宝剣岳 サギダル尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 2.0km
- 登り
- 317m
- 下り
- 332m
コースタイム
天候 | 晴れ 風なし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪:30僉40僉…度 千畳敷〜サギダル尾根 取付 :特に問題なし サギダルの頭〜宝剣岳:積雪はあるが鎖が出ているので問題なし 宝剣岳 北稜 :鎖は出ていて雪質も締まっているが山頂からの下降は滑落に注意 |
写真
感想
今回、以前より気になっていたサギダル尾根の冬季登攀を実施した。
冬季の宝剣岳は過去に数度訪れているが、このルートは初見という事で事前にインターネットで情報収集をしたが、PT構成やルートコンデションにより5ピッチ〜1ピッチとかなり幅があったので装備計画をする上でかなり迷いがあった。
一応の装備として10.2mmのシングルロープにスノーバー・カム等に登攀具1式を
揃えていつものK氏と菅の台BTより8時45分のバスに乗りロープウェイを乗り継ぎ
千畳敷駅に9:00頃到着。
室内は多くの登山者で混雑していた為、外でハーネスを装着し9:30に出発。
先行者のトレースがあったのでそれを辿りながらサギダル尾根を登る。
雪質は程よく締まっており快適に進み10:30にサギダル尾根取付点に到着。
既に先程の先行PT(2人)の方々が登攀中の為、ここでセルフを取り小休止しながらロープを出し準備に取り掛かる。
数分後、彼らの姿が見えなくなったので自分リードで登攀開始。
最初の花崗岩の大きな岩が若干登り難い部分はあったが、その他は特に問題なく11:30ぐらい50mロープがいっぱいになり、サギダルの頭直下の岩角で終了点とした。
尚、中間支点は灌木が主で一ヶ所ハーケンを使用。
続いてK氏が登るが終了点手前で後続のPT(2人)の方々がみえたので先を譲り、その後K氏が最後の乗越を乗り越え登攀終了。
サギダルの頭で先程のPTの方々と挨拶を交わしながら談笑。
彼らはF沢の氷瀑の下見をして翌日にそこを登攀するとの事であった。
稜線にでても風はなく青い空と白く輝く山々の景色に魅了されしばらくのんびりしてしまったが、まだ南稜の縦走路や北稜の下降路が気になったので気持ちを切り替えて南稜の縦走路を進む。
鎖がほぼ出ている為、慎重に進めば特に問題はないが途中のナイフリッジは注意しながら進み13:00に宝剣岳山頂に到着。
既に山頂には数人の方々がみえたので直ぐに下山にとりかかる。
こちらも鎖がでていて安心はできるが木曽谷側に切れ落ちた雪壁になっているので十分に気をつけて下降する。
場合によっては懸垂下降の方が安心できると思う。
宝剣山荘を左下に見ながら下降し13:20程で乗越浄土にでて登山者の数を多くなる。
ここからは八丁坂をグリセードで下り千畳敷駅に13:40程で着いた。
朝からの行動食はエネルゲンのゼリー×1と300mlの爽健美茶だけしか摂取しておらずお腹がすいていたので天ぷらそばを食べ大休憩。
今回、サギダル尾根登攀中に2PTの方々にお会いし色々なお話や写真を撮っていただきましてお世話になりました。ありがとうございました。
冬山では久しぶりに好天に恵まれ十分に楽しめた山行になりました。
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