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Yamareco

記録ID: 104502
全員に公開
雪山ハイキング
奥多摩・高尾

未踏山から三頭山へ(払沢の滝・浅間嶺・松生山・三頭山・槙寄山)

2011年03月27日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 東京都 山梨県
 - 拍手
GPS
09:00
距離
27.2km
登り
2,015m
下り
1,647m

コースタイム

6:55払沢の滝入口-7:27浅間尾根関東ふれあいの道-8:02時坂峠-8:18峠の茶屋-9:02浅間嶺休憩所-9:11浅間神社-9:14休憩所に戻り休憩-9:24浅間嶺-9:38入沢山-9:48松生山-10:00入沢山-10:09浅間嶺-10:51一本杉(一本松)-11:08サル石-11:20数馬分岐-12:05御林山-12:19奥多摩周遊道路-12:42戸沢峰?-13:29鞘口峠-13:56見晴らし小屋-14:15東峰-14:20中央峰-14:24三頭山-14:36避難小屋-14:40大沢山-14:59クメケタワ-15:13槙寄山-15:15西原峠-15:55檜原温泉センター
天候 晴れのち曇
過去天気図(気象庁) 2011年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR武蔵五日市駅・払沢の滝入口バス停
コース状況/
危険箇所等
道の状況:浅間尾根の西半分から鞘口峠まではまだ雪が深いので要注意。鞘口峠からは急登といっても長距離ではないので何とかなる。
下山後の温泉:数馬の湯
日本の滝百選とか誰が選んでるのかね。
2011年03月27日 06:55撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 6:55
日本の滝百選とか誰が選んでるのかね。
寒いだけに路面も凍る。
2011年03月27日 07:00撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 7:00
寒いだけに路面も凍る。
道半ばにある小滝。
2011年03月27日 07:03撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 7:03
道半ばにある小滝。
本命の払沢の滝。
2011年03月27日 07:13撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 7:13
本命の払沢の滝。
滝上部。氷柱が下がっている。
2011年03月27日 07:15撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 7:15
滝上部。氷柱が下がっている。
滝下部。淵は小さい。
2011年03月27日 07:17撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 7:17
滝下部。淵は小さい。
(恐らく)馬頭刈尾根を見ながら道を戻る。
2011年03月27日 07:24撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 7:24
(恐らく)馬頭刈尾根を見ながら道を戻る。
暫くは集落内の九十九折の道を歩く。
2011年03月27日 07:46撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 7:46
暫くは集落内の九十九折の道を歩く。
このポスターの絵は気に入った。
2011年03月27日 07:51撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 7:51
このポスターの絵は気に入った。
時坂峠に小さな神社あり。
2011年03月27日 08:03撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 8:03
時坂峠に小さな神社あり。
峠の茶屋から北方その1(大岳)
2011年03月27日 08:18撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 8:18
峠の茶屋から北方その1(大岳)
峠の茶屋から北方その2(御前)
2011年03月27日 08:18撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 8:18
峠の茶屋から北方その2(御前)
少し奥に蕎麦屋。今日は休業。
2011年03月27日 08:23撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 8:23
少し奥に蕎麦屋。今日は休業。
雪が出てきた。
2011年03月27日 08:49撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 8:49
雪が出てきた。
霜柱が勢いよく突出している。
2011年03月27日 08:55撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 8:55
霜柱が勢いよく突出している。
浅間嶺下の休憩所から。
2011年03月27日 09:02撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 9:02
浅間嶺下の休憩所から。
浅間嶺からの眺め。
2011年03月27日 09:24撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 9:24
浅間嶺からの眺め。
真白き富士の気高さを〜♪
2011年03月27日 09:25撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 9:25
真白き富士の気高さを〜♪
松生山へ行く途中の入沢山。
2011年03月27日 09:38撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 9:38
松生山へ行く途中の入沢山。
松生山から南方。ここから富士山も見える。
2011年03月27日 09:49撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 9:49
松生山から南方。ここから富士山も見える。
松生山から北方。御前山方面。
2011年03月27日 09:50撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 9:50
松生山から北方。御前山方面。
どなたか親切な方がいたものだ。
2011年03月27日 10:09撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 10:09
どなたか親切な方がいたものだ。
雪が積もった桟道は慎重に歩く。
2011年03月27日 10:32撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 10:32
雪が積もった桟道は慎重に歩く。
どっちなんだ?
2011年03月27日 10:51撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 10:51
どっちなんだ?
木漏れ日と雪がまばらに散らばる杉木立の道。
2011年03月27日 10:54撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 10:54
木漏れ日と雪がまばらに散らばる杉木立の道。
進行方向積雪深そう。
2011年03月27日 11:04撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 11:04
進行方向積雪深そう。
雲がちょっと出てきたかな。
2011年03月27日 11:06撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 11:06
雲がちょっと出てきたかな。
サル岩。早速登ってみる。
2011年03月27日 11:08撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 11:08
サル岩。早速登ってみる。
雲が空を覆ってきた。
