富士山 赤岩八号館（3300m）で敗退。気がかりなノーアイゼン、ノーピッケルの外人さん二人組。（行こう！歯科健診登山部）

2016年11月23日(水) [日帰り]

• GPS: 10:41
• 距離: 16.1km
• 登り: 1,894m
• 下り: 1,892m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:53
• 休憩: 2:45
• 合計: 10:38

距離 16.1km 登り 1,894m 下り 1,892m

4:44 御殿場口新五合目
4:54 大石茶屋
5:48 5:49 次郎坊
7:44 7:48 御殿場口新六合目
8:22 9:01 御殿場口六合目
9:32 9:40 御殿場口七合目
10:01 10:15 御殿場口七合四勺・わらじ館
10:19 10:34 御殿場口七合五勺・砂走館
11:10 12:17 御殿場口七合九勺・赤岩八合館
12:30 12:33 御殿場口七合五勺・砂走館
12:36 12:43 御殿場口七合四勺・わらじ館
12:48 12:53 御殿場口七合目
13:38 御殿場口下り六合（走り六合）
13:45 13:47 宝永山馬ノ背
14:41 次郎坊
15:14 大石茶屋
15:22 御殿場口新五合目
15:22 ゴール地点

写真

11/22 19:32

アイゼン、ピッケル、ワカン等冬山装備＋水＋行動食で10キロ余り。

11/23 4:26

11月24日の正午で、御殿場口5合目までの道路は閉鎖です。
この日はまだトイレも使えました。

車は3台ほど。

11/23 4:28

出発前に装備の確認。

11/23 4:39

4時39分、登山開始。

11/23 4:40

登山口の気温は約5度。

11/23 4:44

通行止めの看板。
例によって、自己責任で通ります。

11/23 4:55

ヘッデンで道を照らしながら登ります。
ガスがないので楽です。

11/23 5:12

暗闇に浮かぶ富士箱根伊豆国立公園の看板。

この「とりあえず繋げてみました感」三菱東京UFJ銀行みたい。

11/23 5:45

東の空が明るくなってきました。
下の小さい明かりは、駐車場の車です。
散発的に上がってくるライトが見えました。

11/23 5:53

刻一刻と色を変える空。

11/23 5:55

富士山が姿を見せました。

11/23 5:57

夜明け。THETA360度画像。

11/23 6:02

二子山のシルエット。

11/23 6:11

6〜7合目辺りから雪が積もっているようです。

11/23 6:16

夏は足が潜り、体力を消耗するつづら折れの登山道ですが、今回は砂が適度に凍っているので、夏より歩きやすかったです。

11/23 6:39

日の出。
何度見ても美しい…

11/23 6:44

標高が上がると、テムレスでは指先が冷たくなってきました。
フリースのグローブに交換し、さらにオーバーグローブ（ミトンタイプ）の内側に、ホッカイロを2枚貼り付けます。

11/23 6:45

温度計では登山口と同じ5度なのですが、体感ではもっと低い気がします。風のせい？

11/23 7:18

ガスが…

11/23 7:46

6合目小屋跡。雪が出てきました。

11/23 7:47

ん？9月に来た時は倒れていた金属製の塀が修理されてます。
誰かが管理しているのでしょうか。避難小屋として開放してくれないかな…
もしくは売ってくれないかな…

11/23 7:48

この物置？も、今年の4月にはひしゃげていたのが直っています。

11/23 7:56

雲の上に出ました。

11/23 7:58

太陽が雲を照らします。
シンプルで美しい光景です。

11/23 8:28

だいぶ雪が多くなってきたので、アイゼンを装着。
私は割りと早めにつけるようにしています。
体力温存という意味では、行けるところまでつけないほうが良いのかもしれませんが…滑落防止の安全策です。

11/23 8:41

雪。
アイゼンは装着しましたが、まだストックのままで進みます。

11/23 8:41

気温は0度ほど。

11/23 8:44

ガスの中を歩くと、身につけている物が凍りついてきます。

11/23 8:44

アイゼン装着。
昨シーズンのアルパインクルーザー3000＋ワンタッチアイゼンから、アルパインクルーザー2800＋セミワンタッチアイゼンに変更しました。
やや軽くなった、気がします。
その分、ややつま先が冷えた、気がします。

