乗鞍岳(某大学ワンダーフォーゲル部山スキー合宿にジョイント)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,493m
- 下り
- 1,903m
コースタイム
3月6日 位ケ原山荘5:51-8:20肩の小屋8:55-10:30剣ケ峰11:00-11:50肩の小屋12:10-13:00位ケ原山荘13:40-14:50乗鞍高原スキー場第三駐車場
天候 | 3月5日 快晴 気温0℃前後 3月6日 地吹雪 気温-10℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「レストランやまぼうし」に仮眠場あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
ツアーコースは新雪が風で飛ばされ、吹きだまり以外はほとんどカリカリ状態でした。 肩の小屋から剣ケ峰までもクラストしていましたが、アイゼンは良く利きました。 2400m付近から北北東に位ケ原山荘に向かうルートはペナント多数あり迷う事無く 山荘に着けます。 |
写真
感想
今回は、私の出身大学の在阪某大学ワンダーフォーゲルの山スキー春合宿のジョイントしてまいりました。
前夜、山渓3月号の山ごはん特集のレシピを参考に「黒胡麻坦々麺の具」を作るところからスタートです。
「これを差し入れれば、具なしの素ラーメンが豪華な坦々麺になって、現役部員達の驚愕する顔が目に浮かぶようじやわい...。」とほくそ笑みながらフライパンをあおる手にも力が入りました。
4日、22時過ぎに東京を出発し、長野道のみどり湖PAで車中泊。翌朝6時前に夜行バスで大阪から合流した同じくOBのN君をピックアップし、乗鞍高原スキー場へ。
3月5日
9時に現役部員5名と合流し、リフトを乗り継いで、10時44分に国設第三リフト終点から山行開始です。
空は雲一つない快晴。良い一日になりそうです。
シール歩行を開始して、すぐに本日の行程の一番の急登に差し掛かりましたが、2月に同行した飯縄山の山スキー訓練合宿の成果が実り、皆、力強く登って行きす。
伸びしろある若者の姿は清々しいですね。
位ケ原に向かう山スキーツアーコースを快調なペースで登って行くと、眼前に乗鞍岳が姿を見せました。現役部員達も膨らむ期待感に嬉しそうです。
2400m付近から、ペナントに従い、今日のテント場の位ケ原山荘に向かって北にトラバースして行きます。シールを付けたまま、ヒールアップした状態でのちよっとした滑降も難なくこなす現役部員達の上達ぶりに目を見張りました。
14時5分、位ケ原山荘着。同じくOBでもある山荘の六辻オーナーのご好意により小屋脇にテントを張らせてもらい、黒岳と富士見岳の鞍部に向かう斜面を30分程空身で登り、少しだけ滑降を楽しむこととしました。
前日までの強風で新雪は飛ばされていて、パウダースノーを楽しむことは出来ませんでしたが、それでも樹林が点在する自然のままの斜面を皆思うがままに滑降し楽しんでくれました。
位ケ原山荘に戻り、我々OBは位ケ原山荘に宿泊です。
山荘名物の鹿鍋を堪能し、薪ストーブの前でゆったりとした時間を過ごしました。
3月6日
5時30分、朝焼けに八ケ岳が浮かぶ中、山荘前に集合し、今日の目的地である剣ケ峰に出発しました。
山荘の辺りは無風でしたが、位ケ原の上部からは地吹雪が舞い始め、肩の小屋に近づくにつれは益々風は強くなり、西風が鞍部を乗り越えて地吹雪を巻き起こしながら襲い掛ってきました。
8時55分、肩の小屋でアイゼンに履き替えていよいよ剣ケ峰を目指します。
朝日岳の尾根を乗り越えてジェットストリームが吹き下ろす中、突っ込んで行きました。
風速は20m近くはありそうで、真っすぐ進もうとしても左に体が流されます。
耐風姿勢を取りながら慎重に登行して行きます。
登行開始して1時間半、ガスが強風に吹き消され剣ケ峰の鳥居が視界に映りました。
もう後少しで頂上です。
10時30分、遂に頂上に到着!
小休止の後、雲海の中に山頂部を覗かす御嶽山を見納め下山を開始しました。
相変わらずの強風と地吹雪の中、慎重に下りました。
11時50分、肩の小屋に戻りました。ここからは山スキーの世界です!
12時10分、滑降開始。
その様子は以下の動画でお楽しみ下さい。
1年生S君の華麗な滑降
OB N君のお手本の様な滑降
13時、位ケ原山荘着。
我々OBは今日までの参加ですので、現役諸君と名残惜しみながら帰路に付きました。
13時40分に山荘を発ち、一気に乗鞍高原スキー場の駐車場まで滑り降り14時50分、
山行を終了しました。
シビアな状況での登頂、様々なコンディションの斜面での山スキーの滑降が経験出来、現役部員の皆さんにとっては、来期以降の活動に繋がる、内容のある合宿になったと思います。
※うかつなことに、気温-10℃、風速20m、体感温度-30℃の中、頬と鼻を露出していた為、軽度の凍傷になってしまいました。
現役諸君は反面教師として、今後の活動の際にはご注意を!!
3000m級の厳しさがヒシヒシツと伝わってきました。
最近のBCスキーはメットを被るんですね・・・
合宿風景をyou tubeで見れるのは、不思議な気分です。
強風が苦手な私には無理だったかも
それにしてもN君の滑りは華麗ですね
今度は、nekobaさんの華麗な滑りのアップ楽しみにしてます
コメントありがとうございます。sherpapaさん。
社会人になってからは、
‥卦い領匹せしかいかない。
⊂況が悪ければ迷うことなく撤退
という基本スタンスで山に行っておりましたので、
今回の山行は私にとってもチャレンジグなものでした。
メットを被るとスキーがうまくなった様な気になるのですが、それは気のせいです。
コメントありがとうございます。metsさん。
今回は動画に挑戦してみました。
現役の滑降シーンをもっと撮ってあげたかったのですが
カメラの動画機能の操作に慣れておらず残念ながらUPしたものしか撮れませんでした。
凍傷は軽傷なので大分回復してきましたが、防寒対策だけでなく年のせいか凍傷になり易くなっているような気がします。今後、一層気を付けます。
たしか、26年前、2月に初めて乗鞍に行った時もnekobaさんが凍傷になった記憶があります・・・
その時も大寒波が来ていてマイナス25℃ぐらいのブリザード時に行動し、当時のモービル1のCM「マイナス30℃でも凍らない」体験を合コンで自慢しましたよね・・・
でも、今回はマイナス10℃で凍傷とは・・・
もっと漢を磨いてください!
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