しかしここも下らずに尾根を上り続ける感じでトレース探せば、何とか迷わずに進めると思います。
問題は乳頭山山頂付近からで、私たちは乳頭山から予定していた田浦梅林に向かわずに、そのまんま中尾根に突入してしまいました。途中、「斜め十字路」という場所(地名も帰宅後、知りました)で「中尾根」の文字を見て嫌な気分になったのですが、乳頭山山頂から梅林は近いと確信してやまなかったので、「いったん横横から離れてカーブしてから横横を渡るんだろう、その為に中尾根を少しだけ歩くんだろう」と都合良く解釈し引き返す気がなかなか起きませんでした。
相方が、「乳頭山山頂から下りた途端、道が悪くなり、横横から離れてきた」「民家が益々減ってきた」「乳頭山山頂手前の畠山分岐で”東逗子”と書かれていたのはおかしい」と何度も騒いでいたのも、「いざとなればヘッデンがあるから、もうちょっと行ってから引き返せばいいさ!」と軽く考えていました。
しかしながら中尾根の道が、「斜め十字路」を過ぎてからどんどん悪くなってくることに自分も流石に不安を覚え、相方のアドバイス通りに乳頭山山頂→畠山分岐まで引き返すことにし、何とか遭難せずにすみました。。。
今考えると、あれが遭難者の心理なのでしょうか、引き返すこと、自分が間違えたと悟ることの両方が嫌で嫌で、道が益々悪くなっても、夕闇が深くなっても、先に先にと進みたくて堪らないのですね。
乳頭山山頂を下山してすぐに、相方は横横と尾根道が離れるのはおかしいおかしい何べんも言っていたことも、自分の気分がいら立つだけで全く素直に相方のアドバイスを受け入れる気になりませんでした。
ヘッデンとコンパスと食糧は持っており、防寒対策もダウンジャケット来て万全にしていたので過信し過ぎてた所もあったと思います。最悪、あのまま中尾根進んで細い尾根道で夜間滑落とか、桜山休憩所の方から沢沿いに歩いて森戸川で道迷いってのもありえたことでしょう。
何はともかく、遭難しなくて良かったです。三浦半島だから・・・といってなめすぎは厳禁、更に地図を持たなくて行っていい山は高尾山や陣馬山程度と肝に命じました。それにやっぱり、スタート時刻遅すぎはいかんですね。。(土曜くらいゆっくり寝たいって山やるにはやっぱダメかもしれんですね)
尚、乳頭山山頂からも梅林に行けたようなので(急傾斜っぽいけど)、「乳頭山山頂手前の畠山分岐からか、乳頭山山頂からかのいずれかを使って、田浦梅林に抜ける」ことを覚えておけば、私たちのようなこんなへまはしないと思います。
今回は三浦アルプスにやられてしまいましたが、次回この辺に来る時には、もっと早い時刻、および万全の体勢で安針塚駅→中尾根→二子山ルートを歩くぞ!
追記:乳頭山周辺で階段が鉄製器具になっていて整備されているのは、東京電力が送電鉄塔整備用に造ったものらしいです。階段が整備されているからといって乳頭山山頂からこの階段を下っていっては中尾根に向かってしまいます(我らのように)。要注意です。
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