11/23 8:45

バラクラバも装備。

11/23 8:46

11/23 8:46

11/23 9:14

11/23 9:14

11/23 9:16

ホワイトアウト寸前。

11/23 9:22

目の前の地形、杭、GPSを見比べながら進みます。

11/23 9:39

日の出館に到着。

11/23 9:40

氷の上に、薄く雪が積もっている箇所も…

11/23 9:52

ホワイトアウト寸前。
THETA360度画像。

11/23 9:53

ストックからピッケルに持ち替えます。

11/23 9:59

日の出館からわらじ館への道。
アイスバーンという程ではないですが、慎重に進みます。

11/23 10:03

わらじ館到着。
一部は雪に埋もれかけています。

11/23 10:05

山頂が見えます。
眼鏡と帽子は凍りついています。

11/23 10:05

眼鏡についた氷。

11/23 10:19

砂走館。
ここで少し休憩していたら、外人さん二人パーティーに追い越されました。英語では無い言語で会話していたので、ヨーロッパのどこかかな？

11/23 10:22

此処から先は岩と雪と氷のミックスなので、アイゼンのバンドを今一度確認、締め直します。

11/23 10:29

先行した外人さん2人は、ここまでノーアイゼンの模様。

…後の状況から判断すると「持っていなかった」可能性が…

11/23 10:34

スピッツェを突き刺しても、すぐ地面に刺さってしまいます。
氷の上に、薄く雪が乗っている感じです。
それほどカチカチではないですが、気の抜けない状況です。

11/23 10:35

滑落リスクが高い状況です。

11/23 10:36

砂走館のちょっと上。
ハの字型の柱のところ。
THETA360度画像。

11/23 10:37

雲の上に雲が…
嫌な感じの天気になってきました。

11/23 10:47

ロープから剥がれた氷が落ちています。

11/23 10:48

温度計では0度ですが、風が強いので体感ではもっと低く感じます。

11/23 10:50

岩と雪と氷のミックス。
底まで険しい道ではないですが、歩きにくい…

11/23 11:03

気象庁の中継小屋。

11/23 11:18

休憩時は、念の為にこうしてストックを雪に突き刺しておきます。
こーしておけば、滑落しても止まってくれます。

11/23 11:24

赤岩八合館。

11/23 11:26

雲が二層になっています。

11/23 11:28

ベンチの足にはエビの尻尾が。

11/23 11:29

赤岩八号館前。
THETA360度画像。

11/23 11:39

雲海を見ながらしばし休憩。
トイレの影で風をしのぎます。

11/23 11:41

歯科健診…のフリ。

11/23 11:42

顔を出して自撮り。

11/23 11:44

山頂方面。

11/23 11:44

雲海をバックに歯科健診のフリ。

11/23 11:45

赤岩八号館より上は、アイスバーンが出てきました。
ガチガチではないですが、ちょっと厳しそうです。

買ったばかりのアイゼンを研がずに持ってきたので、アイスバーン地帯を抜けるのには不安がありました。

中央に小さく外人さん二人組が写っています。直線距離で50mくらい離れていたでしょうか。
アイゼンもピッケルも無しで進もうとしていました…

下山を促すためにそばに行こうにも、私自身がそこまで滑落せずに行けるかどうかわからない状況でした。
行った所で、アイゼンとピッケルを貸せるわけでもなく（貸したら、今度は自分が降りれなくなります）…

迷っていたら、別の方が追いついてきました。その方も
「あの二人、危ないなあ」と様子をうかがっていました。

少し話をしたのですが
「今日のアイスバーンは柔らかい方」
「風も冬富士にしては弱い方」
と、かなり冬富士に慣れている方のようでした。
しっかりした足取りで更に登っていかれたので
「私は自信ないので降ります」
と、そこで別れました。

あの後、外人さん二人組はどうなったのか…

11/23 11:46

カッチカチやぞ！

11/23 11:52

赤岩八号館付近、THETA360度画像。

11/23 11:52

プラティパスのホースも凍りました。
吹き戻して、ホース内に水が残らないように気をつけていたのですが…

11/23 11:54

氷の上に薄く雪が乗っています。

11/23 11:54

時折、アイスバーンにあたります。

11/23 12:10

赤岩八号館から、山頂を望む。
歯科健診のフリ。患者さんはいません…

11/23 12:53

降り始めると、程なくガスが濃くなってきました。
結果的に敗退の判断は正解だったようです。

11/23 13:08

下り6合近辺。
シリセードをするには傾斜が強いので、止めておきました。

11/23 13:41

宝永山馬の背から、宝永火口を望む。
THETA360度画像。
強い風に、グローブが宙を舞っています。

11/23 13:42

馬の背から宝永火口。
風の通り道になっているようで、この日一番の強風地帯でした。

11/23 13:46

下り6合分岐点の看板。
凍りついています。

11/23 14:12

ガスの中、大砂走りを降りていきます。

11/23 14:12

ストックのヒモも凍りつきます。

11/23 14:23

ガスの中。
THETA360度画像。

11/23 15:13

ようやく大石茶屋へ。

11/23 15:22

無事下山！
けがなくてよかったね！

外人さん二人組は無事に下山できたのでしょうか…

11/23 16:44

帰りのサービスエリアで、だし茶漬け。

撮影機器：

RICOH THETA S RICOH

iPhone 7 Plus Apple

感想

wakodental

初冬の富士山チャレンジ。

赤岩八号館の所でアイスバーンが出てきたのと、天気が下り坂になってきたので敗退を決めました。次回は、アイゼンの爪をキンキンに研いで再挑戦します。

途中で外人さん二人組に追い抜かれたのですが、私が敗退を決めた赤岩八号館のちょっと上の所で、アイゼンもピッケルも無しで進もうとしていました…

下山を促すためにそばに行こうにも、私自身がそこまで滑落せずに行けるかどうかわからない状況でした。
行った所で、アイゼンとピッケルを貸せるわけでもなく（貸したら、今度は自分が降りれなくなります）…

迷っていたら、別の方が追いついてきました。その方も
「あの二人、危ないなあ」と様子をうかがっていました。

少し話をしたのですが
「今日のアイスバーンは柔らかい方」
「風も冬富士にしては弱い方」
と、かなり冬富士に慣れている方のようでした。
しっかりした足取りで更に登っていかれたので
「私は自信ないので降ります」
と、そこで別れました。

あの後、外人さん二人組はどうなったのか…