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Yamareco

記録ID: 104251
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
札幌近郊

迷いながら「迷沢山」初ピーク

2011年03月29日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:27
距離
12.9km
登り
855m
下り
844m

コースタイム

8:45平和の滝駐車場‐12:40迷沢山山頂13:05‐15:00下山。

歩行距離12.8Km、所要時間6時間15分、歩数23,800歩。
天候 晴れ。
過去天気図(気象庁) 2011年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
手稲・平和の滝駐車場は除雪されて駐車できる。
トイレは使用禁止。
コース状況/
危険箇所等
夏道のない積雪期ルートを辿る。

駐車場から手稲山登山道を進み、送電線鉄塔地点から左の沢に降りて送電線に沿って登るのが通常ルートだが、今回は取り付き地点がよく判らなかったので、少し手前の沢から取り付き、沢沿いの少し遠回りのルートを辿ったが、結果的にはこちらの方が変化があって面白かった。

(下りは通常ルートの送電線に沿ってほぼ直線的に下ったが、単調で面白みがないように感じた。ただし、私が辿った沢沿いルートはトレースが薄く、テープなども少ないので、天候次第では道迷いの可能性があるように思う)

雪は締まっていたのでツボ足で登れたが、山頂付近はワカンを着用した。

迷沢山登山取り付き地点に数か所、流れを渡るスノーブリッジがあり、落ち込む心配はなかったが、急速に雪解けが進む今後は要注意。

標高1,000mの山頂付近はまだ冬の世界で、積雪の広い斜面や平地が広がっており、悪天時やトレースが消えている時などは方向を見失う可能性もあり、要注意と感じた(所々にカラーテープはある)。
広い駐車場に車は2台だけ。GPSとコンパスをセットして、ツボ足でスタート。
広い駐車場に車は2台だけ。GPSとコンパスをセットして、ツボ足でスタート。
初めのうちは手稲山登山道を辿る。登山道の雪は舗装路並みの硬さ。
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初めのうちは手稲山登山道を辿る。登山道の雪は舗装路並みの硬さ。
通常の取り付き地点はもう少し先のような気もしたが、地図を見ると沢沿いに詰めて行けると思い、送電線の少し手前で登山道を外れて左の沢へ下る。
通常の取り付き地点はもう少し先のような気もしたが、地図を見ると沢沿いに詰めて行けると思い、送電線の少し手前で登山道を外れて左の沢へ下る。
手稲山登山道を外れてすぐの流れに掛るスノーブリッジが2か所あるが、まだ落ち込む心配はなさそう。
手稲山登山道を外れてすぐの流れに掛るスノーブリッジが2か所あるが、まだ落ち込む心配はなさそう。
沢地形を登る。
時々地図で地形と方向を確認しながら進む。
時々地図で地形と方向を確認しながら進む。
林間の急登。比較的新しいツボ足の跡があったのでその後を辿ったが、途中で見失った。
林間の急登。比較的新しいツボ足の跡があったのでその後を辿ったが、途中で見失った。
右手に手稲山が見え始める。
右手に手稲山が見え始める。
ランドマークにした送電鉄塔の下に辿り着いた。
2011年03月29日 17:03撮影
3/29 17:03
ランドマークにした送電鉄塔の下に辿り着いた。
トレースも出てきた平坦な林間を進む。
トレースも出てきた平坦な林間を進む。
トレースの方向がずれていたので改めて次の送電線を目指す。
トレースの方向がずれていたので改めて次の送電線を目指す。
手稲山山頂の高度に近づいてきた。
手稲山山頂の高度に近づいてきた。
少しの間、送電線に沿って登る。
少しの間、送電線に沿って登る。
送電線を離れて右方向の斜面に取り付く。
送電線を離れて右方向の斜面に取り付く。
初めての赤テープと比較的はっきりしたトレースがあり、基本ルートに合流したようだ。
初めての赤テープと比較的はっきりしたトレースがあり、基本ルートに合流したようだ。
尾根筋に出て気分も高揚。
尾根筋に出て気分も高揚。
右手に手稲山が一段と近くに見える。
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右手に手稲山が一段と近くに見える。
広めのゆったりした尾根筋を快適に進む。
広めのゆったりした尾根筋を快適に進む。
登り続ける。
日当たり斜面は土が出ている。
日当たり斜面は土が出ている。
さらに尾根筋を進む。
さらに尾根筋を進む。
左方向の眺め。
登り続ける。陽射しが強く暑い。
登り続ける。陽射しが強く暑い。
また林の中。
赤テープ。
手稲山頂の高度に近づいてきた。
手稲山頂の高度に近づいてきた。
この先で阿部山から来た女性二人と出会った。本日出逢ったのはこの二人だけで、二人の楽しそうな話し声が、こちらのコース間違いを気付かせてくれた。
