大辻山・高峰山 〜暮秋の逍遥〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 706m
- 下り
- 697m
コースタイム
09:40 北尾根登山口
10:25 北尾根標識
10:35 北尾根標識
10:40 北尾根標識
10:45 北尾根標識
11:00 林道・北尾根ルート分岐:大辻標識
11:15 大辻標識
11:20 大辻山山頂(標識) 11:25
12:35 北尾根登山口
12:35 高峰登山口(鳥越峠)
13:05 高峰山 13:40
14:05 高峰登山口(鳥越峠)
大辻山:北尾根
【登り時間:01:40】
【休憩時間:00:05】
【下り時間:01:10】
【総行動時間:02:55】
高峰山:鳥越峠
【登り時間:00:30】
【休憩時間:00:35】
【下り時間:00:25】
【総行動時間:01:30】
天候 | 【 富山県東部(富山)の当日天気】 天 気:晴れ 最高気温:22.7℃ 最低気温:7.2℃ 露点温度:9.4℃ 湿 度:51% 風 向:西 風 速:4m/s 現地気圧:1021.3hPa 海面気圧:1023.3hPa 降 水量:0.0mm 積 雪深:0cm 日 の出:6:27 日の入り:16:44 【現地気候】 好天。平野では風あったが 大辻山・高峰山山頂は木々があり 風はなく過ご易かった |
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過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
《住処:08:15〜:09:30 大辻林道 鳥越峠付近路肩》 【林道状況】 大辻山林道鳥越峠まで雪無く、落石、倒木なく 車で心配なく通れました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 国立立山少年自然の家に提出できるのだろうか、未確認 【トイレ】 県道6号線沿いのアルペン村 今回、国立立山少年自然の家でお借りできました 【登山道】 ■夏季の登山道:本道ルート(大辻1〜10番まで標識あります) 林道標識9番より登山開始。登山道より階段状のルートを歩き大辻1番標識 以後10番標識・大辻山まで続きます大辻標識2番地点から長尾山に行けます コースは階段状から歩き易い登山道に変わり低木の抜けるトンネルを歩く 感じに大辻標識3番が奥長尾山山頂。大辻標識3番から5番カンバ平までは ミズナラやブナの巨木がもありますが灌木で明るく気持が良いコースが続く 大辻標識5は番カンバ平でやや広い休憩にちょうど良い場所です。大辻標識 5番カンバ平を過ぎるとルートはやや急勾配となる。木の根の階段状のコース が増えてロープまで整備されています 大辻標識6番ブナ平ではコース一面には素晴らしいブナ林。大辻標識7〜8 番過ぎて大辻標識9番が本道ルートと北尾根ルート分岐点です。大辻標識9番 ルート過ぎから富山平野や鍋冠山もみえて来ます。大辻標識10番過ぎると後 2〜3分で大辻山山頂に到着です ■その他に3ルートあり 大辻山登山は国立立山少年自然の家の野外活動の一環として整備されており 本道ルート、中尾根ルート、北尾根ルート、白岩ルートの4ルートあります 林道大辻山線に2カ所、見事な水芭蕉群生地があります 【他の登山者】 大辻山山頂で26名 高頭山山頂で1名 |
その他周辺情報 | 【大辻山(おおつじやま:1361.0m)について】 称名川を隔てて立山ケーブルの対岸にあるお山。端正な山容は、平野部か らもよく望まれる。大辻山は、高峰山へ続く尾根と、来拝山へと続く尾根の 分岐点にあたる。東は大日連山へと尾根は連なっている。大辻山は立山連峰 の前衛峰で、背後に北アルプスが連立するのでスカイラインには現れにくい が、山沿いから望むと鋭峰である。そのため昔は烏帽子山とも呼ばれた。 立山ガイドの村芦峅寺(あしくらじ)はこの山のふもとにあって、ここに 富山県立立山博物館がある。 登山コースは国立立山少年自然の家の学習の一環として整備されています 積雪期はクロスカントリーコースとしてスノーモービルで圧雪整備されます 一般的には無雪期は登山口の長尾峠まで車で行けます。峠には簡易トイレも 設置景観について中心に大日岳。左側に剱岳。右側に立山がとても綺麗に見 えます。剱岳・猫又方面クスバ山や大猫山なども見えるそうでブナクラ峠の 後ろには白馬岳も見える。僧ヶ岳から毛勝三山その手前に細蔵山立山・浄土 山方面室堂ターミナルまで見えて弥陀ヶ原ホテルも見える。立山弥陀ケ原や 大日平などの「ラムサール条約」湿地もその弥陀ヶ原の下界には称名滝も見 えてます。もちろん鍬崎山・薬師岳も望める大展望が大辻山の魅力です 【高峰山(たかみねやま:957.7m)につて】1/2.5万地図『大岩』 上市町と立山町との境界のお山。大辻山から北にのびる尾根上のピーク。 尾根は極めてなだらかで、平野から見ると、頂上が何処か分り難いほど 高峰山へは大辻林道の鳥越峠から近い。