上野原から倉岳山へ
- GPS
- 07:38
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,668m
- 下り
- 1,553m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 7:38
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路)JR中央線「鳥沢」駅から |
コース状況/ 危険箇所等 |
1000m未満の低山といえども北面には積雪あります。 念のために軽アイゼンを携行することをお勧めします。 御前山は上り下りとも急坂です。 矢平山から丸ツヅク山へのくだりも急降下で要注意です。 |
その他周辺情報 | 鳥沢駅はリニューアルされていました。 猿橋方向に100mくらい行くとコンビニがあります。 |
写真
感想
新年登り初めは景色の良いところと思っていたのですが、あいにくの寒波。1000mを越えると確実に雪がありそう。そこで低山でまだ登っていないところという選択条件から、中央沿線の倉岳山をチョイス。
線路を挟んでの「権現岳」「扇山」「百蔵山」は2-3回歩いているので、これらの山を眺めながらのトレッキングも楽しそうと考えました。
倉岳山へのアプローチはJR中央線「梁川」駅からが一般的ですが、距離不足を考えると「上野原」駅からプチ縦走が良さそう。上野原駅は様々な山へのバスの起点となっていますが、8:30の一斉発までバスがほとんどなく、膣もスタートは遅め。その点、上野原駅からの徒歩スタートはいつでも好きな時間に出発できるので、長めの距離を歩く際にはメリット大。
市街地スタートのコースでは往々にして、市街地で迷いがちですが、最初の目標「御前山」へはわかりやすい道筋でまず迷うことはなさそう。桂川にかかる橋を越えて、標識に従いすぐに右に曲がれば道なりに登山口に着きます。途中右前方に権現岳、その手前の電波塔が聳える雨降山などを望むことができ、午後から天気が崩れる前に倉岳山に着かないかな?
ここからの登山道は急傾斜。後で考えると、この日一番の急登でした。急登の後は急な下りが多いのですが、ここはそれほどでもなく、次は高柄山へ。いったん稜線に出ると冬の太陽とはいえ暖かく、意外と給水が必要でした。ただし、日陰の北面には雪が残り、高柄山手前には登山道にもわずかな雪。
高柄山からは、元来た道を振り返って「御前山」方向を望むことができ、南面からは丹沢方面が見えました。一番はっきりと同定できたのは「大室山」でした。ここまでの道はかなりアップダウンがあり、足も使いましたので、まだ1/3程度であることを地図で確認すると、今日はばてそうな気が.....。
念のため持ってきたチェーンスパイクでしたが、新大地峠の登山口入り口はツボ足状態になっており、このあとスパイクをつけたり外したり、とコース状況に合わせて歩くこととになりました。チェーンスパイクは着脱が容易なので、こういう時には便利です。
矢平山までは特別な長い急登はありませんでした。矢平山は大地峠側からは比較的なだらかな登山道ですが、丸ツヅク山へは急降下。両側にトラロープがあり整備は行き届いていますが、かなり慎重な通過を要求されました。丸ツヅク山頂は雪に覆われており、トレースを見失いかけました。地図を確認すれば、迷うことはありませんが急角度で方向が変わるため要注意です。ただし、ピンクテープはしっかりと貼られているので、これを頼りに下りました。
寺下峠〜立野峠はコースタイムが長く心配でしたが、割合と起伏に乏しく、また積雪も深いところで10cm程度と、アイゼンなくとも歩くことができました。
立野峠からはいよいよ本日のメインイベント倉岳山への登りです。北面からのアプローチなので、再びアイゼンかと思われましたが、山頂手前の急登部は南にトラバースしてからの登りということもあり、積雪なし。倉岳山へは、予定時刻よりは30分以上早い登頂となりました。
昭文社の地図によれば南面からの眺めが良いとのことでしたが、いやいや北面も見通しが良く、「権現岳」「扇山」「百蔵山」の眺めは申し分ありませんでした。ここは大月市の定める「富嶽十二景」の第9番目ですが、あいにくの雲で富士山のすそ野のみ確認できました。どうも「富嶽十二景」との相性は良くないようで、「扇山」でも3回目で初めて富士山を見ることができたくらいです。
「倉岳山」前後は歩く人も多いようで、足跡というよりははっきりとしたトレースになっていました。この日は穴路峠まで下り、高畑山へは積雪も多そうだったのでここから下山することにしました。北面の下山でしたので、ツボ足状況の左へ切れた登山道を下ることになり、ここでこの日最後のスパイク装着となりました。メインコースは高畑山へ登り返すコースのようで、こちらであればしっかりとしたトレースになっていたかもしれません。
鳥沢駅までのコースは途中沢沿いとなり、渡渉を繰り返し、苔むした岩と凍てつく氷とで、一番歩きにくさを感じました。途中の小篠貯水池の青みがかった池は見事でした。鳥沢駅舎が新しくなっていたのも驚きでした。
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線路を挟んだ「用竹」〜「権現岳」コースよりもアップダウンが多いものの、常に稜線を歩き、左に丹沢山系、右に雨降山〜権現岳を眺められるコースは、少なくとも葉の落ちた冬の時期に歩くにはもってこいのコースだと思いました。
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