積雪の米子大瀑布(真田の滝)〜四阿山〜根子岳周回
- GPS
- 12:26
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,444m
- 下り
- 1,447m
コースタイム
- 山行
- 11:59
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 12:22
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 12時間 標高範囲 1200m〜2300m 合計登行 1400m 気温 朝3度 帰り5度 プチ冬山 駐車場 須坂市突き当り奥の院 道路 遠いけど舗装 山で会った人 上りで0人 下りで20人 森林限界 全山ボサ 登山道の様子 破線でもしっかり道 積雪の様子 10センチ 山の快適さ 針葉樹 ボサの覚悟 山域は 上信は針葉樹ボサばかりなのだ 日帰り温泉 ゆっくら? 須坂 バブル仕様 観光 真言密教の滝の寺参拝時間切れ 次回に |
写真
感想
グレートサミッツ国内編 NO185
少し積雪の米子大瀑布(真田の滝)〜四阿山〜根子岳周回
平和な菅平から根子岳四阿を思うと、地獄の底から這い上がるような登山。地獄には真言密教の寺があって、まさか冬にNHK大河の真田タイトルバックの大瀑布の滝に打たれるような修行僧はいないけれど、私的には華厳の滝よりも立派で山奥の二つの滝見ながら、登山のスタートだった。
紅葉の時期を超えると、こちらからパッタリと客足が途絶えて誰もいない。滝の脇の道から登り始めて、四阿外輪山の浦倉山へ登る。破線だったりするけど、仮払いされた道だ。
あの四阿山と言えども、大昔の火山爆発で、菅平こそは涼しい溶岩台地だけど、こちらは流れた溶岩の切れ目に大滝ができたし、その船底は何だか暗い感じがするけど、火山とはそんなもんだ。
標高1200mからスタートして、浦倉でようやく2000m。向こうに志賀高原でも見えるかと思ったら、毛無山の観光道路くらいなもので、その奥に妙高とか下がって北アルプスとはそちらは天気がいいからもう冬山。もちろん手短に浅間山。ここはすでに真っ白冠雪していて、上信の名峰とはやっぱり見た目には浅間なんだね。目的の四阿はコメツガ樹林の中にたまに見えるくらい。上信の山はどこへ行っても、針葉樹のボサに囲まれている。
その先でスキー場トップに合流して、足元に嬬恋の村も見えて、でもまだまだ遠そうだ。再度コメツガ樹林に入って登りが続いて、その頃で北斜面の、積雪10センチには、鹿とタヌキのトレースしかなくて、これ一人で行くと、少しにストレスになるわけだ。本気で誰もいないが、まさか頂上も無人ってことはないよね。
途中何本か道を合わせて最後の急登から、頂上に人影見えて、ほっと安心しながらようやく7時間で登頂。上にはなんと30人くらいいるねえ。全員菅平からの客だ。
ほとんどがちょっと先から牧場に降りていくのだが、私は根子岳周回して戻る。急下降した後に、上からも見えるが根子への笹っパラの登りになる。それでまた、どうしてここは笹っパラの無木立なのかと眠れないほど考えながら歩いていたら、ようやくその原因が分かったよ。岩塊斜面というのだが、そこには樹木は一切生えないね。そこに厚み10センチくらいの泥が乗っただけの場合に、すぐに生えてくるのが笹っパラで、針葉樹にしてもこれだけの土では根が生えられなく、従って無木立ということになるわけだ。谷川岳辺りの1500m付近も笹っパラの無木立なんだけど、土のすぐ下が岩盤で、それでは樹木が生えられないと、ようやく長年の課題に答えが出たね。
さて根子とか、その先の小根子岳には冬もきたことがあったが、その先の小根子の北峰までも二人分のトレースがあって、このラッセル10センチも何だか有難かったね。北峰から菅平へ大回りした人がいたってことだ。
その北峰から再度伽藍の井戸底へ下っていくのだが、こちらはやはり誰も通っていなくて、でも雪も少なくなって安心になった。広い道の仮払いもできて、真言密教者の登山道だから、破線でも整備されているのかしらん。
不動滝とか華厳にも勝る滝の上の穏やかな流れを横断しながらドンドン下って、やはり裏くなってスーパームーン見ながら危ない橋渡って、ついに合流した後に、深夜の奥の院まで行って、周回完成したね。ああ12時間行動。
こんな山の裏側に、カルデラ溶岩の大崖に大滝2本もあって、珍しいものだった。須坂では、米子大瀑布とものすごく有名観光地なのだが。
ところで「夏でも冬でも100名山」Amazonからね。
新書千円で、500ページ超える楽しい読み応え、暇つぶし、電車通勤のピッタリ。
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