初めての百松沢山(北峰)

2011年03月22日(火) [日帰り]

• GPS: 06:01
• 距離: 11.5km
• 登り: 841m
• 下り: 829m

コースタイム

8:25霊園駐車場(登山口)‐9:00沢出合‐11:40百松沢山(北峰)山頂‐12:30昼食休憩12:50‐13:25沢出合‐14:05下山。
歩行距離11.5Km、所要時間5時間30分、22,800歩。

天候

曇り時々雪、のち晴れ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

夏道のない山の積雪期だけの登山口で標識などはなく、手稲平和霊園の一番奥の駐車スペースが登り口になる。
駐車は霊園の駐車スペースを利用させていただく。
霊園のトイレは解放されている。

コース状況／危険箇所等

比較的天気がよく、北峰山頂まではトレースがはっきりしていたので問題なく行けたが、積雪期だけの言わば非公式ルートなので案内標識などは全くなく、降雪でトレースが消えた時などは迷う恐れがあるので注意を要する。(所々にカラーテープはある)

スタート間もなく、数か所の流れを渡るスノーブリッジがあり、まだ大丈夫のように見えたが、時期が進めば靴を濡らさずに沢を渡るのは難かしいかもしれない。

今回はわかんを使用したが、ツボ足でも大丈夫の感じだった。

今回は北峰山頂でトレースが消えていたため、見た目では南峰への急斜面の下りの取り付き場所とその先の登りのルートが判らず、無理せずに引き返したが、ネットの記録を見ると、トレースがあれば小一時間程度で行けるようなので、次回の楽しみにした。

写真

登山口。とは言っても表示があるわけではなく、霊園の一番奥の駐車スペースから取り付く。

車は霊園の広く除雪された駐車スペースを利用させていただく。トイレも解放されている。

ワカンでスタートしたが、トレースの下の雪はガチガチに固く、ツボ足でも良い感じだった。

スタート後しばらくはなだらかな林間を進む。

途中の小橋を渡って振り返ると、「危険につき渡らないでください」の表示があったが、あとの祭り。

沢沿いの静かな林の中を進む。

途中で数か所の流れに掛るスノーブリッジを渡るが、今はまだ落ち込む危険は感じない。

ルート沿いに砂防ダムが3か所ほどある。

砂防ダムの大きな「つらら」が目を引く。

スタート後1時間ほどの沢の出合を左に分けると徐々に登り傾斜がきつくなる。
斜面から落ちてきた雪の崩れの跡が目に付くが、危険を感じるほどではない。

所々にカラーテープがあるが、夏道のない山のため地図にルートも載っておらず、トレースがなければ小生などが山頂に行くのは難しい。このような山のルートを開拓する人達に感謝。

雪崩とまではいかないが小規模の雪くずれがコースの数か所にあり、この程度でも運が悪ければ右側の沢に流されて埋まる可能性もありそうだ。

黙々と登る。

時折こんな平坦地も。

赤テープ。

沢を詰めていく感じ。

陽射しが出てきて青空が気分を明るくする。

樹木と雪の造形美。

バナナ休憩。ここで携帯メールと留守電が入っていることに気付いたが、出発前の充電忘れと、さらに山の必携品・補助電池を忘れてきたことに気付いた。今までにない失態に、やや士気喪失気味になる。

それでも天気も悪くないし時間にも余裕があるので、気を取り直してひたすら登る。

雪景色。ここはまだ冬の世界だ。

下界の視界が開けてきた。

どうやら山頂稜線に近づき、青空も広がって、嬉しくなる。

急斜面で片方のワカンのベルトが外れた。念のため両方ともベルト調整をしたが、真冬と違って手が冷え過ぎることもなく、助かった。

どうやら山頂稜線に辿り着いた感じ。

稜線展望。

手稲山がいつもと少し違う角度から見えるのが新鮮。

予想より早めに百松沢の北峰山頂1,038mに到着。前方左のピークが南峰で、北よりわずかに標高が高く1,043m。

ここで頼りのトレースが完全に消えていた。南峰へは急傾斜を下って登り返すが、見た目ではコースが全く分からないので、無理せず本日はここまでとする。そのうちまた来よう。

