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Yamareco

記録ID: 105814
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積雪期ピークハント/縦走
白山

経ヶ岳(白山展望の山で・・滑落)

2011年04月14日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:59
距離
11.7km
登り
1,343m
下り
1,328m

コースタイム

奥越高原青少年自然の家駐車場5:23―5:36登山口―6:19法恩寺林道出合―7:29保月山頂上―8:04牛岩―8:40杓子岳頂上―8:59中岳頂上―9:12切窓のコル―10:02経ヶ岳頂上10:35―10:59切窓のコル―11:28杓子岳頂上―11:42崖トラバース滑落地点―12:33牛岩―12:50保月山頂上―13:48法恩寺林道出合―14:22奥越高原青少年自然の家駐車場
行動時間8時間59分 歩行距離12.3km 累積標高差1527m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
法恩寺林道はまだ除雪されておらず、車では上の登山口まで上がって行けません
奥越高原青少年自然の家の駐車場に車を置かせてもらいました
六呂師高原スキー場からも登れます
コース状況/
危険箇所等
登り
・登山口から稜線出合までは、所々に雪がある程度です
・三角山付近の稜線から頂上近くの切窓コルまでは雪たっぷりでした
・保月山の先、牛岩手前の急登部でアイゼン装着
・登りの時間帯ではまだ雪がしっかりしていて、難所の牛岩付近もアイゼンを着けていれば歩行に問題はありませんでした
・切窓コルから頂上までは、日当たりが良いのか、ほとんど雪のない泥道でした

下り
・登り始めの頃からわずか数時間で雪解けはずいぶん進み、日当たりの良い部分では地面の露出もありました・・登りと下りでは別の山と考えた方が良いかもしれません
・頂上〜切窓コル〜中岳〜杓子岳〜 の稜線は、少々ズボ雪ながらツボ足でOKでした
・牛岩等の岩稜帯をトラバースするあたりは、稜線から急坂を下る付近で木階段が露出していましたが、急斜面をトラバースする辺りは危険な香りプンプンで、アイゼン・ピッケルを使用すべき状況と思います(恥ずかしながらここで滑落を体験してしまいました。普段は臆病な位、早めに滑り止めを着ける方なのですが、イヤな感じがしたのにこの時は魔が差したというか、「ここは何とかツボ足で抜けて、トラバース後にズボ雪対策でワカンかな・・」という甘い考えが命取りでした。アイゼンを着けていればドッシリ構えられ、ユル雪をしつこい位に足場を固めて進んだでしょうが、「ツボ足の不安感」が「早く通過したいという焦り」へと悪循環し、軟雪の足場が崩れて“アッ”と思った時はすでに手遅れでした)
2011年04月14日 05:26撮影 by  DSLR-A100, SONY
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2011年04月14日 05:36撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2011年04月14日 05:59撮影 by  DSLR-A100, SONY
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2011年04月14日 06:17撮影 by  DSLR-A100, SONY
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2011年04月14日 09:38撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2011年04月14日 10:04撮影 by  DSLR-A100, SONY
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2011年04月14日 10:05撮影 by  DSLR-A100, SONY
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2011年04月14日 10:07撮影 by  DSLR-A100, SONY
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2011年04月14日 10:07撮影 by  DSLR-A100, SONY
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2011年04月14日 11:30撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2011年04月14日 11:51撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2011年04月14日 12:01撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2011年04月14日 14:17撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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感想

今日は全国的にドピーカンで、白山展望の経ヶ岳に登りました。予報通りの晴天下で白山や荒島岳の大展望を楽しみ、気分良く下山している途中で事故は起きました。
牛岩手前の岩稜帯をトラバースする急斜面での滑落です。足場の軟雪が崩れてアッと思った時にはもう手遅れで、ツボ足+ストックでは止めるすべもなく、GPSデータによれば29mの落下となりました。幸い、雪が緩かったおかげか、お尻を木にぶつけて止まることができました。(春スキーの上級者バーンでコケた感じです)我に返りアイゼンを着けて、飛ばされたストックや帽子を捜索し、ズボ雪のラッセルで谷から何とか脱出できました。
お尻が痛いやら情けないやらで、超スロー下山とはなりましたが、次第に、ほぼ無傷でこんな貴重な体験ができたことを喜ぶ気持ちにもなりました。
最大の反省点は、牛岩周辺の岩稜帯には、登りの際にもイヤな感じがした危険なトラバース部があると分かっていたにもかかわらず、雪解けで木階段(梯子かも)が露出しているのと、「トラバース後にズボ雪対策でワカンかなぁ・・」という心理から、横着心が起きて安全対策を怠ってしまったことです。ですから、今回は不可避な事故ではなく、「イヤな感じがしたら安全対策を徹底する」ことで防げた事故でしたし、「メンドウだから・・が登山では文字通り命取りにつながる」ということを改めて肝に銘じました。
今後は今回の教訓を生かして、“滑落初体験が最後の滑落体験に”なるようにしたいと思います。

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