鎌ケ岳(三ッ口谷)〜御在所岳(中道)
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 1,010m
- 下り
- 1,008m
コースタイム
大崩のガレから県境稜線に出る(10:15)〜鎌ヶ岳(10:30/10:45)〜武平峠(11:30/11:40)〜指さし岩(12:15/12:45)〜長者池
(13:15)〜御在所岳山頂(13:30)〜キレット(14:10/14:25)〜立ち岩〜中道登山口(15:00)〜駐車地点(15:30)
天候 | 晴れ 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スカイライン上の雪は消えている。 7時の段階では2〜3台が駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三ッ口谷は積雪が有り、アイゼンは欲しい。 鎌ケ岳〜御在所岳の県境稜線は雪が残るが概ねアイゼン不要。 午後の中道はキックステップで下れました。 |
写真
感想
ゲートからスカイラインを歩き三滝川左岸へ降りて、わずかに残る雪を踏んで武平峠方面へ向かう。
今日も好天で三ッ口谷堰堤に出る頃には汗ばんでくる。堰堤を越え谷へ下りると一面雪に
覆われている。露出した岩の上で着替えて三ッ口谷へ入る。
左岸に絡んで、ナメ・滝を見送りながら行くとやがて谷は右曲して堰堤に出る。
手前の右岸山腹の急斜面を滑落に注意して越えると整備された河原に出る。
このあたりから雪面の凍結が続くのでアイゼンを付ける。
左岸の谷筋・高捲きを繰り返し行くと明確な二俣に出る。
指標は右俣方向を指しているが、大滝に出たいので左俣を行く。トレースはほとんど無い。
深い雪に足を取られながら谷に沿って右曲すると大滝が正面に落ちている。
凍結が無ければ飛沫を浴びて左から横断するのだが、今日は岩壁が凍結しており危険だ。
わずかに戻り右手山腹を樹林頼りに捲くことにする。滝を捲き終え再び左岸をトラバース気味に
上がって先ほどの二俣の捲き道に合流する。左岸に絡んだ捲き道はやがて谷底を行くようになる。
この時期はどの谷も雪に覆われて紛らわしいが、本流は常に左俣になる。
しばらくすると長石尾根へ上がる分岐となり、左に砂山が見えるが、今日は谷を直進する。
谷幅も狭まり、やや傾斜も緩んで上流の空が開けると詰めも近い。水も得られるので補給していく。
やがて谷が急に広がり、頭上が開けると目の前が大崩のガレ場で、県境稜線も目に入る。
夏場は滑りやすいガレも今は下部が雪で覆われ上部半分ほどが裸の状態だ。
裸の凍ったガレをアイゼンをガリガリと鳴らして電光型に登りきり、やっと県境稜線の縦走路上に出る。
更に頂上直下の岩を噛んでケルンの建つ鎌ヶ岳山頂に立つ。
鳥居も祠も半分ほどが雪に埋もれている。1mほどの積雪かな?
無人で貸切状態の山頂で青空の下、雪の鈴鹿主脈を眺め小休止の後御在所岳に向かう。
(今日はこれまで誰とも出会っていない。)
縦走路に入ると所々で雪が消え、午後の暖かさで雪も緩んできたので日陰尾根を分けた頃に
アイゼンを外す。
急斜面を下り武平峠に下りて、再び急斜面を御在所岳へ登り返す。
ササの雨裂の登りは雪の時期、一層苦しい。時々雪面を踏み抜くと膝上まで潜ってしまう。
ペースが上がらず喘ぐ登りが続く。やっと展望が開けた指差し岩(天差し岩)で昼食の大休止とする。
鎌ヶ岳を中心に縦走路・馬の背尾根・鎌尾根などを展望しながら食事を摂る。
指差し岩を過ぎ旧「チロリン村」跡地を過ぎると膝丈ほどの笹も雪に埋まってルートもわかりづらい。
不明瞭なトレースを辿って山上公園の南端に着く。
その後は「長者池」から御在所岳山頂を経て中道へ向かう。
緩んだ積雪のおかげで岩稜帯の下りもキックステップで充分安全だ。
「カモシカ広場」を過ぎ、「キレット」を攀じコーヒータイムを摂った後、立ち岩に寄って行く。
立ち岩の基部に立つと眼下に裏道の「兎の耳」が眺められる。
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