一般的には上市町の西種から登る いずれのコースも春の新緑や秋の紅葉とともに楽しめるfamily登山向け 上市市街から西種へは馬場島線を行き極楽寺を過ぎて右折する。車で 約15分くらいである。西種から骨原への東の道はやや急。骨原からため池 に脇に林道を行く(右は大岩へ至る林道)、まもなく林道は杉林を行く。 道幅が狭く退避所もあまりないので車のすれ違いに注意。杉林を抜けると 道は左右に分かれる。右の林道を行く視界が開けて剱岳や大日岳,毛勝三山 が望める。林道を一旦下りになりカーブを左折。右にも林道あるので注意 なお、釜池へはこの地点から杉林の中に登山道ある。林道終点近くから登山 口で車が5〜6台くらい駐車できる。 高峰山登山口はこれより少し手前,池の横から登る。しばらくは山腹を行く がまもなく尾根道となり、途中にふたつの遭難碑がある。1960年(昭和35) 3月15日、雪の山中で倒れた2名(当時高校生)のものである。ゆるい尾根 歩きの後に急峻登りきるとやや開けた高峰山の頂に着く。登山口から1時間 山頂は二等三角点があり、展望は良い。 【国立立山少年自然の家】 http://tateyama.niye.go.jp/ 登山活動:大辻山(1361m) 〜1000m級の本格登山、立山連峰の展望が最高〜 http://tateyama.niye.go.jp/activity_program/ootsuji.html 【日帰り温泉】 『よしみね温泉 グリーンパーク吉峰』 料 金:610円 場 所:〒930-1362 富山県中新川郡立山町吉峰野開 12 電 話:TEL 076-483-2828 FAX 076-483-3255 開館時間:午前10時〜午後8時30分 定 休 日:23年度4月より年中無休になったとのこと。 H P:http://www.yoshimine.or.jp/relax/01.html |
写真
感想
以前より登りたかった高峰山に登ることができました
久しぶりに初ルートを踏む
鳥越峠から30分の高峰山山頂へのルート
短い距離とは言え初ルートは心が躍りました
そして久しぶりに日曜日の登山
大勢の登山者さんと山頂で遭遇し
老若男女問わず比較的登り易く、その景観の大きい大辻山さん
改めて大辻山さんの素晴らしさを実感
手狭な山頂に僕が登った時にはすでに26名もの登山者さんがいたので
登山の楽しさに包まれながらも、景観を撮影し早々と下山。
【道迷いについて】
ピストン登山でまた、北尾根登山口に下山している途中。
林道コースと北尾根コースの合流地点である標識番を過ぎ
北尾根に進み5分程度下ると前方に家族4人で両親は40代で
娘・息子さんは20代前半のターティーが下っておられました。
先頭に母、次に娘・息子で最後に父といった並びで
父:『後から人が来たから道空けて』
と声を掛けて頂き、その家族とすれ違う時に。
母:『あの、スイマセン。大辻山はあとどれくらいでしょうか?』
と聞かれました。かなりビックリしました。
聞けば、林道コースから登り、大辻山山頂向かっている途中だとの事
完全に道間違いし山頂へ向かわず北尾根コースへ下っているのです。
デジカメで標識番の画像を見せながら山頂へのルートを説明。
といっても、説明は簡単で引き返して標高の高くなる登山道を進
むように話しました。一同に驚いた表情の家族。お礼を言われて
ルートを引き返して行かれました。
遭難の原因別割合
1位:道迷い:41.5% 2位:転落・滑落:20.1% 3位:14.0%
(2016年2月号 山と渓谷社:全国遭難原因(態様)別割合)
40%以上を占め全国的に圧倒的に道迷いが遭難の原因となっている。
その道迷いの原因はパーティー分離(はぐれる)、下山遅れ(暗くなる)
悪天候などがあるが一番多いのが地理的判断ミスです。
道迷いに至る地理的判断ミスの要因は
「環境」と「Human error(人的要因)」に分類されます。
「環境」は登山道の地形や状況、天候の急変
「Human error(人的要因)」は登山者の不注意、スキル不足
そして一つの要因で道迷いが発生するわけではなくて
「環境」と「人的要因」が重なって道迷いが発生すると考えます
ルートが判別しにくい、獣道との見分けがつきにくいなど「環境」が
判断ミスを誘発し、楽観主義的思考で自分は迷うはずがないと言った
根拠のない「人的要因」によって道迷いを招くのではないでしょうか。
自分自身も道迷いの経験をしたことがあります。
その時の原因を省察すると、体力消耗状態や悪天候から早く逃れたいために
楽観主義に陥り根拠もないのに一見楽そうに見えるルートを選択し
道間違いをして大きく登り返した経験が蘇ってきます。
今回、道間違いをされた4人家族のパーティーの事例から改めて
道迷いは、年齢、性別、登山歴を問わず、山に登る誰もが陥る可能性のある
リスクと再認識しました。
自分自身の自戒として初めてのルートに対しては安易なルート設定はせず
事前の情報取集や自分の体力に合ったプランニングを心掛けたいです。
そんなことを考えさせてくれた暮秋の逍遥山行
ありがとうございました
大辻山さん・高峰山さん
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