この先で阿部山から来た女性二人と出会った。本日出逢ったのはこの二人だけで、二人の楽しそうな話し声が、こちらのコース間違いを気付かせてくれた。
休憩する女性たちと挨拶を交わしてスノウシューの跡を辿る。
休憩する女性たちと挨拶を交わしてスノウシューの跡を辿る。
ところがこのスノウシューは山頂とは別方向に向かっていた。
ところがこのスノウシューは山頂とは別方向に向かっていた。
まずはバナナを食べてから、軌道修正してトレースが全くない広い雪の斜面を山頂に向かう。天気がよく時間にも余裕があるので、この程度の道迷いもむしろ楽しいくらいだ。
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まずはバナナを食べてから、軌道修正してトレースが全くない広い雪の斜面を山頂に向かう。天気がよく時間にも余裕があるので、この程度の道迷いもむしろ楽しいくらいだ。
自分のトレースを振り返る。
自分のトレースを振り返る。
山頂付近はまだ冬の世界で、足が埋まるようになってきたのでワカンを履く。
山頂付近はまだ冬の世界で、足が埋まるようになってきたのでワカンを履く。
遠回り・道草を食っているうちに女性たちが先に山頂へ先行。その跡を辿る。
遠回り・道草を食っているうちに女性たちが先に山頂へ先行。その跡を辿る。
前方左手に山頂が見えてきた。あまり目立たないなだらかな山頂なので、あれが山頂かどうか判断に迷ったのも道草の原因だった。
前方左手に山頂が見えてきた。あまり目立たないなだらかな山頂なので、あれが山頂かどうか判断に迷ったのも道草の原因だった。
山頂少し手前の登り。
山頂少し手前の登り。
写真ではよく判らないが女性二人がいる。
写真ではよく判らないが女性二人がいる。
もう少しで山頂。
もう少しで山頂。
一足先に下って行く女性たち。元気で楽しそうなのが気持ち良い。
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一足先に下って行く女性たち。元気で楽しそうなのが気持ち良い。
迷沢山山頂に到着。小生初ピーク。当然、山頂標識などはなく、数本のカラーテープが木の枝に付いているだけ。山頂は小さな広場のような平坦地で、視界は360度の展望台。
迷沢山山頂に到着。小生初ピーク。当然、山頂標識などはなく、数本のカラーテープが木の枝に付いているだけ。山頂は小さな広場のような平坦地で、視界は360度の展望台。
山頂展望1。
山頂展望2。
山頂展望3。
セルフタイマーで証拠写真。
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セルフタイマーで証拠写真。
山頂展望4.
山頂展望5.
山頂展望6.
山頂展望7(藻岩山ズーム)
山頂展望7(藻岩山ズーム)
天気は良くても1000mの山頂、吹き曝しの風はそれなりに冷たく、定番の温かい甘酒は美味い。
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天気は良くても1000mの山頂、吹き曝しの風はそれなりに冷たく、定番の温かい甘酒は美味い。
いつまでも居るわけにもいかないので、下山開始。
いつまでも居るわけにもいかないので、下山開始。
樹の門。
雪原風景。
雪原風景。
降りてしまうのが勿体ないな、と思いながら下りは快調。
降りてしまうのが勿体ないな、と思いながら下りは快調。
登りで山頂と違う方向に向かった自分のトレース(右側)に合流。
登りで山頂と違う方向に向かった自分のトレース(右側)に合流。
どんどん下る。
尾根筋の下り。
下りの後半は、一般ルートの送電線沿いに。
下りの後半は、一般ルートの送電線沿いに。
下方に手稲山登山道が見えてきた。この下りの傾斜は少しきつく、気温が上がって雪が緩んでいるため時々足が埋まる。
下方に手稲山登山道が見えてきた。この下りの傾斜は少しきつく、気温が上がって雪が緩んでいるため時々足が埋まる。
急斜面をどんどん下る。子のルートは視界が広く気持ち良いが、登る場合は単調で面白みがないだろうと思う。
急斜面をどんどん下る。子のルートは視界が広く気持ち良いが、登る場合は単調で面白みがないだろうと思う。
スノーブリッジ。登りで渡った場所のブリッジより頼りない感じがした。この先あまり長くは持たないかもしれない。
スノーブリッジ。登りで渡った場所のブリッジより頼りない感じがした。この先あまり長くは持たないかもしれない。
手稲山登山道に合流。
手稲山登山道に合流。
合流(通常の取り付き)地点の目印。
合流(通常の取り付き)地点の目印。
下ってきたルートを振り返る。送電線沿いにほぼ直線的に下ってきたことになる。
下ってきたルートを振り返る。送電線沿いにほぼ直線的に下ってきたことになる。
登りで取り付いた沢への下り地点。先ほど下り着いた合流地点から数分下った地点だった。
登りで取り付いた沢への下り地点。先ほど下り着いた合流地点から数分下った地点だった。
砂防ダムの水量はまだ少ない。
砂防ダムの水量はまだ少ない。
満足感に浸りながら登山口に向かう。
満足感に浸りながら登山口に向かう。
登山口到着。山に向かって感謝の合掌をして本日の山行を終了。楽しかった。
登山口到着。山に向かって感謝の合掌をして本日の山行を終了。楽しかった。