2011年03月27日 11:13撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 11:13
雲が空を覆ってきた。
思いつきで行動する私にはきつい一言。
2011年03月27日 11:20撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 11:20
思いつきで行動する私にはきつい一言。
整備の手が入っているが、ここでの作業は大変だろう。
2011年03月27日 11:36撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 11:36
整備の手が入っているが、ここでの作業は大変だろう。
低い笹藪が現れる。
2011年03月27日 11:46撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 11:46
低い笹藪が現れる。
雪が結構深くなった。
2011年03月27日 11:54撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 11:54
雪が結構深くなった。
林の中の御林山。
2011年03月27日 12:06撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 12:06
林の中の御林山。
一旦、奥多摩周遊道路に出る。
2011年03月27日 12:19撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 12:19
一旦、奥多摩周遊道路に出る。
え、ここを登るの・・・?
2011年03月27日 12:21撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 12:21
え、ここを登るの・・・?
人が1人か2人しか通っていないようだが。
2011年03月27日 12:30撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 12:30
人が1人か2人しか通っていないようだが。
戸沢峰?ネットでいろいろ見たところでは違うようである。
2011年03月27日 12:42撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 12:42
戸沢峰?ネットでいろいろ見たところでは違うようである。
くるぶしの辺りまで雪がある。伊豆が岳の時よりはましだが、何しろ長距離なので。
2011年03月27日 13:01撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 13:01
くるぶしの辺りまで雪がある。伊豆が岳の時よりはましだが、何しろ長距離なので。
鞘口峠まで来ればあと少し。
2011年03月27日 13:29撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 13:29
鞘口峠まで来ればあと少し。
遠く、奥多摩湖を望む。
2011年03月27日 13:43撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 13:43
遠く、奥多摩湖を望む。
鞘口峠からは足跡が増えて歩きやすくなる。
2011年03月27日 13:50撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 13:50
鞘口峠からは足跡が増えて歩きやすくなる。
見晴小屋発見。
2011年03月27日 13:56撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 13:56
見晴小屋発見。
見晴小屋からの眺め。う〜む。
2011年03月27日 13:57撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 13:57
見晴小屋からの眺め。う〜む。
ついに三頭山の一端に到達。
2011年03月27日 14:15撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 14:15
ついに三頭山の一端に到達。
東峰からの眺め。むむむ・・・。
2011年03月27日 14:17撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 14:17
東峰からの眺め。むむむ・・・。
中央峰を経て、
2011年03月27日 14:20撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 14:20
中央峰を経て、
三頭山(西峰)をついに踏破した。
2011年03月27日 14:24撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 14:24
三頭山(西峰)をついに踏破した。
三頭山からの眺め。
2011年03月27日 14:36撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 14:36
三頭山からの眺め。
避難小屋手前で合宿か何かの小学生集団とすれ違う。そんなに私の姿が珍しいかね?
2011年03月27日 14:36撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 14:36
避難小屋手前で合宿か何かの小学生集団とすれ違う。そんなに私の姿が珍しいかね?
消化試合じみてきたが大沢山通過。
2011年03月27日 14:40撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 14:40
消化試合じみてきたが大沢山通過。
クメケタワ
2011年03月27日 14:59撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 14:59
クメケタワ
槙寄山山頂。以前笹尾根を歩いた時はここまで。これでルート軌跡が連結された。
2011年03月27日 15:13撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 15:13
槙寄山山頂。以前笹尾根を歩いた時はここまで。これでルート軌跡が連結された。
槙寄山頂から南方。
2011年03月27日 15:14撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 15:14
槙寄山頂から南方。
西原峠から数馬へ下る。
2011年03月27日 15:15撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 15:15
西原峠から数馬へ下る。
雪が減ってきたと思ったら
2011年03月27日 15:25撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 15:25
雪が減ってきたと思ったら
また深い積雪。
2011年03月27日 15:26撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 15:26
また深い積雪。
どの木?
2011年03月27日 15:30撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 15:30
どの木?
階段が出てきたからには里は近い。
2011年03月27日 15:31撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 15:31
階段が出てきたからには里は近い。
里が見えてきた。
2011年03月27日 15:42撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 15:42
里が見えてきた。
山道はここまで。
2011年03月27日 15:46撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 15:46
山道はここまで。
営業時間短縮を見越して今日は早めに上がり。
2011年03月27日 17:22撮影 by  MOND, KDDI-SN
3/27 17:22
営業時間短縮を見越して今日は早めに上がり。
撮影機器:

感想

三頭山は私にとって長らく未踏山だった。奥多摩三山で初めて頂に足跡を残したのは御前山である。最も多く(と言っても数回だが)歩いたのは大岳山である。しかし、三頭山はなかなか行くことができなかった(詳細は過去の「第二次雲取山攻略戦」、「甲武東上戦」参照)。
この度、1000m〜1000m超級の所でも歩くかとフト思い立ち、夜の帳の中へ自転車を走らせた。2月〜4月は梅・桜観賞を優先して本格的な山歩きは4月後半からと考えていたわりには結構山を歩いているが、体を休めるときは休めないとと思いつつ、また、山を歩くのだった。

武蔵五日市駅でバスに乗り換えて、まずは払沢の滝を目指す。滝見行で時間の余裕がなくなるのではないかと危惧されたが、滝の豊富な檜原村の代表的な滝を見ねばと予定に押し込んだのだ。バスを降りて谷あいに入っていくと寒さが増す。せいぜい犬が吠える程度で人の活動がまだ生じていない中を奥まで行くと、かなり立派で大きな滝が現れた。季節的に水量が少なくてショボかったらどうしようと思っていたが、堂々たる滝に不安は打ち消された。落差も結構ある。この出会いを一人で独占できたことに大いに満足した。
カウンタがあり、私は今年に入って9078番目だったが、私の後に来た3人組みはカウンタを押していなかったようだ。目立たないのでやむを得ないか。

道を戻って関東ふれあいの道を歩く。暫くは殆ど民家沿いの九十九折になった道をジグザグ。時坂峠から尾根に乗り、峠の茶屋辺りから本格的な山道になる。峠の茶屋前からは大岳山や御前山が眼の前近く悠然と聳えている。
落ち葉の大量に積もった尾根伝いの道を歩いていくと間もなく雪が所々に現れるが、まだ笑止といったレベルである。
そのうち休憩所のある開けた場所がに到達するが、どうみても頂という感じではないので、浅間嶺への道を探してウロウロする。浅間神社方面の先まで行ってしまったが、一旦休憩所に戻って食事休憩。その後、道を見つけて浅間嶺に至る。下の方の休憩所からの眺めもよいのだが嶺からは南の山々から富士山までも見ることができ、なお素晴らしい。
よくよく見ると先に道が続いており、その先に小高い頂があったので進んでみるとこの先松生山と書いてある。ちょっと行ってすぐ戻ってくるつもりが、松生山だと思ったのは入沢山でさらに先に頂があり、そこかと思えどまた違い、4〜5のピークを越えて「もう面倒だからこの辺りのピークを松生山ということにしよう」と思い始めたところで急に笹山になり、そこを登ると松生山だった。
苦労してきただけあって、ここからの眺めもまた格別だ。松生山まで足を伸ばす物好きも他に無く、静かな木立の前で遠く気高き富士の山を眺める。

浅間尾根休憩所にとってかえして浅間尾根に復帰。
気温も上がってきて清々しい尾根歩き。雪が融けると、こういう所は泥濘と化してしまうものだが、そういうこともなく、いつものごとくスタスタと歩く。
浅間尾根登山口からの道と合流する地点までは、いつものごとくスタスタと歩く。
その先からが雪が増えて少々大変な山行になる。と言っても、まだ5〜10cm程の積雪、御林山周辺を除き、まだ大丈夫。御林山は、殆どの人がパスするらしく、踏み跡は僅かで道はほぼ雪に隠れている。この辺りから積雪がくるぶしあたりまでになる。
奥多摩周遊道路に出て風張峠方面に向かおうとしたところで本日の一番の難所と言ってもよい急な登り。画像でもわかるように歩いて登るというより、よじ登る感じである。もしかしたら他にも道があったのかもしれないが、道標が「ここを登れ」と指し示すのでやむを得ない。こんな所を他に誰か通っているのかと思いつつ登ったが、案の定、尾根に出てみると、足跡が2、3しかなかった。道は見えず、真っ白な雪の上を足跡を辿りながらズボズボ歩く。
歩きにくく時間もかかる。またしても三頭山直前で断念ということになるのかという思いが頭を掠める。未踏山は深冬山だったというわけだ。時間的にも微妙だ。とりあえず鞘口峠まで進むことにする。
風張峠から三頭山へ至る稜線に出て、なお雪深く道白し。日の光にも陰りがみえてきたか。
それでも遊び心が無くなるほど余裕が無くなっていたわけではない。途中、細い杉並木に雪が積もっているのを見て、雪が木立から舞い落ちるところをカメラに収めようと木を叩いたり揺すったりしたら粉雪ではなく、固くなった雪の塊が私の顔面に落下。悪いことはできないものだ。
これに懲りて鞘口峠へ下る。さて、いざ峠に降り来てみると、今まで歩いてきた道の数十倍はあろうかという足跡で、その先が歩きやすくなっていた。これを見て三頭山登頂を即断。そして三頭山に登るということは十中八九当初予定どおり槇寄山経由で数馬へ降りることを意味した。
山頂から降りてくる人を見送って最後のひと踏ん張りとガシガシ登る。そして展望小屋を経て、遂に三頭山の三つの頂に到達。感慨も深し。曇がちだったのが難点だが、それでも灰色の空の下、ある程度は平地を見渡すことができた。晴れた時にはもっと素晴らしい光景を得られるだろうと期待も高まる。
山頂を辞して暫くは人もまだいる。笹尾根方面へ下ると避難小屋前で十名程度の小学生を中心とする集団と遭遇。
それ以降は人影も耐えてただひたすら歩くことに専念。左足が痛くなるも何とか当初予定通り数馬の湯へ到達した。数馬の湯は食事処は既に閉まっていたが温泉には約一時間入ることができた。案の定通常より早い時間で受付終了となっているため当面の間は要注意だろう。

〜おしまい〜

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