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Yamareco

記録ID: 1042171
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

一年ぶりの八ヶ岳(阿弥陀岳・赤岳・横岳・硫黄岳周回)

2017年01月06日(金) ~ 2017年01月07日(土)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
12:55
距離
22.2km
登り
2,598m
下り
2,580m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:14
休憩
0:33
合計
5:47
距離 9.3km 登り 1,532m 下り 883m
7:43
4
7:47
70
9:48
10:11
39
10:50
28
11:18
11:23
25
11:48
11
11:59
16
12:15
14
12:29
6
12:35
12:40
20
13:00
5
13:05
25
13:30
2日目
山行
6:04
休憩
0:53
合計
6:57
距離 12.9km 登り 1,066m 下り 1,723m
5:39
19
5:58
6:03
5
6:14
61
7:15
22
7:37
7:38
11
7:49
22
8:11
15
8:26
8:31
10
8:47
5
8:52
9
9:01
7
9:08
10
9:18
4
9:22
30
9:52
9:53
17
10:10
30
10:40
11:21
27
11:48
44
12:32
4
12:36
赤岳山荘
天候 <1日目>
晴れ、平均-4度、最低-10度、最高9度、ほぼ無風

<2日目>
晴れ、平均-5度、最低-16度、最高4度、稜線上は西風10〜15m/s
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・赤岳山荘に駐車(一日1000円)
・諏訪南ICから30〜40分。
・八ヶ岳山荘からの林道は、概ね地肌露出でしたが、一部アイスバーンあり。
・駐車場は、金曜6時くらい到着で10台程度。下山時は満車。
コース状況/
危険箇所等
<美濃戸山荘〜行者小屋>
・コース中盤までは、ところどころアイスバーンあり。
・中盤以降は、基本的に圧雪。スケートリンクがあり。チェーンスパイク推奨な感じ。

<行者小屋〜中岳沢〜阿弥陀岳>
・中岳沢は、積雪状況によっては雪崩に注意。
・中岳沢のルートはステップがなく、スリーオクロックで登る感じだった。
・中岳のコルから上は、トレースあり。ただ、トラバース箇所はきちんとステップがあったけど、それ以外にはステップはほぼナシ。50度〜60度くらいありそうな斜面を、ダガーポジション&フロントポインティングで登り下りさせられる箇所あり。ほぼクライミング。
・梯子、鎖は、出ているところもある。
・中岳のコルから上は、取りついていた時間帯が日が照っている頃だったせいか、雪がやや緩んでいて、アイゼンの効きが悪かった。

<中岳〜赤岳〜地蔵尾根>
・トレースはバッチリ。鎖は一部出ているところあり。
・地蔵岳の下りは急斜面のトラバースが連続。トレースが片足幅しかないので滑落に要注意な感じだった。

<行者小屋〜赤岩の頭〜硫黄岳>
・トレースあり。
・終始夏道。赤岳鉱泉には硫黄岳の標識がなかったような…。ちょっとウロウロしてしまった…。
・赤岩の頭手前で森林限界。