感想

天気予報が良い方に外れて完全晴れマークの絶好の山日和だった。

今回は、夏道が地図に載っていない迷沢山(1000.5m)の初ピーク狙い。

手稲山登山道の途中からの取り付き地点がよく判らなかったが、送電線下のこのあたりと見当を付けた場所から沢沿いに登った。

結果的には少し手前から取り付いたため遠回りになったものの、むしろ変化があって地図読みの実地訓練もできて面白いコース取りになった。

ただ、ルート前半の沢詰めは比較的地図読みし易い地形でさほど迷わず登ったが、山頂付近の広い雪原では違う方向に向かうトレースを辿ってしまうなど、勉強・経験の不足を実感した。

これらの事も含めて、面白い初ピーク山行だった。

ウイークデイの夏道のない山のため、山頂付近で別コースから登ってきた女性二人に出逢っただけの静かな山を満喫し、この時期に楽しめる山をまた一つ見つけた。

(注)後日ヤマレコで知ったが、私が登った翌日にhiro1893さんが、定山渓側の上平沢林道沿いに登っており、その林道は迷沢山山頂付近から奥手稲山へ伸びているというコメントを頂いた。

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コメント

お疲れさまです。
>あれが山頂かどうか判断に迷ったのも道草の原因だった。

私も今日は上平沢林道から迷沢山に登りました

パッとしないピーク、と書いたら山に悪いんですが私も山頂直下で「え?あれなの??」と思ってしまいました。
2011/3/30 19:42
umetomosanさん、こんばんは。
札幌近郊の山はまだまだ冬景色ですね。 札幌にいた頃、この時期は週末に定山渓の「国際スキー場」でスキーを楽しんでいましたから当然ですよね。

今日又、エリアが広がりましたね。 次はどの山ですか? 「山行記録」が楽しみです。

では、又。
2011/3/30 21:48
hiro1893さん、こんにちは。
hiro1893さんの記録も拝見しました。
いよいよスキーに着手ですね。
楽しみが増えますね
2011/3/31 10:02
siverstarさん、こんにちは。
ヤマレコの記録などを見ると、季節の時差で、あらためて日本列島の広さというか、多様さを感じますね。

こちらはもう少し雪山を楽しめそうです。

siverstarさんのハイキングや花便り、句便りも楽しみにしています。

度々のコメント、ありがとうございます。
2011/3/31 10:07
良い天気でしたね ^^
こっちは昨日比良山系に行ってきましたが、天気予報は少し外れてお弁当の時には小雪が舞っていました
でも、風の匂いや流れの音は春そのものでした。
札幌近郊の山も来月には雪が無くなって に変わるんでしょうね
2011/3/31 13:40
JIJIさん、こんばんは。
こちらはもう少し雪山を楽しめそうですが、取り付き口のスノーブリッジは、もう少しで渡れなくなるかな、といった感じでした。

この近くで行けそうなところがまだあるので、雪解けが進まないうちに行ってしまいたいと思っています。
2011/3/31 18:07
プロフィール画像
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