山頂から少し下って、何時もの甘酒。

下りはどんどん。さほど意識しなかったが、結構登ってきたものだ。下りはアイゼンの方が良さそうだが、履き替えが面倒でそのまま下る。

また甘酒、昼食休憩。固いフランスパンを甘酒に浸すと柔らかく食べられて、歯が弱くなった年寄向きだ。

雪をまとった針葉樹と青空。

登山口付近から眺める手稲山。本日出逢ったのは同年代男性一人だけだったが、彼からこの周辺のまだ登っていない山の情報をもらったので、その辺にもいずれ行こうと思う。

下山。間もなくスキーヤーも一人下山してきた。所要時間も距離もさほどでなかったが、脚が結構疲れた。

コメント

marikka

南峰
以外と近いんですよ。片道15分ぐらいです。
見えている山頂に向かって行くだけなので
是非次回はトライしてみて！
南峰の景色は北峰より優ってますよ
雪庇が大きく出来ているので、気をつければ
あとは楽勝ですよ。

jiji

まだまだ雪ですね ^^
記録を見ると、最初から最後までわかんを使ってた様ですね。それじゃ、疲れたのは年のせいではないですよ
雪山の範囲がどんどん広がって行きますね
こっちの雪は今月中ぐらいで終わりかも

mitugasiwa

雪山満喫！
ですね！
私はガソリンが思うように手に入らないので
しばらくどこにも行けません。
なので、ここで楽しませて頂きます

umetomosan

marikkaさん、こんばんは。
とても片道１５分程度には見えませんでしたが、それは良い情報をいただきました。
次回は是非トライします。
ありがとうございます。
楽しみがまた増えました

umetomosan

mitugasiwaさん、こんばんは。
事情が事情ですから止むを得ないとはいえ、ガソリンが手に入らないというのも、何かとお困りでしょうね。

大震災報道を見ていると、のんびり山に行くという気持ちになれませんでしたが、気を滅入らせてばかりいてもしょうがないな、と出かけました。

行くとやっぱり心身がリフレッシュされた感じで、さっぱりしました。


mitugasiwaさんの山行記録も早く拝見できるような状態になってもらいたいものですね。

コメントありがとうございました。

umetomosan

jijiさん、こんばんは。
そうですか、わかんの履き過ぎ？が原因ですか。ずぼらをしないでアイゼンに換えると良かったんですね。勉強になります。

jijiさんから、ぱっと行けば気持ちが晴れるよ、という言葉を貰って行ってきましたが、そのとおり、気分がすっきりしました。

街頭募金活動にも参加して、街の中で立ち続けるのは、山より疲れましたが、こんなことを言ったら、某・石原慎太郎(まったく困った爺さんだ)ではないけど、罰が当たりますね

明日の検査結果が良い結果であることを願っています。

silverstar

ｕｍｅｔｏｍｏｓａｎさん、こんばんは。
「百松沢山」は札幌に住んでいたのに知りませんでした。　札幌市内にこんないい山があったんですね。
楽しめる山の範囲がどんどん広がっているのを見ると羨ましい限りです。

当方は現在多岐にわたる仕事の引き継ぎで四苦八苦しておりますが、次の土日か非勤務日に近くの山へハイキングの予定です。
短歌・俳句は毎週投稿していますが、東日本大震災のため新聞が特別紙面になっていて入選作の掲載のない状態が続いています。
掲載再開時に一首あるいは一句でも入選して掲載されればと思っています。

では、又。　

umetomosan

silverstarさん、おはようございます。
百松沢山は、夏に登れる登山道がなく、積もった雪の上を歩ける今時期しか行けないので、まあ、言ってみれば冬でも山歩きをしたい物好きな人しか知らない山ですから、流石のsilverstarさんもご存じなかったのは無理ないと思います。

短歌・俳句の掲載再開が待ち遠しいですね。
また投稿が採用されるよう祈念します。

仕事の方もなかなか大変なようですが、私達の年代としては、残り少ない社会貢献でもあると思いますので、是非頑張ってご活躍ください。

いつもｺﾒﾝﾄありがとうございます