<硫黄岳〜赤岳>
・奥の院の手前が核心の一つだけど、トレースはしっかりしており、ハシゴも使えた。
・鉾岳を巻いて西側斜面をトラバースする箇所が、距離が長いうえにトレースが細く、緊張感が高い。稜線を行けないか試してみたけど、途中で断崖になってしまい、断念。
その他周辺情報 行者小屋のテント場
・水場は文三郎コースを少し行ったところの右手。凍っておらず、利用可能だった。
・小屋は週末のみ営業(多分)のため、今回は閉まっていた。
・トイレは利用可能だった。
今回も南沢から。スタート直後に一瞬凍結路があるが、その後はほぼ地肌露出の道が1時間弱続く。
2017年01月06日 07:48撮影 by  iPhone 5s, Apple
1/6 7:48
今回も南沢から。スタート直後に一瞬凍結路があるが、その後はほぼ地肌露出の道が1時間弱続く。
スケートリンクもあったけど、通過する距離は短いのでアイゼン無しでも何とか通行可。
2017年01月06日 08:58撮影 by  iPhone 5s, Apple
1/6 8:58
スケートリンクもあったけど、通過する距離は短いのでアイゼン無しでも何とか通行可。
横岳が見える箇所から行者小屋までは、さらに20〜30分程度。
2017年01月06日 09:22撮影 by  iPhone 5s, Apple
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横岳が見える箇所から行者小屋までは、さらに20〜30分程度。
行者小屋到着。テントは2張しかいなかった。最終的にこの日は4張。翌日の土曜は激混みだったと思われる。
2017年01月06日 09:49撮影 by  iPhone 5s, Apple
1/6 9:49
行者小屋到着。テントは2張しかいなかった。最終的にこの日は4張。翌日の土曜は激混みだったと思われる。
阿弥陀岳を目指す。阿弥陀岳方面へは、最初は結構トレースついてたけど、北稜登攀者と思われるトレースが分かれると、中岳沢を登るトレースはほとんどなかった。
2017年01月06日 10:25撮影 by  iPhone 5s, Apple
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阿弥陀岳を目指す。阿弥陀岳方面へは、最初は結構トレースついてたけど、北稜登攀者と思われるトレースが分かれると、中岳沢を登るトレースはほとんどなかった。
中岳のコルから中岳沢を見下ろす。中岳沢上部は傾斜がキツく、ステップもなかった。
2017年01月06日 10:49撮影 by  iPhone 5s, Apple
1/6 10:49
中岳のコルから中岳沢を見下ろす。中岳沢上部は傾斜がキツく、ステップもなかった。
中岳のコルからの赤岳。雪少ない。
2017年01月06日 10:54撮影 by  iPhone 5s, Apple
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中岳のコルからの赤岳。雪少ない。
同じく中岳のコルからの富士山。
2017年01月06日 10:54撮影 by  iPhone 5s, Apple
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同じく中岳のコルからの富士山。
阿弥陀岳へアタック。最初の梯子は出ていた。鎖も一部出ていた。
2017年01月06日 10:57撮影 by  iPhone 5s, Apple
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阿弥陀岳へアタック。最初の梯子は出ていた。鎖も一部出ていた。
途中、横岳方面。
2017年01月06日 10:57撮影 by  iPhone 5s, Apple
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途中、横岳方面。
阿弥陀岳!冬季2回目。獲った!
2017年01月06日 11:19撮影 by  iPhone 5s, Apple
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阿弥陀岳!冬季2回目。獲った!
傾斜が緩いところはトレースが出ており、ステップが掘ってあるところもあるが、急斜面はステップがないので、フロントポインティングでお尻から降りていく。雪が緩く、結構緊張した。
2017年01月06日 11:29撮影 by  iPhone 5s, Apple
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傾斜が緩いところはトレースが出ており、ステップが掘ってあるところもあるが、急斜面はステップがないので、フロントポインティングでお尻から降りていく。雪が緩く、結構緊張した。
天気が最高なので、赤岳まで足を延ばす。
2017年01月06日 11:29撮影 by  iPhone 5s, Apple
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天気が最高なので、赤岳まで足を延ばす。
中岳から阿弥陀岳。本当にあそこを登ったのか?というような急斜面。
2017年01月06日 11:58撮影 by  iPhone 5s, Apple
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中岳から阿弥陀岳。本当にあそこを登ったのか?というような急斜面。
文三郎道と合流
2017年01月06日 12:15撮影 by  iPhone 5s, Apple
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文三郎道と合流
トレースは完璧で、雪山ハイクの様相。
2017年01月06日 12:15撮影 by  iPhone 5s, Apple
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トレースは完璧で、雪山ハイクの様相。
鎖は埋まってたり出ていたり。
2017年01月06日 12:30撮影 by  iPhone 5s, Apple
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鎖は埋まってたり出ていたり。
山頂直下
2017年01月06日 12:36撮影 by  iPhone 5s, Apple
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山頂直下
一年ぶりの赤岳ピーク。冬季は3回目。
2017年01月06日 12:38撮影 by  iPhone 5s, Apple
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一年ぶりの赤岳ピーク。冬季は3回目。
キレット方面。来年はここを縦走できるようになりたいけど…。
2017年01月06日 12:41撮影 by  iPhone 5s, Apple
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キレット方面。来年はここを縦走できるようになりたいけど…。
北アがくっきり。行きてー!
2017年01月06日 12:43撮影 by  iPhone 5s, Apple
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北アがくっきり。行きてー!
浅間山方面。雪全然ないなあ。
2017年01月06日 12:43撮影 by  iPhone 5s, Apple
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浅間山方面。雪全然ないなあ。
赤岳天望荘へ下りる。
2017年01月06日 12:50撮影 by  iPhone 5s, Apple
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赤岳天望荘へ下りる。
地蔵尾根分岐。一日目はここから行者小屋に帰還する。
2017年01月06日 13:04撮影 by  iPhone 5s, Apple
1/6 13:04
地蔵尾根分岐。一日目はここから行者小屋に帰還する。
地蔵尾根は概ね鎖・ハシゴともにが出ていた。けど急斜面のトラバースが恐ろしい。
2017年01月06日 13:05撮影 by  iPhone 5s, Apple
1/6 13:05
地蔵尾根は概ね鎖・ハシゴともにが出ていた。けど急斜面のトラバースが恐ろしい。
地蔵尾根からの赤岳。美しい。
2017年01月06日 13:08撮影 by  iPhone 5s, Apple
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1/6 13:08
地蔵尾根からの赤岳。美しい。
2日目。樹林帯の中でモルゲンロートが始まってしまった…。この写真を撮ったらiPhoneは寒さのため死亡。以降写真なし。この寒さ耐性のなさ、最新機種では解消されているのかなあ…?
2017年01月07日 06:59撮影 by  iPhone 5s, Apple
1/7 6:59
2日目。樹林帯の中でモルゲンロートが始まってしまった…。この写真を撮ったらiPhoneは寒さのため死亡。以降写真なし。この寒さ耐性のなさ、最新機種では解消されているのかなあ…?
撮影機器:

装備

個人装備
ザック:グレゴリー:バルトロ65 サブザック:グレゴリー フューリー24 シューズ:スカルパ モンブランGTX ハードシェル:ホグロフス ロック スピリット ジャケット(不使用) ハードシェルパンツ:マムート クァンタムストレッチパンツ ソフトシェル:パタゴニア ナノエア ジャケット ウインドシェル:パタゴニア フーディニジャケット アンダーウェア:ファイントラック スキンメッシュT ベースレイヤー:アイベックス ウーリーズ150クルー ミドルレイヤー:パタゴニア キャプリーン サーマルウェイト パンツ:アークテリクス ルフロイ ショーツ インナーパンツ:モンベル トレールアクションタイツ タイツ:CW-X スタイルフリー ホット インナーグローブ:スマートウール NTSマイクロ150グローブ インナーグローブ:ノースフェイス ETIPグローブ(不使用 ) アウターグローブ:モンベル Outdryレイングローブ ウィンターグローブ:ブラックダイヤモンド:ソロイスト ロブスター(不使用 ) 帽子:マムート ストームキャップ サングラス:スミス バズー バラクラバ:モンベル スーパーメリノウール バラクラバ(不使用 ) 靴下:ファイントラック スキンメッシュ 靴下:スマートウール マウンテニアリング 靴下:ユニクロ フリース靴下 インサレーション:モンベル アルパイン ダウン パーカ インサレーション:マウンテンイクイップメント パウダーパンツ テントシューズ:モンベル ベーシックダウンフットウォーマー ゲイター:アウトドアリサーチ クロコゲイター アイゼン:ブラックダイヤモンド セラッククリップ チェーンアイゼン:モンベル チェーンスパイク ピッケル:ブラックダイヤモンド ベノムアッズ ストック:ブラックダイヤモンド トレイル ゴーグル(不使用) テント:ファイントラック カミナドーム1 シュラフ:ナンガ オーロラ600DX スリーピングマット:クライミット イナーシャ オゾン&サーマレスト Zライト グラウンドシート:MPI オールウェザーブランケット スノーショベル:ブラックダイヤモンド トランスファー3 ストーブ:SOTO ウインドマスターSOD-310 コッヘル:エバニュー Tiマグポット500 カップ:スノーピーク チタンカップ450ml カップ:スノーピーク チタン シェラカップ 水筒:サーモス 山専ボトル500 水筒:クリーンカンティーン ボトル ワイド インスレート20oz ラジオ ライター 地図(地形図) コンパス 予備電池 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 タオル ナイフ ポリ袋 ジップロック ウェットティッシュ プラティパス2l iPhone
備考 ベースウェイト:18.2kg

<水分>
アクエリアス500ml+500ml(水筒・ペットボトル)

<主食・間食>
アルファ米、レトルトカレー、クルミパン、メロンパン、カップ麺、ビール、ワイン、ソーセージ、ポテトチップ、インスタントコーヒー、アルフォート

<行動食>
スニッカーズ×4

<その他>
アミノダイレクト×2、マグマ×4

感想

年末の鳳凰三山で体力のなさを痛感したので、あまり間を置かずに、また雪山に来てしまいました…。
ちょうど1年前とほぼ同じコースで、南八ヶ岳の周回。
去年は1日目は阿弥陀岳をピストンしましたが、今年は阿弥陀から赤岳まで縦走してい地蔵尾根から下りました。2日目は去年と同様、行者小屋から時計回りに周回。
今回は結構寒くて、夜間はマイナス16度まで下がりました。今までの冬山テント泊で一番寒かったかも?
まあ、ダウン製品を沢山持って行ったので寒さで困ることはありませんでしたが。

歩いた感想としては、今度は雪上技術のなさを痛感。今回の阿弥陀岳は技術的に昨年来た時よりも難易度が高く、かなり危なっかしかったと思います。
フロントポインティングに自信が持てず、急斜面での行動では、いつも生きた心地がしないです。
やはりアイゼンワークは漫然と雪山歩いているだけではダメですね。
そろそろ雪山もステップアップしたいところですが、技術を高めないと無理っぽくて、ソロではもう頭打ちな感じです。気軽に申し込める雪山講習でもないもんか…。



※レイヤリング
<1日目>
上:スキンメッシュ+アイベックス+キャプリーン+フーディニジャケット
下:CW-X+ルフロイショーツ+ゲイター(行者小屋より下)
  CW-X+ルフロイショーツ+ゲイター+クァンタムパンツ(行者小屋より上)

<2日目>
上:
スキンメッシュ+アイベックス+キャプリーン+ナノエア(行者小屋より上)
スキンメッシュ+アイベックス+キャプリーン(行者小屋より下)
下:
トレールアクションタイツ+ルフロイショーツ+ゲイター+クァンタムパンツ(行者小屋より上)
トレールアクションタイツ+ルフロイショーツ+ゲイター(行者小屋より下)

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