槍ヶ岳


- GPS
- 31:00
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,968m
- 下り
- 297m
コースタイム
槍の肩-上高地
天候 | 8月31日:晴れ 9月1日 :晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2002年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
写真
静岡だったかな?のオッチャングループ(社長とその仲間たちだったと思う)と(オフクロが)仲良くなり、一緒に下山しました。横尾、徳沢、明神とビールを飲みつつ、明神では私も1杯ご馳走になったと思った。
感想
親孝行山行
この週末で槍ヶ岳へ行くんだけど一緒に行かない?もちろん小屋に泊まってもらって結構、荷物も費用も全部持つよとオフクロさんに打診したところ、二つ返事。
と言う訳で前夜急遽決まって親孝行IN槍ヶ岳となりました。
5時前には沢渡からタクシーに乗り、朝一で上高地入りしました。
オフクロさんは当時はまだ拡張型心筋症を発症しておらず、大体週に2,3回は山へ行くマダムであらせられ、登山仲間も多くおり、またその仲間内では健脚と恐れられていたらしい。オフクロにとって槍ヶ岳は確か3度目だったと思うが、この当時はまだ深キュン百名山とやらは意識していなかったと思う(この記録を書いている11年3月末時点では99座を登っているらしい)。
そして私にとってもオフクロさんとの山は中学生以来、推定16年(±3、年は当時)年ぶりとなり、噂に聞くその健脚ぶりとはどの程度なのか?興味もあった。私も蔭りが見えはじめたとは言え、まだオ○ナにゃ困ったコトぬぇ肉食猛獣のビンビンの20台よ。
しかし…
ざわ・・・
ざわ・・
いきなりブッちぎられる。
背負う荷に多少のハンデはあるとは言え、まさかちぎられるとは思っていなかった。おまけに明神、徳沢と休憩なしで歩かれやがって、離されないようにコッチも必死ですよ。ニコチンも切れましたね。
幸い天気も良く、おまけにカラっと晴れているので汗をかいても全く不快ではなく、すがすがしい気分で歩けました。
オフクロは槍沢ロッヂ手前くらいから少しペースが落ちたかな。疲れが出たのか?傾斜に弱いのか?でもやっと私にとってはちょうど良い感じのペースとなりました。
とは言え、いつも必ず飲んでいる槍沢ロッヂでビールは飲まなかった。ここで飲んだらオフクロに着いて行けなくなる危機感を感じたので、アル中の私もさすがに自重しましたよ。
ババ平を過ぎると花も増えてきました。花博士の異名もあるらしいオフクロさんもすっかりゴキゲンの様子。ちなみに私は当時はまだ花に全く興味なしで、空を眺めるのが好きでしたね。夏の空と秋の空が交じり合った空模様で、私もすっかりゴキゲンです。
天狗原分岐まで来ました。
まだ時間の余裕もあり、天気も良く、また崩れる気配もないようなので、翌日の下山時に予定していた氷河公園へ行く事にしました。槍沢登山道から氷河公園へ向かうと、槍ヶ岳も望めるようになります。青空に棚引く雲が素晴らしい。
これは初日にまわって正解でしたね。翌日も文句の無い快晴でしたが、雲のない快晴だったから。やはり白い雲は必要ですよ。それも棚引く様な雲が。
氷河公園は貸切でした。風もほとんど無く、凪いでいるので水面に映る逆槍もクッキリ。感動!全ての好条件が揃った究極の景色です。オフクロさんも感動の様子で今日は本当に良かった。コーヒーでも飲みながらまったり眺めました(当時はインスタントコーヒーだったな)。
さて、再び分岐まで戻り、槍沢登山道を登ります。分岐から少し登った所にある槍沢名物の槍ヶ岳の美味い水の水場で休止。その辺りから周りの登山者の間で、何やらやたら元気なオバチャンがいると話題になりだしていました。そしてどうやらそれはウチのオフクロさんの事のようなのです。おばたりあんパワー炸裂!ってかぁ。息子の私からみても確かにありゃ元気なオバチャンでしたね。
グリーンバンドを抜けると正面に槍ヶ岳が顔を出します。少し先を行っているオフクロは静岡のグループの方々などと話をしながら歩いていますが、私は写真を撮りつつねーちゃんなどを物色しながら後方をチンタラ登りました。
そしていよいよ槍の肩へ。私はテントを設営しオフクロさんには小屋へ泊まってもらいます。槍ヶ岳は少々渋滞している感じでしたが行ってみる事に。さすがに雲が出てきていましたが、この時間としては展望は開けている方でしょうか。山座同定が趣味らしいオフクロさんもアレは何とか岳でソレはホニャララ山だとゴキゲンです。山頂では次から次へと登山者が登って来て大盛況でした。下山も少し渋滞しました。
肩まで戻ってビールでも飲んでまったりしました。この時は、当時指定席だったテント場のD(あるいはC)に先客があり、飛騨乗越への道上付近のスペースを指定されたと思う。晩メシもインスタントラーメンと、当時は好んで良く食べていたアルファ米のしょうが焼き味だったかな。前夜は不眠だったので、適度な疲れと程よい酔いからあっさり寝てしまったはず。夜中の写真を撮った形跡がないので、恐らく朝までぐっすり寝たと思いますね。
翌日も快晴。日の出や朝の景色も素晴らしかったと思う。少々風があり、撤収時にスタッフバックが飛ばされてがけ下まで取りに行った写真が残っていたかな。デジカメデータに寄れば7時半くらいに下山開始。オフクロが山小屋でも一緒だったと言う静岡からのグループの方々と一緒に下山しました。
文句なしの快晴ですが、一片の雲も出てないので、やはり前日に氷河公園へ行っていて正解でした。
静岡グループは相当な酒好きのようで、槍沢ロッヂ、横尾、徳沢、明神と毎回ビールを飲んでおり、私もつき合わされました。何度か私にもご馳走にもなりましたね。確かグループの代表は静岡の有力企業の社長らしく、他のおっちゃんは有能な部下との事で、しきりに社長氏を持ち上げとったな。そして明神でカレーライスを食って上高地へ戻りました。
帰りは温泉に寄ったかどうかは記憶にないが、オフクロが中華料理を食べたいと言うので松本市街を彷徨ったものの見つけられず、結局、豊科ICの前に中華料理屋があった事を思い出してそこまで行って食べました。私はソコでも飲ませてもらったので、帰りの運転はオフクロに任せました。
おばさんがRX-7を運転しているシーンもある意味スゴイものがありますね。オバチャンがパンパン(ロータリーエンジンは構造上、アフターファイアー(エンジン内で燃焼し切れなかったガスが排気行程において爆発しパンと音を出す)が出やすい)言わせてロータリーサウンド響かせていましたから。
なお、この週末は長野市で比較的大規模な山火事があり、当時、消防団に所属していた私は詰られましたね。北アルプスも良いと思うが地元のヤマも良いぞってね。消防団はジェットシューター担いで山に登ったようです。
通り抜ける一帯に元気なつむじ風を巻き起こしてあるくような、お母様ですね。
13Bさんの素顔の写真も、しっかり覚えました。
どこで行き違うか、わからないから。
tanigawaさん、ありがとうございます。
母上には元気で山を楽しんでもらいたいと思っております。
顔も体型も、この時とは一変しておりますが
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