記録ID: 1011367
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積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
富士山〜御殿場口より
2016年11月20日(日) [日帰り]
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 09:35
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 2,297m
- 下り
- 2,290m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:26
14:26
ゴール地点
天候 | 晴れ 午後はガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は2600m付近から現れはじめ、2800m付近から上はアイゼンを付けないと歩けない。 3000m前後付近は前日の雨がそのまま凍った透明の氷が全体をおおっていてツルツルなレインクラストアイスバーン。 そのさらに上部も風に磨かれてガチガチのアイスバーンで風も強く、時折突風も吹いて耐風姿勢を取らないと危険な状況でした。(登った時間にもよると思いますが。) また気温の上昇により、上部からの拳大くらいの落氷・落石も頻繁にあって、ヘルメットをかぶったほうが安全でした。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
前日土曜日の雨は上部では雪となってラッセルを強いられるかもと思ったら全然そんなことはなく、3000m付近は雨がそのまま凍った雨氷、その上はガチガチテカテカのアイスバーンで、滑ったらピッケルも刺すのは難しいんじゃないかと思うような状態でした。
時折突風も吹いていたので、態勢を崩されないよう慎重に登りました。
また気温上昇により、上部からの落氷・落石もあってヘルメットをかぶらないと危ない状態でした。
風が強くて腰も痛かったため、剣ヶ峰には行かずに御殿場口頂上往復としました。
幸い下山するときは午後になって気温もさらに上がって、多少雪面も緩んでアイゼンの効きもよくなり不安なく下ることができました。
下山途中で、吉田口から登って御殿場口へ下っている方と出会って少し話をしたのですが、吉田口の上部はさらにヤバかったらしく、滑落するパーティーを目撃したとのこと。
遭難のニュースにもあった方々ではないかと思います。ご冥福をお祈りいたします。
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この記録に関連する登山ルート
ハイキング
富士・御坂 [2日]
富士山(富士宮口五合目〜八合目〜御殿場ルート〜剣ヶ峰〜御殿場下り六合〜宝永山〜富士宮口合目)
利用交通機関:
車・バイク、 タクシー
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
自分は当日、吉田口から登っていました。寝坊と須走口まで行こうとしたら
道路が8KM手前で封鎖されていたトラブルがあり、
10:30吉田口スタートから12:30 8合目手前で滑落したパーテイーの方
1人と他の登山者1人と遭遇。県警よりこれより上には登らないで下さいとのことで、
ここで待機。滑落されたパーテイーの残りの3名を待つ事に。
なかなか下りて来られないので花小屋まで下山して待機。
現場を見ていた3名も下りて来られたのでお話をお伺いしたところ、
広島の方で富士山の地理が良くわかっていない状況でした。
話の中から吉田口と須走の下山道で滑落したと特定し山梨県警には須走を
捜索するよう依頼しました。結果、須走で1名発見。予測しきれなかった
吉田口下山道7合目で1名発見でした。さらには貴殿が選んだ御殿場コースでも
1名心肺停止者が発見されました。絶好に思えてた天気の中の出来事でした。
3名が亡くなった日に無事に下山できた事に感謝し、これを経験と
していきたいと感じました。
goro5さま
コメントありがとうございます。
私は気が付きませんでしたが御殿場コースでも滑落があったのですね。
冬富士には何度も登っていますが、この日のコンディションは本当に酷いものでした。
おっしゃるとおり、あのアイスバーンで滑ったら止めることができたかはわかりませんね。
私も無事に下山できたことに感謝です。
これからは御殿場コースからしか登れないですね。
御殿場以外から登れる最後の日と思い須走に行ったら
登山口8キロ手前で道路拡張の為、通行止めになっていました。
その為、急遽、吉田口へ移動しての10:30登り始めの登山でした。
吉田口は観光客だらけ。そんな中、登りにいきますといった、いでたちを
していた私は警備員の女性の方にすぐに発見され、体をはって登山に行くのを
止められました。どこまで行くのかの問いに山頂まで行くつもりでしたが
8合目と答えたらとんでもないと言われ、7合目も駄目と言われたので、
6合目安全指導センターまでと言ったら許可されました。
名前を聞かれ車の駐車位置も聞かれ4時までいるからそれまでに戻ってきてくださいと。10:30登り始めの16:00下山。さすがに夏じゃないんだからきついと
考えつつもハイスピードで登り始めての2時間後の8合手前での出来事でした。
滑落した日本山岳会広島の方々は18歳〜20歳と60歳オーバーのパーテイー
でした。おそらく冬山は何度も登っているのでしょうが氷の山の経験はなかった
のではないかと思われました。下山時の姿を後ろから見ていても氷の雪山は素人でした。
経験の少ない18歳が冬の富士山に登るなんて無謀すぎるというのが正直な感想です。
自分自身振り返ると高校生時代に宮城県の山岳部で冬山は何度か登っていましたが
アイゼン・ピッケルなど使用するようなところではないところでした。
まして広島では大山くらいしかないので氷の山は18才には未体験のはずです。
せめて滑落した時の止め方の訓練をしてからにしてほしかったです。
自分自身も氷の山は未体験の状態からの冬富士スタートでしたが、安全圏で
わざと滑落して止め方の練習をしてきました。現在はシリセード大好きなので
よく8合目あたりからピッケル持ちながら滑って止めてを練習しております。
もちろん登り時に岩が出ていない事を確認しての行為ですが。
これからは御殿場口からの冬富士スタートですのでお会いしたらよろしく
お願いいたします。
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